今宮神社であぶり餅を♪
(ブログ「京を歩こう♪」より)
平成18年3月19日
お知り合いと今宮神社のあぶり餅のお話が出て、
急に食べたくなって19日に行ってみました。
どうも今宮神社に参拝にと言うよりあぶり餅を食べに行くと
言う感じですね。 だめですね(*^_^*)
いつも主人の車で連れて行ってもらっているのですが、
今回は四条烏丸から46番の市バスに乗っていきます。
![](aburimochi/20060320_000558953.JPG)
バス停が上写真の楼門のすぐ前ですね。 これは便利。
いつも駐車場から参拝のため、こちらの楼門から入るの初めてです。
なかなか立派な楼門ですね。
![](aburimochi/20060320_000952421.JPG)
こちらが拝所と廻廊、そして拝所の奥が本殿になります。
いつも何気なくお参りしていた今宮神社ですが、
こちらの由緒書きを読むと、
『大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、
奇稲田姫命(きいなだひめのみこと)の三柱を祀る神社で
正暦5年(994)に船岡山に創建されたと言われ、
疫病の神としての信仰が厚い。
一条天皇は疫病鎮めのために御霊会を修められ、
のち長保3年(1001)に大流行した疫病を鎮めるために
この三柱を現地に勧請された。
本殿は、明治35年(1902)の再建で、その西にある疫神社は、
本社が鎮座される以前からあったと言われ、
素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る。
今宮の名は、この古い疫神社に対し、新しい宮を意味する名称である。
4月第2日曜、当社で行う「安良居祭(やすらい祭)」は
桜の開花の頃に行う病鎮めの祭事であり、
京都三大奇祭の一つとして知られている』とのことでした。
ちなみに京都三大奇祭は、
「今宮のやすらい祭」と「太秦の牛祭(広隆寺)」「鞍馬の火祭り(由岐神社)」
だそうですよ。
上写真の本殿左(西)に少し屋根が見えているのが
疫神社の本殿になります。
![](aburimochi/20060320_001020250.JPG)
こちらが本殿西に鎮座されている疫神社の拝所と本殿です。
梅がきれいに咲いていました。
![](aburimochi/20060319_235459703.jpg)
しかし、1000年以上も前の創建ですか。 たいしたものですね。
「やすらい祭」も名前だけは聞いているんですが、
奇祭りとのこと、どんな祭りなんでしょうね。
一度見に行きたくなりますね。
でもこの本殿、何だか以前と感じが違います。
近くにおられた宮司さんに聞いてみますと
雨漏りがひどくて去年改修されたそうです。
以前は檜皮葺だったのですが、今度は銅板になっているようです。
![](aburimochi/imamiya.JPG)
一昨年の6月の本殿です。
写真を見ると檜皮葺のほうが良かったのにと勝手な事を思ってしまいました。
費用がだいぶん違うのでしょうね。
あぶり餅の事も聞いてみますとこちらも
1000年前からあったようですよと言われます。
へ〜〜って又びっくり。
他にも末社が色々あるようです。
ゆっくり見ると立派な神社でした(*^_^*)
![](aburimochi/20060320_000122171.JPG)
さて気持ち良くゆっくり参拝もしましたので
それでは、お待ちかね「あぶり餅」を食することにします(^_^)v
![](aburimochi/20060320_000714031.JPG)
上写真中央が今宮神社の東門です。
東門を出て振り返った参道をパチリです。
参道両側に2件のあぶり餅の茶店があります。
左側(南)が「かざりや」さんです。 右側(北)が「一文字屋(一和)」さんです。
![](aburimochi/20060320_001126531.JPG)
こちら南側の「本家かざりや」とのれんに書かれている「かざりや」さんです。
![](aburimochi/20060320_001153796.JPG)
こちらが北側の「元祖いち和」とのれんに書かれている
「一和」もしくは「一文字屋」さんです。
本家に元祖ですか(^_^)
私はこの一和さんのお店でばかり入っていますね。
今日も東門を出るとかざりやさんの呼び込みの声が掛かるのですが、
やはり今日も一和さんへ入ってしまいました。
お店の奥には座敷もあり、寒くないようにしてあります。
結構たくさんのお客さんです。
今宮神社の境内よりこちらのお客さんの方が多いような気がします。
やはり皆さんもお目当てはあぶり餅のようですね(^_^)
あぶり餅は餅を親指大にちぎってきな粉を付け竹串にさして
炭であぶったものに秘伝の白味噌のタレをかけてあるものです。
![](aburimochi/20060323_171206703.JPG)
店の前であぶっておられます。
きな粉のお餅の香ばしい匂いがしてきます(^_^)v
![](aburimochi/20060323_170926125.JPG)
そして出来上がりがこちらです。
一和さんのあぶり餅です。 1皿500円です。
やはり一和さんは長保5年(1003)創業だそうです。
びっくりですね。
疫除けにお供えしたのがはじまりだと伝えられているそうです。
一口食べると京都らしい小粋なお餅の感触と上品な甘さの白味噌が
なかなか結構ですよ。
隣の席で関東方面の方が、
「これ一口目はへ〜って感じで、2口、3口食べてると病みつきになるね♪
向かいもハシゴしちょうおうか♪」ですって。
なるほどと私もあぶり餅のハシゴとなりました(^_^)v
これぐらいなら2皿ペロリといけそうですものね(*^_^*)
![](aburimochi/20060323_171626640.JPG)
こちらがかざりやさんのあぶり餅です。 同じく500円です。
こちらの方がお餅の大きさが揃っていて気持ち大きい感じですね。
味は白みその甘さがこちらの方が少し甘いような。
しかし、こちらもたくさんのお客さんが入っておられますね。
どちらも人気があるんですね。
![](aburimochi/20060320_002135968.JPG)
こうしてすぐ食べ比べると微妙な違いが分かりますが、
日を変えて食べ比べると同じ味のように思うでしょうね
私の両方食べた感想は・・・・・・・・・・・やっぱり・・・・でした(*^_^*)
これもきっとそれぞれの好みがあるでしょうね。
ぜひ両店をご賞味なさってお好きなお店を決めて下さい。
これも又楽しいですよ(^_^)v
そうそう、5人ほどのグループが3皿だけ頼んでおられましたから、
グループで入って人数分より少なめに頼んで両方のお店のを
食べるのも良いでしょうね(^_^)v
帰りは今宮神社の南に隣接している大徳寺の境内を
ゆっくり散策しながら帰りました。
ご馳走様でした(^-^)/~