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【田舎暮らしのすすめ】

ここ数年、都会を離れて田舎で生活場所を求める方が多いようです。という、我が家も結果
として、田舎暮らしをはじめることになりました。

生活はまだ始まったばかりですので、アドバイスを頂いている方が多い状態ですが、移り住
むまで驚くことが多かったので、これからと考えている方の役に少しでも立っていただけれ
ばと思います。

1.立地条件

田舎暮らしでは、中には人里はなれた山の中や海沿いの人家のない場所などがあります。自
給自足の生活に憧れたりしますが、実際生活することを具体的にイメージした方が良いでし
ょう。

最低でも、病院、学校(子供のいる場合)、商店、役場、郵便局、銀行などの場所がどのく
らいの距離にあるか確認すべきです。

病気になった時に通院に1〜2時間も掛かるとそれだけで1日が終わってしまいます。廻りに
人家がない静かなところというところは、逆に言えば何かあっても誰もわからないというこ
とです。道沿いの家では、通りがかりの車に灯油をタンクから盗まれたということも有った
そうです。新聞が当日来ないこともままあります。(ここでも夕刊は翌日の朝刊時に配達さ
れます)

田舎暮らしの手引書には夜や違う季節も現地に行きましょうと書かれていますが、これは間
違いなくすべきです。通常見に行けるのは週末となりがちですが、週末と平日では家の前を
通る車の種類も変わります。ある場所では、週末は静かな場所だけれど、平日には家の隣を
土砂を満載したダンプがひっきりなしに通るといったことがありました。夏と冬では生活環
境が大きく変わります。ここ大曲では大きなスーパーが比較的近くにありますが、それでも
冬になると、車の雪かきや車を出すための除雪など非常に手間がかかり、つい億劫になって
しまいます。

出来ることなら、その地にアパートでも借りて住んでみることがベストです。不動産の物件
なども現地に行くと情報量は飛躍的に多くなります。


2.生活インフラ

生活インフラには、電気、水道、上下水道などがあります。電気は近くまでの工事を東京電
力などの電力会社が行ってくれますので、比較的心配はないでしょう。ガスはプロパンガス
が普通です。

問題は水道です。都会では上下水道とも普及していますが、田舎では下水道は汲み取りや自
然放水、地下浸透式が依然多く、中には(上)水道がない物件も多くあります。

下水道に関しては、今日合併浄化槽の設置に対して市町村などの自治体が導入の援助を行っ
ています。地下浸透式の場合、浄化槽を導入してもその排水を流せるところがないと、面倒
なことになるでしょう。農業廃水など土地改良区の方と相談して見るのが一つの手です。上
水道がない場合は、井戸の設置といった方法もありますが、水質の問題や飲料水として利用
する場合、水質検査を求められる場合があります。

いずれにしても水周りに手を加えることになると、予想外の資金が必要となります。我が家
の場合、融雪用に掘った井戸は1m当たり1万円強、15m程掘りました。大仙市の上水道があ
りますので、飲用には使ってませんが、出てきた地下水は鉄分が多く飲用にするなら、更に
それなりの設備が必要だったでしょう。


3.建物

土地だけ購入して建物を新たに建てる場合は別ですが、多くの場合中古物件を購入して増改
築するケースが一般的でしょう。

木造建築の場合、時間の経過とともに建物にゆがみが出るのは自然なことのようです。た
だ、基礎が大きくゆがんでいたり、シロアリ、モグラなどの影響が大きいと後々追加資金が
必要となるでしょう。我が家の場合、東京の住宅検査会社に検査を依頼して、屋根裏や床下
などの検査をしてもらいました。秋田には中古の物件を検査してくれる業者がありませんで
した。

その土地の歴史(地歴)についても、調べた方が良いと多くの田舎暮らしの手引書に書かれ
ています。ただ、実際に調べることはかなり難しく、むしろ近隣の方に聞いた方が早いでし
ょう。田舎では見知らぬ人間が来ると地元の方が出てくるものです。古くから住まれている
地元の方は多くの情報を持っています。

積雪の多い地域で物件を探す場合、以外に重要なのが屋根の形状です。我が家の場合、増築
した部分の屋根をフラットにしたため雪がたまってしまい、何度も屋根の雪下ろしを余儀な
くされてしまいました。都会では屋根の形状など余り気にしませんが、雪国ではその機能は
芸術的でさえあります。また落ちた雪をどう捨てるのかも目処がつけられるほうが良いでし
ょう。

中古の物件の場合、付いてくるのが大量のゴミです。処分には予想外に費用がかかります。
我が家の場合、2トントラックで10台分のゴミが出ました。他の物件では敷地内に廃車が
あったところもあります。


4.物価

田舎暮らしでは、物価が安く少ない収入で生活できると思われがちです。実際に生活してみ
ると、むしろ店舗間の競争の激しい都会の方が物価の安いものが多いようです。確かに野菜
や米などは自給するか、農家とルートを確保出来れば安価なものが調達できます。また田舎
でも大型ショッピングセンターが多くなっており、日用品の調達は都会とそんなに変わりま
せん。

都会と大きく違うのが、趣味に関するものや特殊なものを調達しようとすると、田舎では購
入先が限られるため、都会の何倍もの価格が平然と付いているものがあります。もしそうし
たものが必要な方は、通販など田舎でも調達できる方法を考えてから田舎に移り住むことを
お勧めします。