呼出信号



選択信号を受けた電話局の交換機は呼出動作を行います。
規格にあった呼出信号を送出します。
呼出信号の条件は赤い太字のところです。

(直流回路の電気的条件等)
第十三条  直流回路を閉じているときのアナログ電話端末の直流回路の電気的条件は、次のとおりでなければならない。
 直流回路の直流抵抗値は、二〇ミリアンペア以上一二〇ミリアンペア以下の電流で測定した値で五〇オーム以上三〇〇オーム以下であること。ただし、直流回路の直流抵抗値と電気通信事業者の交換設備からアナログ電話端末までの線路の直流抵抗値の和が五〇オーム以上一、七〇〇オーム以下の場合にあつては、この限りでない。
 ダイヤルパルスによる選択信号送出時における直流回路の静電容量は、三マイクロフアラド以下であること。
 直流回路を開いているときのアナログ電話端末の直流回路の電気的条件は、次のとおりでなければならない。
 直流回路の直流抵抗値は、一メガオーム以上であること。
 直流回路と大地の間の絶縁抵抗は、直流二〇〇ボルト以上の一の電圧で測定した値で一メガオーム以上であること。
三  呼出信号受信時における直流回路の静電容量は、三マイクロフアラド以下であり、インピーダンスは、七五ボルト、一六ヘルツの交流に対して二キロオーム以上であること。
 アナログ電話端末は、電気通信回線に対して直流の電圧を加えるものであってならない。

第十三条 2 三の呼出信号受信時における直流回路の静電容量3μFは電話局の呼出動作に障害を与えることを防止するための規定です。75V、16Hzの交流は電話局からの呼出信号の規格値です。

呼出信号の波形です。
この信号が電話局から家の電話機にやってきます。
信号波形を拡大すると左のようになります。

周期T:64[ms]
周波数f=1/T=1/63×10−3≒15.9[Hz]になりました。
規格の16[Hz]とほぼ一致します。

規格の75[V]は実効値(rms)表示なので、オシロスコープによるp−p値では75×2√2≒211[Vp−p]になります。(左の画像)

この呼出信号を元にベル(着信信号)を鳴らします。
最近の着信信号は電話機内の回路でいろいろなメロディーを作り出しています。