PIC動作確認用ボード

 PICの動きを理解するとき、動作を確認できるボードがあると便利です。ハードウェアとソフトウェアの切り分けが容易になります。入力としてスイッチ、出力としてLEDが実装されたボードで十分に役立ちます。(特殊な部品もなく、部品代もあまりかからないので趣味の範囲で楽しめます。)
 PICは雑誌などでよく取り上げられている16F84を使います。特性や仕様はマイクロチップテクノロジ−ジャパンのホームページで確認できます。


PICのRAポートを入力に、RBポートを出力に設定しました。
入力に押しボタンスイッチ、出力にLEDをつけて完成の予定でしたが、出来上がってみるとセンサ、モータ、スピーカもつなぎたくなりました。そこで入力、出力のコネクタ、さらに定電圧になるように三端子レギュレータ(7805)もつけました。


動作確認用ボード回路図



PIC16F84Aの特徴

・フラッシュタイプのプログラムメモリを搭載した8ビットマイクロコンピュータ
・RISC(Reduced Instruction Set Computer)型CPU
・最大動作クロック 20MHz
・プログラムメモリ: 1024ワード(1命令14ビット幅×1024語)
・RAM 68バイト
・EEPROM 64バイト
・I/O端子 13本
・I/O端子
 吸い込み(シンク)電流
25[mA]
・I/O端子
 吐き出し(ソース)電流
25[mA]
・出力ポート
 吸い込み(シンク)電流
80[mA]
・出力ポート
 吐き出し(ソース)電流
50[mA]
・動作電圧範囲 2.0〜5.5[V]


ピン配置
端子 入出力 内容
OSC1/CLKIN 入力 発振子接続端子/外部クロック入力端子
OSC2/CKOUT 出力 振子接続端子/クロック出力
MCLR 入力/(電源) リセット入力端子/書き込み電圧端子
Lowレベルでリセット
RA0〜RA4/TOCKI 入出力 ポートA
入/出力のいずれかに設定できる端子

RA4:
TMR0のクロック入力端子として機能もある。
RB0/INT
RB1〜RB7
入出力 ポートB
入/出力のいずれかに設定できる端子

RB0/INT:
外部からの割り込み信号端子にも選択可能
Vss 電源 GND端子(−)
DD 電源 電源端子(+)



next