手術の説明
手 術 の 名 称 : 完全型心内膜症欠損症に対する心内修復術(two patch法)
手術の必要性 : 完全心内膜床欠損症による肺高血圧流性心不全の為の体重増加不良の為
手 術 内 容 : 人工心肺を用いた、体外循環下、two patch法による根治術
今回、二通り手術法が提案されました。
一つは、「妨息術」というもので、動脈開存により、肺への血液の流れが多くなり負担が大きくなっているのを、肺動脈を紐でしばり、流れを少なくする拘束術というもので、体重増加を図る為の簡単な手術です。
二つ目は、「根治術」というもので、完全に完全型心内膜症欠損症を直す本格的な手術で、けして簡単な手術ではないそうです。
今回は、体重も3・5キロ台にいったし、「妨息術」をしても、ただ時間つぶしになるだけなので、状態の良い今、一気に根治手術を行うことになりました。
手術の予定時間は4時間でそのうち人工心肺を用いる時間は90分でした。人工心肺を用いる安全な時間は120分なので安全圏だそうです。
術中の貧血や人工心肺への輸血の為に「輸血同意書」にサインをしました。
術後の合併症として、
・ 心不全、低心拍出症候群
・ 不整脈、ブロック(ペースメーカーが必要)
・ 出血
・ 感染
・ 麻酔による悪性高熱
・ 肺高血圧発作
・ その他
があげられました。