木製鞄
和装木製籠

ホームセンターの材料で作るロッキングチェア 合板で作るロッキングチェア始めました

工房の椅子 1 艶赤
工房の椅子 2 墨黒
サイドテーブル その他




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ロッキングチェアの作り方T
作り方 U
作り方 弧台
作り方 シート T
作り方 シート U
作り方 ラタン
作り方 塗装 カシュー
モデリング
工程概略


ロッキングチェア 使い方
簡単な歴史
ロッキングチェア 構造
選び方
参考書籍
雑記(仮)

 

木工房 むく庵
鞄の部












シートの形状

rok'nchair
どんな椅子であっても、その座り心地は重要だと思われますが、ロッキングチェアはあまり作業性を求めず座ることを目的としています。
その座り心地にとって先に書いたポジションとも相まってシートの形状と素材は重要な要素になります。
椅子としてその形状の代表的な物を考えると、背もたれの無いスツールやダイニングチェア・事務用椅子・ソファー・リクライニングチェア、若干椅子として畑違いですが車のシートなども考えられます。


それぞれの椅子の背もたれと座面の形状を思い浮かべると特徴があります。主に作業椅子は、座面が高く背もたれが座面に対し垂直に近く比較的高くありません。事務用椅子(パソコンチェアなど)や車のシートは、人間工学を取り入れたものが多く、背中やお尻に負担が掛からないよう曲面が構成されています。ソファーやリクライニングチェアはクッションで構成されているものが多く座面は低くなっています。
素材は種類も多く思いつくまま並べてみます。
木製(合板も含む)・金属(アルミや鉄などフレームに多く使われます)・布・革(合成皮革も含む)・プラスチック・ラタン・竹・紙などいろいろな物があります。
 ここでの問題はロッキングチェアのパーツを選択する際、何を基準にするか、つまりどんな用途の設定にするかということです。作り方Uでも書きましたが背もたれが座面に対し垂直に近づくに従い作業性は高くなります。頭を凭れかける必要が無くなり背喪凭れ自体の高さも必要なくなります。また、体を屈曲させる為、腰や背中に負担を掛け内臓を圧迫しリラックスしづらくなります。逆に背もたれが後ろに倒れるに従い頭を受ける必要がある為、背もたれは高くなります。
 私見ではありますがロッキングチェアの場合、休むことも目的の一つですがリラックスできることが重要だと考えています。



ロッキングチェアの条件

仮想として考えるのは最長2時間程度の転寝、これが出来る条件を考えて見ます。
これ以上休むならベッドやソファーで寝たほうが好いし、短時間なら普通の椅子でも休めます。しかしながらこのような条件を考えるとリクライニングチェアやソファーでも良いわけですが、ロッキングチェアの存在理由としての特殊性や趣味性を考慮したうえで多少の作業性を残しリラックスし疲れないロッキングチェアを考えます。ただし当工房は木工房ですので木材の加工以外では使える技術は限られています。皮の加工や布の縫製・金属の加工はもとよりプラスチックの加工などは、専門の技術や知識が必要となりますので一部のパーツ(購入し加工できる物)を除き木材の加工が中心になります。たとえばラタンのシートを採用し作る際、ラタンの手編みから始めラタンシートに決めるまで、その耐久性や特徴を調べる為1年以上の時間を要しました。(ラタン関しては別の項で改めて


シートの形状と素材


          ウィンザータイプ   

前置きが長くなりましたが以上を踏まえ背凭れと座面の形状を考えます。背凭れの曲面は大きく分けるとS字型で三次曲面的に湾曲した形、二次曲面的に湾曲した形、平面形、また形状はスポークもしくはスピンドルといったウィンザーチェアのように細い棒状の木を放射状に並べたものや、曲面の断面を削り出したものを平行や放射状に並べたもの、或いは平板を並べたものというように色々な方法があります。


背凭れ艶赤

それぞれ特徴がありますが、用途によっては向かないものもあります。背凭れの角度が深くなるとそれだけ圧力が掛かるので、ウィンザーチェアのようなスポークを使うと体に食い込み、その本数によっては不快になる場合もあります。平面の場合も食い込みはありませんが硬く感じやはり快適とはいえないでしょう。つまり背凭れの角度に応じて圧力を分散する形状を作り上げることが大切です。 

 

また、体の曲面に添うように作られた背凭れでも体型が合わないと窮屈を感じる事があります。同じ姿勢で長時間過ごすことは体に負担が掛かるので、体勢を変えたりすると体に合わせた曲面が逆に枷となり窮屈を感じることになります。先に椅子として車のシートを挙げたのは、判りやす例としてですが実際想像してみるとシートは運転をする為の物です。運転には相応しいのですがシートを倒して休んでみるとその曲面の為、長時間は難しいことがわかります。(レジャー用のフラットシートは別ですが)

 少々大雑把な考え方ですが腰の部分で受け背中を包み肩を支える形が良いと考えています。腰の部分は座面とのつながりがありポジションが決まる部分ですし、背中の部分は心地よさを作り出す部分、肩(肩甲骨)の部分は形状によっては窮屈になります。


長々と書きました。それを満たしているかどうかは分かりませんが当工房の現在二つのロッキングチェアは、それぞれ違う方法で背凭れを形成しています。背中を薄い板で受けることによって背中の曲面に合わせます。ラタンシートはその広いシートの弾力性で背中全体を受けています。いろいろな人に感触を聞きましたがどちらが方が良いとは言いがたく、人それぞれ好みがあるようです。私個人としては意外と薄板で構成された背凭れの方が柔らかく感じました。

背凭れ 墨黒










ベニヤでロッキングチェアへ