◇三端子レギュレータの説明 電源回路において必要とする電圧を取り出すときに、三端子レギュレータを用いると便利です。規定された出力電圧が出力されるように制限されます。 (高い入力電圧からそれより低い出力電圧を取り出すことはできますが、低い入力電圧からそれより高い出力電圧を取り出すことはできません。) |
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1[A]タイプの形状のひとつです。電流容量などの違いによって違う形状のものがあります。 端子は、7805の場合 左から入力、GND、出力です。 |
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表面の表示が特性を表しています。 左の画像:7805の場合 78・・・正電圧(負電圧は79) 電流容量・・・1[A] (78L05は5[V]、100[mA]です。) 05・・・出力電圧が5[V] (12:12[V]、15:15[V]) |
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三端子レギュレータを使った電源回路 |
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◇電源回路の簡単な説明 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ブロック図で表すと |
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それぞれの働きは 変圧回路:変圧器の相互誘導を利用して,交流の電圧を変える回路 整流回路:交流の電圧・電流を直流に変換する回路 平滑回路:整流回路の出力する脈流を直流に近い状態に平滑する回路 |
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◇三端子レギュレータの動作 |
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実際に下記の回路に電圧を加えたときの各部分の電圧を測ってみました。各部分の電圧を測ることで働きがわかります。変圧回路の部分は除いて、入力電圧には動きがわかるように直流電圧を加えます。 |
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*入力電圧には動きがわかるように直流電圧を加えます。整流回路があるので、入力電圧の極性を逆(反対)にしても動作は同じです。 *三端子レギュレータの近くにコンデンサは0.1[μF]ぐらいのものを取り付ける必要があります。 (三端子レギュレータの発振対策用です。) |
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電圧@の説明 入力電圧が増加するにつれて同じように増加しています。 電圧は約1.4[V]低くなっています。 これは整流回路の順方向電圧が加わっているダイオード2本分の電圧降下によるものです。 出力電圧の説明 電圧@より出力電圧は約1.4[V]低くなっています。これは三端子レギュレータの出力部の回路でトランジスタのベース・エミッタ間電圧2つ分の電圧降下によるものです。 (トランジスタのベース・エミッタ間電圧を0.7[V]とすると0.7+0.7=1.4[V]になります。)
三端子レギュレータの入力(ここでは電圧@)に 出力電圧+電圧降下分(5.0+1.4=6.4[V])以上の電圧が入力されても出力電圧は5[V]になります。 (三端子レギュレータの本来の働きです。5[V]を超えることはありません。壊れなければ・・・) 電圧降下が1.4[V]より小さい低ドロップタイプのものもあります。 |