木製鞄

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ロッキングチェアの作り方
ベニヤでロッキングチェア
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工房の椅子 1 艶赤

工房の椅子 2 墨黒

サイドテーブル その他






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ロッキングチェアの作り方T

作り方 U

作り方 弧台

作り方 シート T

作り方 シート U

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ロッキングチェア 使い方

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ロッキングチェア 構造

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参考書籍

雑記(仮)

木工房 むく庵
鞄の部


















ホームセンターで購入出来る材料でロッキングチェアは作れるのか?

     
 
 昨今ロッキングチェアを自作したいと考える方が多いようです。
検索ワードを解析しても”DIY・自作”などでこられる方が多いように思います。当サイトのページ ロッキングチェアの作り方 は当工房の考え方や指針ですので、ガックリされる方も多いと思います。道具や加工については 工程概略に書かれていますが、実際に作るとなるとなかなか難しいでしょう。
 そこで一つの実験として日曜大工でロッキングチェアは作れるのか?と言うシュミレーションをしてみました。かなり限定的な条件下で作る(シュミレーションなので実際には作っていません)のはやはり難しかったです。
 先ずは比較的経験の多い木工を趣味とする人を想定してみました。

幾つかの電動工具を持っている。
 電動丸ノコ ジグソー 電動カンナ 電動ドリル(インパクトドライバーなどビットも含 める)

手工具を多少使える
 かんな(替え刃式でもよし) ノミ(幅によって数種類) 手鋸(替え刃式でもよし横  引きと八寸目ぐらい)

工作の場を確保できること工作台(一畳分ぐらいがベストですが90cm×90cmぐら いあればよし)があること

他の治具 固定冶具がある事
 クランプや万力 差し金 スコヤ定規(60cmくらい) 木螺子や釘



このような設定で進めていきます。

 デザインから進めます。ロッキングチェアは普通の椅子と多少違います。
椅子に掛かるベクトルが変化していく為、ホームセンターの松や檜などの材料ではそこそこ大きくないと加重を支えることは難しいでしょう。そこで安定した強度を持つ合板を主に置くことにしてデザインを考えます。
            
椅子の脚に当たる側の部分や背凭れを合板にし、座面は集成材アームレスト座受け桟を松や檜などの規格木材、弧台は2×4材、貫きは丸棒でまとめました。穴は軽量化とデザインです。
普通の椅子とあまり変わらない大きさは小振りなサイズで、知り合いに見せたところ見た目が重過ぎるとのことです。さらに煮詰めます。
            
背凭れのデザインを少し弄り軽くしてみます。だいぶ良くはなったと思いますが、側の部分が重いようで12mmの合板一枚では強度的に疑問があリ、補強用やデザイン的に面白いかもと思って合板で脚を付けてみましたが、背凭れのデザインとは趣が違うようです。
もう一煮たちして見ます。
 ベニヤロッキングチェア3-1 ベニヤロッキングチェア3-2
 ベニヤロッキングチェア3-3 ベニヤロッキングチェア3-4
 だいぶデザインとしてまとまりが出てきたようです。変更点としては、補強で入れた脚の部分を取り外し代わりに側の12mm合板を9mm変更さらに二枚重ねにしました。12mm二枚重ねでもいいのですが、弧台が38mmで後にホゾ穴を開けると強度が不足ぎみになりますので、強度的に問題なさそうな9mm二枚重ねに変更しています。

大きさがわかりにくいので、以前作った人型を座らせて見ます。
人型の大きさは身長170cm想定です。

少し小振りですがバランスは良いようです。背凭れが少し低く感じますが強度を考えると、このあたりが良さそうです。
デザインと設計はほぼ同時に行ないます。CGを作るにはCADのデータが必要ですのでおおよそノ図面を作り、変更はCG編集で行い最後に図面を修正します。
ベニヤでロッキングチェア 図面

次は加工の前に材料の木取りをします。
 合板の木取りの配置  背凭れの木取り
 
 弧台の木取り

 側板の木取り 座受け

 集成材の木取り アームレストの墨付け

 側板は9mm厚のシナ合板かラワン合板を使います。半分で済めばよかったのですが半分を少し超えてしまいました。と言うことで一枚使います。背凭れは12mm厚の側と同じ種類のシナ合板かラワン合板を使います。これは多分2分の一合板も売っていると思います。
弧台は2×4材、寸法を見ると38mm×89mm幅が1mm程度足りませんので、あまり影響が無い寸法なので図面の方を2mm減らしました。
 座面を受ける枠は24mm×30mmのサイズがありましたので1800mmぐらいのが一本
座面になる集成材は910mm×18mm×250mmがありましたのでこれも一枚、450mmまでのサイズが有りましたが少し足らないので、長さの方を半分にして剥ぎ合わせます。
アームレストにする材は35mm×50mmを予定してましたが、丁度いい材料が無いので24mm×45mmもしくは、24mm×60mmを使います。厚みが少し足りませんが慎重に加工すれば大丈夫かも知れないと、思います。
 側板などは18mmか15mmランバーコア合板が手に入るのなら3×6の板半分で済みますね。ラワン合板を購入する場合気を付ける事は似たものにコンパネがありますが、これは名前の通りコンクリートパネルでコンクリートなどの型枠に使われる物でサイズが違いますから注意が必要です。
 

次は部材の粗取りです。
側板は配置図にあるよう合板の隅に置き、その四辺を基準に使いここから寸法を追います。
必要な寸法より5mmから10mmぐらい余分に丸ノコギリ切り出します。
  



側板の木取り

4枚切り出したら基準になる面を合わせ二枚ずつ接着剤で圧着します。
ここで必要な道具は、クランプと端材そして木工ボンド、クランプは10個から20個ほど必要ですが、ホームセンターにあるFクランプで1500円前後するものを20個も揃えるのは、なかなか難しいですね。百均でも売ってる場合が多いので数を手に入れてもそれほどの負担は無いでしょう。ただし、百均のクオリティですから経験では10個に一個はすぐ壊れます。
ホームセンター Fクランプ百均 Fクランプ
 ボンドを接着面に塗って重ねるのですが、ボンドは塗布量が少ないと後々剥がれる恐れがありますのでヘラを使って十分塗ります。二枚重ねてからクランプで圧着するのですが、いきなり強く締めるとボンドのせいでずれますから軽くクランプで閉めて水分が吸収されるのを待ちます。
数分置いてから基準になる面を正確に合わせ、当て木を当ててクランプで強く締めます。
この際ボンドがはみ出ますからブラシやウェスできれいに取り除きます。またFクランプですが開口量を確かめて当て木を選ばないとFクランプがかまない事もありますので注意します。
合板の中央の部分にも圧力を掛けたいので図の様に当て木を選びクランプで締めます。
両端にもクランプをかけますが、百均のクランプは小さいので10cmから15cmぐらいの間隔で締めていきます。隙間が開いてないか確認して乾燥させます。



次は座面を接ぎます

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