心内膜床欠損症

動脈管開存症


 心内膜床欠損症とは、ダウン症児に多く見られる先天性心疾患です。自然治癒する事は無く、必ず手術が必要です。
 右心房左・心房、右心室・左心室の間の
壁に穴が開いているのと、弁が左右で一個の共通の弁になっています。その為に、下図右の様に、きれいな血が右房、右室に入り込んでいき、全身に行くきれいな血が不足になる為、心臓ががんばってしまい、心不全が起こります。。また、肺に行く血が多くなる為、負担がかかり肺高血圧肺うっ血陥没呼吸が、起こります。他にも、哺乳力が弱かったり、発育が遅かったりします。完全型と不完全型があります。和花は完全型でした。 

 動脈管開存症は、赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいる時は、肺動脈と大動脈がつながっています。また、肺血管の抵抗が高い為に肺に血液は行かず、胎盤からへその緒を通してきれいな血をもらい、動脈を通して、へその緒へ行き、汚れた血を胎盤へ戻します。そして生まれた瞬間から肺呼吸を始めます。すると生後何日かで肺動脈と大動脈がつながっている血管は閉じます。しかしそれが開いたままなのが動脈管開存です。


 下の図は私たちに説明して下さったA先生の絵を真似させて頂きました。文章の説明は、私の少ない知識で説明していますので間違った所がありましたらご指摘して下さい。