10月11日
夜行バスの疲れからか9時前から12時までぐっすり寝ました。 でもその後が寝れません。
窓際に寝ていましたので時折そっと立ち上がり窓の景色をそっと見ます。 暗い尾瀬ヶ原に至仏山がうっすらと見えています。
静かです。 動物の鳴き声がします。
キーンというような鳴き声でした。 後でJUNさんにお聞きしたら「鹿でしょう」とのことでした。
淋しげな声で尾瀬ヶ原中に響き渡るようでした。 夜の尾瀬ヶ原なんだ。 この時間だけは尾瀬ヶ原は動物たち専用なんだな〜。
尾瀬ヶ原の闇の中に小さな光がぽつんぽつんと見えます。 あれは何でしょう?
寝れないまま横になっているとごそごそと物音がします。 もう出て行かれる方があるようです。
私も寝れないのでそーと下りていきました。 外はまだ真っ暗でした。 雨が降っていたのでしょうか。 木道が濡れています。
一人、二人とカメラを担いだ方達が降りてこられました。 リュウセンさん、amaneさん、shinさんも出かける用意をして降りてこられました。
まだ出発まで時間があったようで土間で少しお話しをされた後、リュウセンさん、amaneさんはそのまま写真撮影しながら鳩待ちへ下山、
JUNさん、shinさんは撮影後、戻ってこられるとのことで出かけて行かれました。
私は同室の方との朝の散歩にと部屋に戻りましたが、ひとりの方が起きられるのが遅くなられて 「先に行って下さい」とのことでした。
こちらも早く出かけたい気もありましたし、お二人だけの方がかえって良いかなと思い、先に行かせてもらうことにしました。
5時30分です。
外は薄暗く朝日がまだ出ていないようでした。 今日は素敵な日の出はちょっと無理な気がします。
それなら下の大堀川の定番あたりまでと至仏山の方に足を進めました。
時折、日の出はまだかなと燧ヶ岳のほうを振り返りながら、段々明るくなってきた木道を歩いていきます。
カーブした高架の木道を過ぎてどんどん歩いて行くとJUNさんやshinさんに出会いました。
もう少し行くとリュウセンさん達が写真撮ってるよとのことでした。
左の写真の至仏山に向いて歩いていきます。 大分明るくなってきました。
朝焼けや日の出は今日はダメなようですが、尾瀬の朝は静かで気持ちがいいです。
尾瀬はやはり一泊しないと本当の尾瀬の良さを感じられないと思います。 ぜひ尾瀬で泊まって朝夕の尾瀬を味わって下さいね(^_^)v
左は振り返って見た燧ヶ岳です。 うっすらと少し朝焼けしているようです。
右はリュウセンさんやamaneさん達が三脚を並べて写真を撮られていた下の大堀川近くの池塘です。
この池塘は浮島がポッカリ浮いていてお昼なら結構人が通る場所ですが、さすがに朝は静かでいいですね。
山の麓の朝靄がなんとも素敵です。 朝の尾瀬らしい風景です。 そろそろ 小屋の朝食の時間も迫ってきましたので
お二人にお別れを言って帰ることにします。
左はすっかり明るくなった龍宮十字路です。 奥が燧ヶ岳、その麓の黒い建物が龍宮小屋ですね。
途中で又ご一緒になったshinさんとJUNさんと朝食となりました。 歩いた後の朝食は美味しいですね。
3人で楽しくお喋りしながら頂きました。
右の写真は朝食後の210号室から撮りました。 リュウセンさんの写真を思い出してちょっと真似してみました(*^_^*)
なるほどいい構図ですね。
同室の方とお別れを言って玄関に下りていきました。
JUNさん、shinさん、小屋主の萩原さんがお喋りされていましたので私も美味しいコーヒを頂きながら談笑。
いつもこちらの珈琲は美味しいですね。 楽しみの珈琲です。
ゆっくりしていたらもう7時50分。 萩原さんに来年も宜しくお願いしますとお別れを言って出発です。
私はヨッピ橋から東電小屋方面へ行くので竜宮十字路でJUNさん、shinさんともお別れです。 お世話になりました。
又尾瀬でお逢いしたいです。
帰宅後お聞きしたのですが、アクアさんもこの日、早朝から尾瀬に入られて私がいるかと龍宮小屋に寄って下さったそうです。
すでにもう出発した後だったので申し訳ないこととなりました。 アクアさんとも一度ぜひお逢いしたいです。
皆さんとの出逢いや楽しい語らいは、尾瀬へ行くもう一つの楽しみになっているように思います。 嬉しいことです(^_^)v
左の写真が竜宮十字路からヨッピ橋への木道です。 右は振り返って見た竜宮小屋です。
正面に景鶴山を見ながら歩いていきます。
歩いていく左には、裾にまだ朝靄が掛かった至仏山が見えます。 左の写真です。 右手には燧ヶ岳。 右の写真ですね。
今日はヨッピ橋から東電小屋、温泉小屋、燧裏林道から御池へ下山後、新潟の浦佐から帰る予定です。
はなさんも早朝に御池からこちらへ向いて歩いておられるはずです。
早足のはなさんのことですから東電小屋あたりで待っていてくださってるかもと思うと一人歩きも又楽しくなってきます。
少し曇り空ですが、人も少なく草紅葉の木道を一人歩いていきます。
昨晩の談笑の中で、東電小屋あたりはクマが出るので女性一人歩きはあぶないよと言われました。
でも今回の尾瀬行きの楽しみの一つでもある「はなさんとの出逢い」のためにもコース変更は出来ません。
まあ大丈夫でしょうと勝手に決め込んでどんどん歩いていきます。
左手に大きな池塘が見えてきます。 広々とした朝の尾瀬ヶ原の爽快感がたまりませんね。
この竜宮からヨッピ橋間の尾瀬ヶ原を横切る道のことをMeaさんが「風を感じる道」と言ってましたっけ、実に納得しますね。
さわやかな朝の風を感じながら一面の草紅葉が胸に染みてきます。
ヨッピ橋への案内板が見えてきました。 右に行くとヨッピ吊り橋になります。
7月の集中豪雨の翌日にこの橋からのぞき込んで見たきつい流れがうそのようです。
渡りきった左手にあるベンチの床も今日はしっかり見えています。
あの時は川の水嵩がベンチの床まで来ていましたからね。
8時30分ヨッピ橋を渡って進んでいきます。
橋を渡ったところの景色です。
さあ、ヨッピ橋あたりからはクマさんが気になってきます。 今年もクマの被害情報のあったあたりですからね。
朝によく出没するとか。 大丈夫かな。 鈴をカランコロン鳴らしながら東電小屋目指して進みます。
ヨシッポリ田代に入っていきます。 左の写真の正面の山は燧ヶ岳です。
右はヨシッポリ田代から振り返って見た至仏山です。
クマさんとご対面しませんようにと思いながらもこんな気持ちの良い素晴らしい草紅葉の中を歩いているんですよ。
何だか気にならなくなってきました。 思っていたより人とも時折すれ違いますしね。 やれやれ良かった(*^_^*)
クマ除けの鐘が出てきましたよ。 「熊と出会わないために、人が通ることを知らせてあげましょう。
カナヅチをたたいてください。」って書いてありますよ。 優しい言葉ですね。
それでは私もカナヅチをたたいておきましょう(^_^)
さあ、見えてきました。 燧が岳をバックに東電小屋ですよ。 メルヘンチックな小屋ですね。
あの煙突がまた素敵です。 東電小屋あたりから群馬県から新潟県に変わりますよ。
はなさん、小屋のベンチに座って待っていてくれてるかもしれませんよ。 曇り空から青い空が見えてきました。
良いお天気になってくれるのかな。東電小屋8時50分到着です。
高台にある東電小屋からの景色です。 眼下にヨシッポリ田代がひろがり、その奥に至仏山が青空をバックに勇姿を見せてくれます。
素晴らしい秋景色、そしてお天気も良くなって最高です。 先ほど歩いてきた木道も見えていますね。
でもはなさんはまだのようです。 この先の赤田代分岐あたりで出会うのかな。
少し、食堂前のベンチで休憩です。 いつも必ずこのベンチで休憩しています。 私のお気に入りの定番スポットのひとつです。
のんびり見ているといつまでも座っていたい気がします。
はなさん来ないかなと待ってもいましたが、あまりゆっくりしていてもと腰を上げました。
その割にはゆっくりし過ぎましたが(^^ゞ それではヨッコイショ!
9時30分東電小屋から樹林帯の中に入っていきます。
わぁ、なんと、素晴らしい黄葉でしょう!
こんな素晴らしい黄葉をここで見れるなんて思ってもいませんでした。
本当はこの山沿いの樹林の道、あまり好きじゃないんです。
道も狭く木々が覆い被さって行き交う人も少なく何やら熊が出そうで一人の時は大急ぎで通り過ぎる道なんです。
でも今日は黄金色に輝く黄葉の樹林帯に変わっているではありませんか! ここもブナやミズナラの樹林だったんですね。
忘れていました(^^ゞ ここの黄葉が今回の黄葉の中で一番美しい黄葉でした(^_^)v
秋の尾瀬のこのブナやミズナラの多い樹林帯の黄葉は見逃せませんね。 素晴らしいです! ただただ感激でした。
美しい黄葉の樹林帯を下っていくと今度は湿原に出ます。 いつもならいろんな花が咲いているのですが、
今日は何も咲いていませんね。 でもこの素晴らしい黄葉が、それを補ってくれているようです。
湿原から東電尾瀬橋を渡ります。 この橋の真ん中で新潟県から福島県に変わるそうですよ。
今日は朝のうちに三県も歩いたことになるわけですね(^_^)v
東電尾瀬橋をわたって拠水林を歩いていきます。 すると下田代の湿原の北側に出て来ることになります。
右の写真の木道の先が下田代の湿原になります。 青空をバックに燧ヶ岳がすっきりと見えてきましたね。
左の写真が下田代の湿原になります。 歩いている前方遙か右手に下田代の小屋群が見えています。 右の写真ですね。
今回は見晴(下田代十字路)に行きませんでした。 弥四朗小屋での定番のコーヒータイムも出来ませんでしたね。
次回を楽しみにしましょう(^_^)
左の写真が振り返った至仏山です。 右は赤田代見晴の分岐点のベンチです。
分岐点のベンチに10時着です。 少しこちらで休憩です。
しかし、はなさんと逢いません。 ここでも逢えないなんて、はなさんにしたら遅すぎます。 一寸気になり出します。
実ははなさんは早朝から尾瀬に来られていました。 私のコースの連絡不足で申し訳ないことになってしまっていました(*^_^*)
はなさんは6時18分御池を出発。 8時35分に見晴に着かれて私が来るのを待ってくださっていました。
いつまでたっても私が来ないので見晴経由じゃなく東電小屋経由かもと思って
赤田代分岐に戻られて赤田代の湿原の看板前ベンチで待っていてくださいました。
その内に前夜の睡眠不足でベンチでうとうととされてしまい、てっきり寝ている間に私に追い越されたと思われて
10時に大あわてで出発。 三条の滝経由で御池1時15分着。
又御池でも2時まで私をまだかまだかと待っていてくださったようでした。
そうとは気が付かず、おかしいな、来られなかったのかなと思い掛けているわけです(*^_^*)
少し休憩した後、赤田代の湿原から温泉小屋方面に進みます。
何も知らずに赤田代を通り過ぎましたが、10分ほど前まではなさんが待っていてくださったわけです。
龍宮小屋、東電小屋をもう少し早く出ていれば良かったんですね(*^_^*) 大失敗でした。
はなさん、本当にごめんなさい<(_
_)>
青空に白樺がきれいですね。
赤田代の湿原を過ぎると見えてきましたよ。 温泉小屋です。 左の写真です。
はなさんいるかな? (もう行かれた後なんですけど・・・)
写真は温泉小屋横の坂道から振り返った景色です。 遙か奥に至仏山が見えています。
至仏山、尾瀬ヶ原ともそろそろお別れですね。
ここからの景色も素晴らしいですね。 尾瀬はどこからも溜息の黄葉を見せてくれます。
少し行くと元湯山荘近くの尾瀬ヶ原無料休憩所があります。 10時25分ここでまた少しお休みです。
やっぱりはなさんいませんね。 ここにいないという事はきっとお仕事忙しくてこられなくなったんでしょうね。
(勝手に決めつけてしまいました。 ご免なさい、はなさん)
この休憩所でちょっと失敗をしてしまいました(^^ゞ
私が失礼をしてしまった方に謝っていましたらその方が「お千賀さんですか?」と仰いました。
突然のことで「え! はなさんですか?」と言い返す私。 でも内心、写真のはなさんの横顔とずいぶん違うな〜と思いながら。
「いえいえ、違います。 いつもホームページ見せてもらってますよ。」とのこと。
こちらもびっくり、道理で顔が違うはずです。 私のザックにぶら下げてあるプーさんを見て声を掛けて下さったようでした。
てばまるさんやアクアさんも良くご存じだとのことです。 嬉しいやら恥ずかしいやら(*^_^*)
奥様とご一緒に御池から来られたようでこれから尾瀬ヶ原の方に行かれた後、また御池に引っ返される予定だそうです。
お二人とも優しそうな方でヤナギさんと仰っていたと思います。 間違っていたらご免なさいね。
お二人と少し話をした後、お別れして私は御池へ。 ヤナギさんご夫妻は尾瀬ヶ原の方に行かれました。
左の写真の木道が段吉新道、燧裏林道、御池への道となります。
道標に書かれている三条の滝への道は、一昨年の夏に行ってますので、今日はこの初めてのコース、段吉新道から燧裏林道、
御池へと進みます。 右の写真の道になります。
10時40分出発です。 尾瀬ヶ原ともこれでお別れですね。 来年また会いに来ますからね。 待っててくださいね(^-^)/~
このコースは中内さんのお気に入りのコース、そして先週、sizukuさんがお友達と楽しく歩かれたコースです。
私も前からこの燧裏林道の道を歩きたいと楽しみにしていました。 でも恐がりの私です。 内心は一寸不安です。
クマさんと出逢いませんように・・・・・。
でも歩いていくとそんなに多くではないですが、前や後ろに人が歩いているので安心です。 良かった(*^_^*)
ツタがからまった立派な木。 丸太の橋も渡っていきます。
落ちないように滑らないように脚をしっかり地面につけて歩いていきます。 何人かの人が追い越していきます。
どうぞ、どうぞ先行って下さいませ(*^_^*)
木道の両脇に落ち葉が絨毯のように敷き詰められた道を歩いていきます。 すごい落ち葉ですね。
落ち葉の絨毯はふかふかです。 気持ちいいですね。
苔なども生えていて何やら京都のお庭のような景色もあります。
黄葉の木々の間から見える青空、木漏れ日、ゆっくりのんびりします。 良いお天気です。
今までの樹林帯とまた感じが違ってこちらは趣がありますね。 道も割と平坦で歩きやすいです。
11時30分段吉新道三条の滝分岐の道標にやってきましたよ。 ここからも三条の滝へ行けるようになっているわけです。
三条の滝へは急な下りだとか。 私はその道を左に見てそのままここから始まる燧裏林道へと入っていきます。
燧裏林道の静かなブナ林の道が続きます。 こちらは今ひとつ黄葉が遅い感じで今までより緑の色を多く感じます。
緩やかな登りが続きます。 燧裏林道に入ってくると急に誰ともすれ違いません。
後ろからも誰も追い越していってくれません。 一寸心細くなってきます。
何となく気持ちが良くないな。 クマさん出ないかなと不安な気持ちが溢れてきた時・・・・・。
ガサガサと草むらから音がしました。 「きゃ〜!」 恐いと思ってたのでもうダメですね。
一気に走り出してしまいました。 後を振り返らずに先を歩いていた人を求めて大急ぎでした。
行けども行けども先を歩いていた人に辿り着きません。 先を歩いていた人たちは遙か遠くを歩いておられるのでしょう。
疲れてきて仕方なくゆっくり歩き出しました。 そうだ歌でも歌おう。 でも何やら元気がありません。
それならばと父がよく歌っていた軍歌でもと歌いながら歩きだしました。
軍歌は元気がありますが、しかし、山道のアップダウンには一寸しんどいですね。
ドキドキしながら歩くので景色も見えているような見えないようなでした(*^_^*)
今回の尾瀬行きで一番心細い時でした。
実は、はなさんもこのコースで草むら中の黒い四つ足やもの凄い勢いで林の中を遠ざかって行く黒い影を見たとか。
それがクマだったのか、はっきりは分からないそうですが。
でも、中内さんのとぼとぼ日誌によると尾瀬ヶ原無料休憩所のおじさんが「燧裏林道でクマをみたことがない、
クマだと言う通報で行って足跡を見てもクマでない動物だった」とのこと。
私のガサガサは可愛い動物だったのかな? 今となっては分かりません(*^_^*)
どきどきしながら歩いていると真上に橋が見えてきました。 あ、きっと 裏燧橋だわ! 大急ぎで上にかけ上がります。
12時25分裏燧橋(シボ沢大橋)到着です。 急に開けた景色に出てきてホッとしました。
橋の対岸には休憩している人も見られます。
やれやれやっと落ち着いてきました。 左の写真が上に見えきた裏燧橋です。 右が橋の対岸の黄葉です。
きれいです。 一寸落ち着いて見渡すときれいな黄葉が橋の回りを巡っています。
左が上がって来て見えた裏燧橋です。 右は橋の上からの景色です。
この下がシボ沢になるのかな。 今は水が全然ありません。 以前はこの橋はもっと下にあったそうですが、
よく流されたために今の位置に付け替えされたそうですよ。
橋の上から平ヶ岳が見えるそうですが、どれかな? 奥の霞んだのかな?
一寸おなかも空いてきたのでここらでお昼とすることにしました。
橋の手前のベンチに腰を下ろして竜宮小屋のお弁当を開けます。 定番のお弁当のようですね。
パリキューも付いてますよ(^_^)
回りの黄葉を見ながらおにぎりをほおばります。
なるほど皆さん仰ってたように美味しい!と思いながらゆっくり食べていると私が歩いて来た道から人がちらほら上がってこられます。
何だこんなに人が上がってくるなんて。 さっきまで誰とも会わなかったのがうそみたいです。
どうなってるのでしょうか。 時間の都合で人が多くなったのでしょうか。
お弁当を食べておなかが一杯になったし、人も結構見かけるようになりました。 急に恐くなくなりました(*^_^*)
ゆっくりして疲れもとれました。 それでは、そろそろ出発としましょう。 12時55分です。
あら、30分もゆっくりしてました。
バスが御池発3時20分ですから私の脚でどれくらい掛かるか分からないので急がなくっちゃ!
1時15分天神田代の道標に出てきました。 ここから渋沢小屋に行けるようですね。
渋沢小屋の方はもっと人が少ないようですし、道ももっとさみしいようですから私一人では絶対に行かないでしょうね。
いえ、行けないでしょうねでした(*^_^*)
裏燧橋から急にグループで歩いておられる方達とご一緒になります。 安心です(*^_^*)
初めて見る燧裏林道の田代の出現です。
こちらは「西田代」です。 一面の草紅葉と樹林の黄葉が美しいですね。 傾斜田代になっていますね。
尾瀬ヶ原の田代とまったく感じが違います。
また少し行くと今度は「横田代」です。 こちらも少し山側から傾斜しています。
先ほどの西田代はこぢんまりしていましたが、こちらは広いです。 回りの木々の黄葉もこちらの方が色鮮やかです。
山々と木々と草紅葉とのコントラストがとても美しいです。
途中、一人歩きで恐い思いをしたけど(一人勝手に恐がってただけみたいですけど)来て良かったと感じる一時でした。
上の写真の右から左に緩やかに傾斜してるの分かりますか。 湿原の回り360度が黄葉した山に囲まれています。
ただ回りの山々が少し雲がかかっていて見えにくいのが残念ですね。 でも素敵なところです。
ここは四季を通じて今が一番美しい景色じゃないのかな。
こちらで先の尾瀬ヶ原の無料休憩所でお逢いしたヤナギさんご夫妻とまたご一緒になりました。
尾瀬ヶ原まで行かれてまた戻ってこられたようです。 早いですね。 追いつかれてしまいました(*^_^*)
ご一緒の記念にと写真を撮らせていただきました。
HPの日誌には載せませんからと写真をお願いしたところお二人とも写真載せてもいいですよとのことでした。
何度もお聞きしても良いですとのことでしたのでお二人の写真貼らせてもらいました。
横田代からご一緒に歩きます。
お二人は尾瀬の山などあちらこちらと行かれているようで軽い足取りでどんどん歩いて行かれます。
アップダウンの道を滑らないように慎重に歩いている私には汗・汗(^^ゞ 付いていくのが必死です。
でもお二人は私に合わせてゆっくり歩いてくださっているような感じです(^^ゞ
ノメリ田代を通り過ぎ、上田代に着きました。 燧裏林度の湿原の中では一番広々としています。
上田代の写真を撮り出しました。 曇り気味で日も差していません。
時間もないのでパチリパチリと写真を撮っていましたら、ヤナギさんが「あちらの日が差している方を撮られたらどうですか?」と
言ってくださいました。 きっと日を気にせずに撮っている私が気になってしまわれたのでしょうね。
お千賀さんの写真は無茶苦茶写真だと思われたことでしょうね。 一寸恥ずかしいですね(^^ゞ
疲れましたのでここで少し休憩します。 ヤナギさんご夫妻には先に行っていただくこととなりました。
ヤナギさん、お世話になりました。 また尾瀬でお逢いしたら声掛けさせてくださいね。 ありがとうございました<(__)>
左の写真のベンチで少し休憩していましたら、白い帽子のご年配の方が話しかけて来られました。
昨日は御池に泊まられたそうです。 奥様が脚が悪いので御池で待っておられ、ご自分だけ御池からここまで登ってこられたそうです。
奥様が待っているだろうからそろそろ帰りますとのことでした。
今度はこのご年配の方と少しご一緒に下っていきました。
お歳は70才半ばぐらいのようにお見受けします。 上田代からは、下りになります。
と言うことはこの下りを上がってこられたわけですね。 いつも山を歩いておられるそうで慣れているとのこと。
お元気で感心しました。
ここからの御池までの黄葉がまた素晴らしく緑のキャンバスに金色や赤の絵の具を散りばめたような黄葉が続きます。
燧裏林道の黄葉は素晴らしいと聞いていましたが、なるほどと納得でした。
姫田代です。 ゆっくりしたいのですが、バスの時間が気になります。
初めてのコースなので私の脚でどれくらい掛かるか検討がつかないので気がせいてきます。
姫田代を振り返った景色です。 黄葉がきれいですね。 でも、もう行かなくっちゃ!
少し回りを見渡してすぐ又先を進みます。
姫田代からの樹林の黄葉も素晴らしいです。 いいですね。 ブナ林の黄葉は本当に素晴らしいです。
でも脚だけは急ぎ足となります。 滑らないように気をつけながら・・・。
御池田代にやって来ました。 ここまで来ると何やら車の騒音も聞こえてきます。
下界がそこまで迫ってきている感じですね(^_^) 御池まで0.5kmと道標が書かれていますからね。
左が御池の駐車場へ登る最後の階段です。 下界に到着です(*^_^*)
右は階段から振り返ったところです。 この道ともお別れです。
御池の駐車場への階段を上ると大きな駐車場が広がっていました。
このたくさんの車の中にはなさんがいないかなと思いましたが、とても分かりそうにありません。
きっといたらはなさんが声掛けてくれるだろうしなと思いながら歩いていきました。
(はなさんは1時間前に御池を発っておられます。) 遙か向こうにロッジ風の建物がありました。
「山の駅 御池」と書かれたロッジに3時に到着です。 ロッジのあたりでも、はなさんいないかなと探しました。
やっぱりいないようです。
急いで御池まで降りてきたのでバスの時間まで20分もありました。
もう一度先の御池田代あたりで良いから戻って黄葉を見たい気になりましたが、慌ただしいことになりそうなので諦めました。
やれやれ無事に御池まで帰ってきたわけです。
途中恐かったところもありましたが、素晴らしい草紅葉と木々の黄葉にすっかりそれも忘れてしまっていました。
3時20分の御池発のバスに乗り尾瀬口まで行きます。 これにて本当に尾瀬とお別れですね。
名残惜しい気がします。 来年までさようなら(^-^)/~
今回はバスが最初から満員です。 一昨年の9月の時は5人だけだったんですが。
細い山道を慣れた感じでバスが進みます。 時折ドキッとするカーブも上手に通り過ぎます。
尾瀬口4時着。 左の写真が尾瀬口の奥只見湖です。
右の写真が尾瀬口の船着き場です。 4時10分発。
前回は空いていたので船室やデッキをうろうろしながら修学旅行気分でしたが、今回はうろうろ出来そうな気配でもありませんね。
何とか船室内の椅子に座れたのでガラス越しの景色を見ていました。 雨が少し降っているようでした。
奥只見湖の黄葉も期待していたのですが、まだ早いようでした。 デッキに出て外の景色もやはり見に行きたくなります。
デッキはエンジンの音が結構きついですが、風が気持ちよいです。
だんだん日も暮れてきます。 湖の日暮れをデッキから見ていると楽しかった尾瀬の旅も終盤、何やら寂しい気持ちになってきます。
奥只見ダムに4時50分到着。 奥只見ダムを下に見ながら浦佐行きのバス停のある大きな駐車場に下りていきます。
左の広場が駐車場です。 さあ、右のバスに乗って浦佐へ向けて5時10分発。
途中から「奥只見シルバーライン」という長い長〜いトンネルに入ります。 全長22kmのうち、18kmがトンネルです。
行けども行けどもうす暗いトンネル、バスのエンジン音がうるさく響きます。 案内のアナウンスも聞きとりにくいです。
一昨年はこの長いトンネルにびっくりでしたが、今回は2回目ですから慣れたものです。
やっと長いトンネルを抜けて国道を走り、浦佐に6時30分到着。 すっかり日も暮れています。
浦佐6時50分発の上越新幹線で東京8時19分着。 そして京都の家に着いたのが11時半となりました。
長い帰り道でしたが、楽しい尾瀬行き無事終了となりました。
秋の尾瀬、草紅葉、全山黄葉、感激の連続でした。 心も体も満足感で一杯です(^_^)v
長い日誌を最後までお付き合い下さって本当にありがとうございました<(__)>