前半「完全ボ…」、後半「完全燃焼(^^;)
2004年9月3日 沼津

今回は休暇が取れましたので、平日釣行です(^^)。
今年はまだ一匹も釣れてない平ソーダを釣りたいので、場所は、湘南U磯か西湘O磯が候補。事前情報確認のため、リンク先のうらしま様のHP見たら「波が這い上がってくる」、こいる様のHP見たら「高いウネリ」…、ダメだ、こりゃ。
波予報を見ると、日本の南は台風18号でウネリ。でも、駿河湾側は何とかなりそう。出撃決定です。

日の出前に現地に到着しました。ここは7月・8月にカタクチイワシが簡単かつ沢山釣れたので、今回もボーズはないはずです。

■前半状況:「完全ボーズ、オヤヂに敗北」
早速、サビキ仕掛けを投入します。すぐにイワシが釣れる…はず…、…あれ??、…釣れません。
ならばアジ狙いにタナを深くします。でも…、釣れません。なんでやねん
海面を見ると、潮が川の流れのような速さで流れています。これでは、コマセがどんどん流されてしまいます。なんかイヤな予感。

ふと左隣を見ると、さっきからおじさんがずーっと仕掛けを作っていますが、何か四苦八苦しています。その後、このおじさん、私の所へ来て、「初めてサビキ釣りやるんだけど、サビキに上下ってあるの?。」と聞いてきました。結び目を見て、こっちが上だと思います、と教えると戻って行きました。
しばらくすると、また、おじさんが、「この糸と赤い玉は何?。」と聞いてきました。
necoたん、心の中で『はぁ??』とつぶやいてしまいましたが、それはウキ止めで、止めないとタナが取れません、と教えてあげました。(おじさん、予習が足りなすぎ、ちょっと心配になってきた…。)
そして、この左隣のおじさんやっと準備が出来、第一投目、真正面へ投げた!…と思ったら、仕掛けは私の前を通り過ぎて、更に右の人の海域に着水。スゲー迷惑(T_T)。

私はその後、1時間経っても、2時間経っても、一匹も釣れません。遠くには鳥山がありますので魚は居るみたいです。(写真の黒点がナブラに集まる鳥達)



その時、左隣の素人おじさんに魚がヒット。30cm位のサバを釣り上げました。私は何故か敗北感に襲われました
さらにおじさん、そのサバを私の所に持って来て、「この魚、食べれるの?。」だって。温厚なnecoたんですが、『あ゛ぁ〜ふざけんなぁぁ、ボーズの俺に対する嫌がらせかぁ(-_-メ)。』と心の中で叫んでおりました。それ、サバですから食べれますよ、スーパーで売ってますよね、と一応親切に教えてあげました。(サバなら聞かなくても判ると思いますが??。)

開始から3時間(am8:00)、ボーズっす。沼津まで来て…敗北感いっぱい。気分転換におにぎりで朝食。


■後半状況:「完全燃焼、沼津の海の幸に感謝」
日が高くなってきたので、日焼け止めを塗るため手の平でのばしていると、背後で「ガガガガッ!」と竿を引きずる音。見ると、私の竿が海に向かって引きずられています。あ゛ぁ、こんな時にヒットしやがった。日焼け止めでヌルヌルのままの手で、竿を引っ張り、仕掛けを巻き始めます。
ここは水深があるためか、ソーダが真下へ潜るような強烈な引きをします。ワカシ・イナダみたいにグーっと潜ります。サビキのハリスは太目な物を選んだので安心。
水面に見えたソーダは緑っぽい色…もしかして…、釣り上げると念願の
平ソーダガツオでした。今年初です。


ソーダに追われたカタクチイワシが、怯えるように小さく高密度の塊(イワシボール)になって足元を通過。サビキを入れると釣れました。


その後、順調に釣れ続けます。しかも、念願の『平』ソーダが4連続。次に掛かったのは、マサバ。その次は、丸ソーダガツオ


丸ソーダはピリ辛炒め用に一匹キープし、以降は全てリリースとなりました。

余裕が出たので、ジグを投げてみました。すると、ジグを追いかけるソーダの姿が堤防の上から見えます!。2-3匹のソーダが追いかけてきてはジグに体当たりしているみたいですが、何故か針掛かりしません。なかなか掛からなかった中、やっとヒット!。平ソーダでした、面白い



私の小さなクーラーBOXは満タンに。これ以降は全てリリース、なんかもったいない。
コマセがどっさり残っていましたので、今度はカゴ釣りに変更です。カゴ釣りの方がサビキより遠くのポイントに飛ぶためか、毎回のようにソーダが来ます。竿のしなりと引きを楽しみます。
釣れたソーダは傷つけないよう、地面には置かず、宙ぶらりんで針を外してリリース。元気に泳いで帰ります。
コマセが無くなり納竿。ソーダの強烈な引きを十分満喫できました。駿河湾の豊かな海に感謝です。


釣果の内、丸ソーダとマサバはピーマンのピリ辛炒め、平ソーダは半分が醤油漬け、残り半分が紹興酒漬けになりました。写真は紹興酒漬け、美味しかったです

 

今回の釣果 
平ソーダガツオ33-37cm 7匹(キープ5、リリース2)
丸ソーダガツオ36-39cm 9匹(キープ1、リリース8)
マサバ30cm    1匹
カタクチイワシ   4匹

余談:丸ソーダの内臓を取ろうとしたら、写真の緑矢印の所に白い糸状の寄生虫がどっさり。有名な『アニサキスちゃん』です。青物持ち帰るときは、釣ったらすぐに内臓とりましょう(^^)。







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