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営業日誌

【新米ペアレントの営業日誌】

2012年

4月30日(月)
今日の午前中は、なんとか時間を見つけて昨日撒いた肥料などを漉き込む作業を行いまし
た。というのも、撒いたままだと特に鶏糞の匂いが風に乗って建物に来てしまうため、連
休中に来られるお客様に迷惑がかかる気配があったためもあります。以前一度耕した場所
ですので、比較的楽に作業もでき、2時間ほどで終わりました。午後からは来られるお客
様の準備となりました。今晩は高校時代の同級生が東北ツーリングで立ち寄って頂き、お
客様が就寝になった後、ついつい夜更かしをしてしまいました。

4月29日(日)
大型連休が始まりましたが、前半は通常の3連休程度のお客様の状況。むしろ後半に4連
休が控えていることもあるのでしょう。そのため、空いた時間を見て畑作業。昨日は、畑
一面に石灰、鶏糞、油粕などを撒き散らしました。これで、あとは鋤きこんで畝を作れば
植え付けに移ることができます。決して私の本業は農作業ではありませんので、片手間、
空き時間を見ての作業となりますが、一方で植物などの自然は、無条件で時間が来れば成
長を始めてしまい、待ってはくれません。本当は連休前までにこの作業の次にある畝作り
を終えて、食用菊の植え替えやジャガイモの植え付けを行っておきたかったのですが、そ
こまでは、間に合いませんでした。それらの作業は連休明けとなりそうです。さて、作業
の合間に見てみたら、一昨年植えた当YHのソメイヨシノも開花となりました。でも気温
が急激に上がってしまったせいなのか、花とともに葉も一気に開き始めました。

4月28日(土)
今日からゴールデンウィークがスタート。一年のうち何度かある繁忙期入りです。とは言
え、まだ初日と言うこともあり、お客さんは多くなく、夕食の支度時にも余裕でした。こ
のため普段あまりやらない新しいメニューの開発。たらの芽は、先日から収穫が始まって
おり、今日も必要な分だけ収穫して、さっと天ぷらで頂きました。連泊の方の夕食のメイ
ンに、豚肉をばっけ味噌で炒めてみました。これは先日テレビでやっており、ばっけ味噌
ならたくさんあるし、簡単メニューなので即採用。ばっけの風味がでて、いい感じになり
ます。ついでに花が咲いたふきのとう(ばっけ)の茎を採って来て、葉を落として、煮浸
しに。きゃらぶきともきんぴらともとれる感じになりましたが、結構食べられます。僅か
なほろ苦さと、ふきのとうの風味が十分に味わえるものです。ばっけはもうなくなりまし
たが、背が伸びた花なら大量にあるので、連休中のメニューに加えるか、検討中です。こ
れらの食材は、当YHの敷地内に生えていますので、手間さえ気にしなければ、原価はほ
とんどゼロです。

4月27日(金)
今朝はお客さんにつきあって4時半に起床。ついでだから、お客さんと同時に出発して、
角館の視察に出かけました。朝7時到着。駅前は高校生で溢れていたものの、観光客はも
ちろんなし。武家屋敷通りに車で突入。どうもバスが1台到着していたようで、旧役場近
くにチラホラ人影。それでも桜がまだなので、早々に引き上げていました。その桜は、早
咲きの伝承館前の桜が数本、一部開花といったところで、メインの武家屋敷通りはまだ、
もうちょっと。檜木内川堤のソメイヨシノも、まだつぼみで、連休前半は、開花宣言待ち
と云ったところ。角館の街中では、早咲きの一部に花が見られた程度。中仙の道の駅の桜
もまだまだ。大曲に戻り、市役所前の桜は、三分〜五分咲きになっていました。明日、
4/28には、大曲IC近くの余目公園で観桜会花火があがります。

4月26日(木)
本日、秋田市の桜の満開宣言が出されました。開花から2日目と過去最速で、一部では角
館や大曲、横手でも開花が始まったようです。ここ数日、昼の最高気温が20℃前後まで上
がり一気に開花から満開へと駆け足どころか、ダッシュで進んでおり、これだけ暖かいと
満開の期間も短期間で終わってしまいそうです。角館の桜の開花宣言が明日出れば、満開
まで通常は4〜5日ですから、5月1日は早くも満開となり、連休後半の間はギリギリも
つかな?といった感じになってしまいそうです。当初は例年よりも遅そうだと見られてい
ましたが、この暖かさで山形から青森まで一気に桜の開花、満開となりそうです。

4月25日(水)
連休前に終わらせたい畑の土お越し。本日空いた時間を見計らって、作業再開。どうにか
必要な場所の一度目の土お越しが終わりました。出来るだけ早い時期に石灰、鶏糞、化成
肥料を撒き、二度目の耕しを行う必要があります。本来、石灰を撒いたら、一週間程度は
そのまま放置して土に馴染ませるのがいいようですが、毎年そこまで時間的な余裕がなく
すぐ耕してしまっています。これらの散布作業は晴れが続く風のない日に行わなくてはな
りませんので、今年も撒いてすぐに耕すことになりそうです。それでもここ何年か無事に
作物の収穫が行えていますので、そんなに間違ってはいないのだろうと考えています。さ
て作業の合間にヤブをうろうろしてみたら、ふきのとうから代わる収穫物のたらの芽が一
気に芽を出し始め、2つばかり初の収穫となりました。数が少なかったので、こっそり夕
食時に頂きました。

4月24日(火)
今日のお客様、夕方到着した際に、その車を見て驚きました。田舎のYHに不釣合いの真
っ赤な外車。それも秋田ではめったに見ることがないイタリアのフェラーリでした。過去
に他の外車はありましたが、かつて「スーパーカー」と云われたような車は初めてのこと
です。昔ではYHにこのような車が停まっているなんてありえない光景でしょう。車高が
低いので、駐車場入り口の段差で底をすらないかとか、大きいので入れるのかとか、気を
揉みましたが、大丈夫でした。聞けば、この車で三陸の被災地を巡っていたとのこと。フ
ェラーリと言えば、「赤い羽根馬」のニックネームで呼ばれる車。当YHにも「赤い跳ね
馬」があり、この時期大活躍しています。どうも燃費はいい勝負のようですが、そのパワ
ーは比べ物になりません。

4月23日(月)
先日泊られたお客様。とても元気なご婦人たちで、6kmの道のりを歩いて帰ってきたりと
最近の若者には見られなくなったパワフルな方たちでした。横手に行き、街歩きをした際
に、名物の横手焼きそばを食べようとしたそうですが、どの店が焼きそばを出しているの
か目印がなく、駅の観光案内所で聞いても場所がわからず、着いた3時頃には昼の休憩時
間で閉まっていたと、文句を言われてしまいました。目印は黄色い幟旗ですが、上旬の強
風の影響もあり、また営業時間だけ出すようにしていたのでしょうか、普通ならすぐに目
に付くのですが、見当たらなかったと。営業時間は、どうしても地元の方を相手にしてい
ると、昼下がりには閉めたほうがいい場合があります。でも観光客を相手にするのなら、
特に週末は1日中開けておいて欲しいものです。観光案内所でも、的確に食べられる店の
情報を出すことに務めて欲しいものです。

4月22日(日)
本日、空いた時間をみて、体調と耕運機が動くかどうか、さらには畑の土の状況を調べる
意味も含めて、今年初めての本格的な畑作業に着手しました。昨日までに畑に落ちた枯葉
や枯れ枝の掃除、マルチの撤去を終わらせていました。耕運機も昨年夏に草刈り機の代わ
りに畝間で使用したきりで放置してありましたので、毎年最初の時には無事にエンジンが
かかるか心配ですが、今年も一発で動き出しました。マルチが掛けてあった畝の部分は、
まだ土も軟らかく非常にスムーズでしたが、畝間とマルチが使えないネギ畝は、昨年の農
作業で踏み固められた上に、ここ一週間ほど雨が降らなかったのでカチカチで耕運機の羽
もなかなか入りませんでした。あまり時間がなかったので、4往復ほどで本日は終了とな
りましたが、体調の方は大丈夫そうで、今年も畑作業が出来ることが確認できました。出
来れば連休前には土作りに目処をつけたいところですが、時間と天気との相談となりそう
です。

4月21日(土)
3月から食卓を賑わせてくれた今年最初の山菜、ふきのとうもこの暖かさですっかりトウ
が立ち、枯れ草だらけだった場所に彩りを添えています。一方こうなってしまうと、天ぷ
らにはむかなくなるので、シーズン終了となります。本日今季最後のばっけの天ぷらをお
客様に夕食で提供しました。テレビなどでは花が開いたばっけを調理する光景が見られま
したので、試しにそんなばっけを揚げてみましたが、ばっけ独特の風味が薄く、今一でし
た。やはり美味しい時期に美味しく頂くのが一番のようです。次に収穫となる山菜は、た
らの芽ですが、まだようやく芽が出始めたところで、5月連休前後には、食べられるかな
と思っています。

4月20日(金)
本日、八幡平アスピーテラインの冬季通行止めが終わり、ようやく開通となりました。ま
だ雪の回廊で、多いところで5mを越える積雪があるそうです。開通は一昨年よりも4日
遅い開通だそうでです。同時に田沢湖から玉川温泉を通って鹿角に抜ける国道341号線も
本日朝開通となり、これで八幡平の観光道路もシーズンインとなったわけですが、当分の
間は、突然の雪による日中の通行止めのほか、朝晩の規制も残りますので、コース設定に
はご配慮ください。なお、本日全国ニュースになった熊牧場は国道341号線アスピーテ入
口から鹿角寄りにあります。2月の玉川温泉の雪崩とどうもこの国道沿いは今年厄年の
ようになっていますので、走行の際にはお気をつけください。また、本日、にかほ市の勢
至公園の桜の開花宣言が出て、桜前線は秋田まで到達したようです。

4月19日(木)
今日は朝から玄関を被っていた雪囲いの撤去作業。これで完全に建物は春モードとなりま
した。さすがに8回目の取り外し作業でしたので、時間もそんなにかからず、玄関周りは
とてもスッキリしました。余った時間で畑の掃除。ネギを植えていた畝の跡は、杉の落ち
葉が溜まってしまい、それを熊手でかき集めて処分。マルチ(黒ビニール)を昨年のまま
にしていたところは、マルチを剥がす際に一緒にその上に溜まった落ち葉を包んで、まと
めて杉林の木を植えている根元に落ち葉を積み上げ、雑草防止と一石二鳥の処理を行いま
した。とはいえ、時間的に全ては終わらず、後日延長戦となります。徐々に畑作業も本格
化してきており、夜には、輪作障害を防ぐため、どの畝に何を植えるのかという畑の設計
図を作りました。

4月18日(水)
雪がなくなったこの時期の作業として、近隣の畑に飛んでいった落ち枝を拾い集める作業
があります。他人の畑でも自分の敷地内にある木から落ちたものは、その木の所有者が責
任をもって片付けるのがローカルルール。雑草が生えてしまうとわからなくなるし、草刈
りの際には草刈り機に引っかかってとても邪魔になりますので、綺麗に片付けなくてはな
りません。今日の午前中はこのため、周辺の草むらに一輪車で出向き、この作業。ついで
に当YHの木にぶら下っていたツタ類の処分も行いましたが、成長が早いのか、ツタと言
うよりは木に近いものもあり、出来るだけ根に近いところから切り取る作業でした。テレ
ビでは、そうした作業が増えてきたため、ツツガムシ病に注意との話が流れていました。

4月17日(火)
昨日の長距離出張の翌日ですが、時間が1時間ほどあったので先日の水仙の移動を再開。
わずかな時間だったのですが、全体の7割程度の進捗状況となりました。既につぼみが膨
らみ、数日後には開花しそうな水仙も出てきており、時間との勝負となりそうです。水仙
とほぼ同時に咲く桜ですが、桜前線は福島辺りまで来ているようで、ここ秋田でも予定で
はもう10日ほどで開花となる時期になりました。実際に日中の気温はとても暖かく、5月
中旬の気温との話もあり、一気に桜の花芽も膨らみ始めているようです。先週11日発表の
日本気象協会の予想では、角館の開花が4/28、満開5/2となっており、3月中旬の予想よ
り数日遅くなっており、9日発表のウエザーニュースの予想でも角館の開花が4/30、満開
5/5と数日遅くなっています。4月前半の予想時点よりも気温は高く推移している可能性
もあり、なんとか連休後半には満開になって欲しいと願っています。

4月16日(月)
本日は、YHの研修のため朝から仙台に出かけました。往路は集合時間が決まっているた
め時間が確実に読める高速道路を利用。途中、東北道の宮城県境辺りからところどころ昨
年の地震の被害の復興工事のため車線が狭くなったりしており、被災地に近づいたことを
痛感しました。10時からの研修は、昼食を挟んで一気に5時半まで続きました。研修の内
容もさることながら、休憩時間に他の東北のYHのペアレントさんと話す時間はとても充
実したものでした。復路は渋滞を避けるため、古川まで高速で、そこからは費用削減のた
め鳴子、鬼首越えの下道を選択。大曲に戻ったのは夜10時前となりました。

4月14日(土)
外国人のお客様が昨晩も連泊で、今朝も出発までの間、外での作業。今日は、建物の雪囲
いを外し、一部網戸を取り付けたり、風呂場の窓に雪囲いの代わりに簾を着けたりといっ
たことや、玄関前に最後まで残しておいた消雪パイプを撤去して、建物廻りもほぼ春を迎
える準備が出来つつあります。残るは大物、玄関の雪囲いですが、これは来週落ち着いた
時に撤去を行う予定です。今日はこちらもで気温が15℃近くまで上がり、一気に春らしく
なって来ました。このため先日植え替えたばかりの水仙も根が張ったようでシャキンとし
て、花芽を出し始めたものも出現。桜の開花予想日まであと2週間となりましたが、連日
今日のような天気だと、開花から満開まで一気に進み、満開から桜吹雪まで3、4日と短
期間に終わってしまうのではないかと、心配になるほどの暖かさでした。

4月13日(金)
昨日から外国人の観光の方が宿泊されていますが、外国人特有の朝ノンビリの出発で、そ
れを待っていたら1日が終わってしまいます。出発までの時間を使って、簡単な外作業を
始めました。水仙の植え替えは、始めたら時間がかかるので、本日は先日の風でかなりの
ダメージを受けた植木の雪囲いの撤去。初冬の強風で何度も倒れ、頑丈に杭まで打ってい
たのですが、先日の風で半分ほどがなぎ倒され、木を支えていた支柱まで折れてしまいま
した。例年、ほぼそのまま使い回しが出来たのですが、今年は雪囲い自体も折れたり曲が
ったりしてしまったので、秋には大規模な修理が必要になります。作業3時間ほどで、駐
車場奥の植木も春バージョンとなりました。

4月12日(木)
春になり、畑の雪もなくなりました。例年だと畑の掃除やら落ちた枝広いなどから、春の
作業が始まるのですが、今年は、ちょっと異なり、玄関前の水仙の植え替えが最初の外仕
事となりました。玄関前に無造作に生えているものの、花が咲くと綺麗になる水仙。もう
少しすると水路の拡張整備工事が始まります。それでだめになるのは惜しいので、畑に今
年だけ植え替えて、秋には戻す予定です。球根なので、かなり強引な作業が可能ですが、
問題はその場所に一緒に群生してしまったドクダミ。株の状態で移したら、間違いなく畑
がドクダミ畑に変身しそうなので、球根から生える根にまぎれたドクダミの根を取り除く
作業が厄介でした。畑の一番奥、まだ耕していない場所に、試しに並べてみました。5月
連休までには咲くだろうから、黄色か白の行列が出来ることを願っています。

4月11日(水)
数日前に、東北観光博のパスポートを調達しました。その後、テレビで、サイトの誤訳が
話題になっています。しかし、「枕を使う蚊の祭り」っていうのは、傑作です!いくら、
「か、まくら、まつり」だからと言ってもちょっとチェックすればわかるはず。さらにこ
ういうことがテレビなどで話題になってから既に数日、まだHPはそのままです。民間だ
ったら、絶対に許されないこと。確かに、私のパソコンでも、「あきた」と入力すると、
「秋田」の前に「飽きた」が出てきます。テレビでは話題にしなかったけど、枕祭りの後
の「六郷」だって、『6つの農村』ってなってるし、その農村という単語は英語でなく、
ロシア語?!ちなみに、当YHは、あるHPで鳥取県(大山町)に表示されたことがあり
ます。ついでに県南のほかのイベントを見てみたら、「十文字さくらまつり」は「Cross
Cherry Festival」とこれは想定内。「五輪坂(羽後)花火大会」は「Olympic Games
slope fireworks display」と事前の予想を超えました。また「いものこまつりin鶴ヶ池
(山内)」は「Top fishing in crane ka pond of potato」と意味不明。ついでに県北で
すが「万灯火(合川)」は「Many lamps fire」と意味はあってるけど、ロマンチックさ
に欠ける名前になってしまいました。

4月10日(火)
昨日から、秋田でも生温いほどの暖かさで春がダッシュで押し寄せている感じです。これ
なら、桜も5月連休に間に合うかなとか、浮かれてきました。畑の雪も昨日までに一気に
融け、ばっけ(ふきのとう)がそこらじゅうに出現。この暖かさだから、タイミングを逃
すとすぐに塔が立ってしまいそうなので、先ほど、10分ほど畑でばっけの収穫祭となりま
した。多くの山菜がそうですが、採るのに10分でも、使えるように加工するのには30分。
量ってみたら200gほどになりました。少し灰汁抜きをして、茹でて、刻んで、味噌と一
緒に炒めて完成の予定です。大き目のタッパ1杯分ほどのばっけ味噌が出来上がりました
ので、5月連休まで、お客様に提供できるかと思っています。


4月9日(月)
例年、クリスマスに発売開始となる本「北東北日帰り温泉」、通称温泉本ですが、今年は
年初に発売になりませんでした。大震災の影響なのかなと思っていましたが、先日、コン
ビニで発見。でもよく見ると、青森、岩手、秋田の北東北3県ではなく、秋田限定の温泉
本。内容は、秋田に関しては、例年と大きく変わらず、ちょっとホッとしています。でも
青森、岩手がなくなっても、値段は従来と同じ980円。ちょっと損をした感じがしますが、
それでも早々に元を取るために温泉に行くことを目論んでいます。3月30日発売で、当Y
H周辺では書店、コンビニ等の店頭に並んでいます。発売が3月末だったので、無料券の
有効期限も来年の3月までの1年間有効となっています。


4月8日(日)
今日は、集落の神社の春祭りの日。朝8時半に神社に行き、掃除を手伝い、一度戻ってき
ました。お客様を送り出し、もう一度神社に戻ろうとした時に、突然、火災報知機が作動
しました。慌ててコントローラーをチェックをすると、昨日屋根が一部飛んでしまった駐
輪場から。飛んでいって周りを見回しましたが、火の気も煙の匂いもありませんでした。
考えてみれば、ちょうど屋根が飛んでむき出しになった梁に火災報知機が設置されており
そこに雨水でも入ったのか、誤作動を起してしまったようでした。警報は一時停止出来て
もすぐにまた鳴り出す状態で、点検を依頼している警備会社に電話すると、どうして屋根
が壊れた時に連絡しなかったのかと。それこそ屋根が飛ぶなんて初めての経験で、「想定
外」のこと。30分ほどして警備会社の方が到着し、その感知器の配線を外して警報音から
開放されました。聞けば、同様の誤作動が多発して、警備会社も大忙しとのこと。一段落
して神社に戻れば、既に祭りは終わり、直らい(反省会という名の飲み会)が始まってい
ました。しっかりと近所の方が作った家庭の大曲名物「納豆汁」をご馳走になって帰って
きました。

4月7日(土)
今週初めから、1ヶ月弱の予定で中国人のビジネスのお客様が滞在しています。パスポー
トチェックの際に新品のパスポートで、聞けば海外出張は今回が初めてとのこと。日本資
本の会社で働いていることもあり、日本語の勉強は是非したいとのことでした。このため
他にお客様がいない日には、夕食後30分ほど、お話をする時間を設けています。日本語の
使い方から秋田の観光地の話、温泉の話や食文化のことなど。ただその方は、日本語はカ
タコトで英語はまったくダメという状態。このため、会話の大半は、日本語で話しながら
漢字を書く「筆談」です。数年前に同様に中国の長期滞在の方を受け入れた時に、筆談で
日本人と中国人の間では十分にコミュニケーションを図れると学びましたので、今回はそ
の時ほど肩を張らずに対応できているかと思います。明日は来日後、初めての休日で、会
社の方が何処かに連れて行ってくれるとのこと。お客様も、「期待」とメモ用紙に書いて
話してくれました。一方、中国語をこの際だから勉強しようと思っていますが、さすがに
記憶力は完全に衰えてしまっていることを痛感しています。

4月6日(金)
昨日、様子を見に来た大工さんが本日、駐輪場の屋根の応急処置をしてくれました。これ
で当面、今月後半からお越しになるバイクのお客様に駐輪場を安全に使って頂くことが出
来ます。とはいえ、ブルーシートで覆っただけの状態ですので、本格的な修理が必要とな
ります。今日来られた大工さんも、本日4軒の屋根の補修で大忙しとの話でしたし、ちょ
うど今の時期、雪国秋田では、ようやく雪が消え、大工さんも本格的に住宅建築などに着
手した時期ですので、当YHの駐輪場の本格的な修理は5月の連休以降になりそうです。
農業被害も甚大で、春からの発芽作業を始めるためハウスを準備していたため、秋田県だ
けでも3000棟を越えるハウスに被害が出て、今年の農業に大きな影を落としそうです。そ
の影響で、ホームセンターでは既にハウス用部品が瞬間蒸発状態のようで、まだまだ尾を
引きそうな様子です。

4月5日(木)
一昨日からの強風は、遮蔽物のある住宅地よりも、家が点在する田園地帯に多くのつめ跡
を残していったようです。買い物の際にカメラを持って出動。屋根がめくれ上がり、下地
がむき出しの家は、けっこう目に付きました。それがぶら下って、停電が続いている場所
もまだあるとのラジオ放送。この家も屋根は青いトタンだったようで、全てひん剥かれ、
左の電線にその残骸。心配だったので神社に出向いてみたら、慰霊碑に2本の木が倒れ掛
かっていました。週末の祭りの前の掃除は、大変なことになりそうです。早いところでは
屋根に登ってシートを張ったりしていました。飛び散った木材を集めていたら、市役所の
職員が調査に来ました。集めたトタンや木材は、後日業者が集めに来てくれるとのこと。
近くの方と話をしていたら、目の前の杉の木が2本、根っこから倒れていました。これを
見て、慌てて自分の家の杉の木をチェック!無事でしたが、まさか倒れるなんて、想定し
ていませんでした。

4月4日(水)
心配が現実になってしまいました。今朝、起きて気になったので、2階に上がって客室の
窓から駐輪場の屋根を見てみると、見事に一部のトタンが吹き飛んで、穴が開いてしまっ
ていました。慌てて駐輪場に行ってみると、他に畑側の扉が内側に吹き飛んで、その周辺
のものが散らばり、雨と雪が吹き込んでいました。抜けた屋根の下には、問題になるもの
はありませんでしたが、飛んだ扉の近くには草刈り機や耕運機などもおいてあるので、朝
6時から金槌で扉の補強を行いました。外を見回すと、車の周りに植木の雪囲いが壊れて
散乱、車の部品の一部も風にたなびいてしまっていました。幸い、車に雪囲いが当たった
形跡はなく、傷もありませんでした。駐輪場の屋根は、今年か来年には張替えを考えてい
ましたが、こういう形で急遽工事が必要になるとは思っていませんでした。今日一日強い
風が吹き続け、飛び散ったトタンなどの回収がほとんど出来ませんでしたので、明日の仕
事が増えてしまいました。

4月3日(火)
今朝、2012年の最初のライダーさんが出発となりました。昨年までの第一号さんとは別の
方で、3年連続でしたが、4連覇とはならなかったようです。関東方面にお帰りになると
のことでしたが、ニュースのトップで今晩の関東は大荒れになるとやっているほどですの
で、とても心配です。既に来る際にも盛岡から北上する時にドカ雪の洗礼を浴びたとのこ
とですが、今度は風雨のようですので様子が違いそうです。秋田のガソリンスタンドで給
油した時に従業員の方がナンバープレートを見て驚いたとのお話ですが、その従業員の気
持ちはとてもよくわかります。秋田でも既に夕方から激しい風雨となり、屋根には雪がな
くなっているので、特に駐輪場の屋根が心配されます。また本日から先月の韓国人長期滞
在のお客様に代わり、中国人の長期滞在のお客様が到着しました。

4月2日(月)
今晩、今年最初のライダーさんが来るとのことなので、昨年11月以降作業場として使って
散らかり放題だった駐輪場(納屋)の大掃除を行いました。同時に駐輪場入り口に這わし
ていた消雪パイプを撤去し、バイクでも比較的入り易い状態に戻しました。これで、これ
から5月連休に来て頂けるであろう多くのライダーさんにも対応OKです。時間があった
のでついでに、建物北側の消雪パイプも撤去して、少しずつ春の準備も進み始めました。

4月1日(日)
今日から4月。関東では昨日桜の開花宣言が行われ、春本番ですが、こちら大曲は例年以
上に冬を引きずっています。昨晩も融けながらですが、まだ雪が降っており、今朝の横手
の積雪は、気象台の計測で27cm。大雪だった昨年には50cmほど残っていましたが、その前
までは3月20日頃には積雪ゼロになっていたことを考えると、しつこい残雪といえます。
天気予報では、今週中盤までは雪マークが並んでおり、朝晩の最低気温は−3℃との予報
と、寒さも続きそうです。ただ日中の最高気温は5℃を越えるような予想になっているの
で着実に雪どけは進みそうです。朝晩の雪も昼間には溶けてしまうほどで路面には雪があ
りませんが、日が暮れると気温が下がり、その際に降った雪が一段と滑りやすくなります
ので、これからの時期、車やバイクで来られるお客様は、日暮れ前の早めの到着が望まし
いようです。なお、本日食堂に続いて一階奥の客室の雪囲いを外し、よどんだ空気を一掃
しました。

3月31日(土)
2月中旬から滞在していた長期のビジネスのお客様が今朝、韓国に帰国されました。今回
は今までの3ヶ月の滞在に比べて半分で終わり、本人もほっとしていました。ただ、既に
次回の予約が5月の連休明けから仮で入っており、その後も年末までのスケジュールを頂
いていますので、今回も荷物を置いて行きました。本来なら、これで4月末の連休まで一
息つける状態となる予定でしたが、先日この会社から連絡があり、部屋が空くのでその分
中国人を1名入れてほしいとの要請がありました。この新しいお客様は、日本語はもちろ
ん、英語も厳しいかもとのことで、中国語との格闘の4月になりそうです。それでも数年
前に3名の中国人が長期滞在していた経験がありますので、なんとかなるかと楽観的に考
えています。むしろ前回終わってからちょっと後悔したので、今回は少し中国語を教えて
貰おうかと、前向きに考えています。

3月30日(金)
昨日、角館に行ったついでに昼食をとってきました。武家屋敷通り入り口辺り、月の栞や
日辻屋などの食堂を覗いてみましたが、多くが稲庭うどんと比内地鶏の親子丼セットで
1,500円前後と似たようなメニュー。どうせ出すのならと、TVで何度もロケが入ったペ
ルシャ人の奥さんが居て、ジュウタンなどが展示してある百穂苑まで移動。1時過ぎだか
らなのか、平日だからなのか、高いからなのかはわかりませんが、お客さんの気配なし。
入り口にメニューもなく、1人3,000円を覚悟して突入。店中は古民家が額縁入り絨毯な
どで豪華に飾られていました。メニューを見ると、一番安い食事でも単品の稲庭うどん
が1,500円。ならばと、この店自慢の「栗おこわ定食」2,100円を目をつぶって注文。栗
おこわの栗は小さく、地元の西明寺栗ではなさそうでしたが、汁の代わりに「しょっつる
かやき」が出てきたのには驚きでした。(注:かやき→貝焼きから鈍った秋田の郷土料
理)それ以外の小鉢でも、季節のばっけ(ふきのとう)みそや菜の花の和え物、地元の小
ナスの漬物やクルミ寒天、いぶりがっこは、酒で漬けなおしたと言う手の込んだものでし
た。絶対金額的には高い昼食でしたが、これだけのものが食べられるのは悪くはないのか
なと。一度来てみたいと思っていた店なので、いい授業料になりました。

3月29日(木)
本日は、買い物のついでに角館まで足を延ばしました。目的は以前にも書きましたが、今
月中旬から一年にわたって開催される東北観光博のパスポートを調達することです。スマ
ートフォンで電子パスポートも手に入れることが出来るとありましたが、まだ旧式の携帯
電話を使っているため、現地に行って実物を貰う必要がありました。当YHの周辺では角
館の観光情報センター(駅前蔵)と湯沢市の観光案内所(市民プラザ)の2ヶ所のみとな
っています。登録が必要ですが、無記名で簡単なものですぐに終わりました。ただ、今回
の観光博が始まったばかりで、来年3月までと期間が長いので、担当の方も他の方に指導
をしながらの登録でした。多くのこうしたイベントが長くとも1〜2ヶ月で終わってしま
うのであまり利用することがないのですが、今回のものは期間も長く、東北を度々うろう
ろするには、パスポートを貰っておいて損はなさそうです。ちなみに、行った先でスタン
プがもらえ、3つ溜まると缶バッヂが賞品としてもらえるそうです。

3月28日(水)
まだ天気予報では雪マークが残っており、実際、朝晩には雪が舞う日々が続きますが、本
日食堂の窓の雪囲いだけ外してみました。昨年は、3月の大震災の際、停電で部屋が暗か
ったので翌日12日に急遽取り外しましたが、それと比べると、2週間以上遅くなった計算
です。この窓を開けると、建物の北側から南側に風が抜けるため、一気に食堂の空気も新
鮮なものになり、その外気には、一部雪どけで露出した土から萌え立つ匂いが含まれてい
て春を痛感します。また食堂は一気に明るくなり、それだけでも心が浮かれます。雪囲い
を取り付ける時には、外側から全部まとめて作業を行いましたが、春の取り外し作業は、
内側から雪が少なくなったところを選んで少しずつ行おうかと思っています。

3月27日(火)
韓国からビジネスで来られている長期滞在のお客様が、今度の週末に帰ることになり、本
日は送別会となりました。帰り道、土産を買うタイミングがないとのことで、スーパーに
立ち寄りました。何を買って帰るのか?と尋ねると、即席ラーメンとのこと。夕食時に彼
のリクエストで、今回は時々ラーメンを出していましたが、麺好きの彼がこれを事の外気
に入って頂いた様で、日本のラーメンは美味しいとの話でした。韓国では、ラーメンとい
えば、日本のインスタントラーメンがほとんどで、生麺タイプは見ることは稀で、日本の
ラーメン店も出店していますが、中国の麺を使っているようで、何か違うとのこと。今回
是非、家族にもこの日本の生麺タイプのラーメンを食べさせたいとのことで土産にするこ
とになったようです。ついでに前回も買っていってお気に入りの麺つゆも購入、天ぷらで
天つゆにして食べるとのことでした。

3月26日(月)
先月泊られたお客様と夕食後に話してて、私がダイエットのため玉コンニャクをいろいろ
調べている旨をお話したら、地元近くの有名なコンニャクをわざわざ先日送って頂きまし
た。滋賀県近江市にある永源寺という寺の近くの岡本こんにゃくというものです。芋から
の手作りコンニャクで、頂いて早々、刺身コンニャクにしてみましたが、食感は今までの
コンニャクと大きく違い、「コンニャクを食べた!」というしっかりとしたもので、これ
まで食べてきたものが大量生産の安物だったと痛感させられました。東北でコンニャクが
有名な山形県でも、その謂れは、山寺の和尚さんが精進料理の一つとして持ち込んだもの
とも云われているようで、この岡本コンニャクも同様に精進料理の一つとして受け継がれ
て来たもののようです。他の食べ物では、これだけたくさん頂いてしまうと持て余してし
まいますが、コンニャクは日持ちもするので、じっくり頂くことが出来そうです。ありが
とうございました。


3月25日(日)
長期滞在の韓国人の方が、急遽来週末で帰ることになり、今週末が最後の週末となりまし
た。今回は期間が少し短くなり、彼は喜んでいます。以前の夕食後に話をしていたら、韓
国でも「長崎ちゃんぽん」が食べられるとのことでしたが、よく聞いてみると韓国人にも
激辛で、日本のものとだいぶ差があることがわかりました。そんな話をしていたので、本
日、昼食にイオン大曲に先月出店してきた「リンガーハット」にお客様と出掛けてみまし
た。到着が11時過ぎと昼食には少し早い時間で、フードコートの他の店はまだガラガラで
したが、この店の前にだけは列が出来ており、びっくり。注文したものを持って席に移り
食べてみると、私は知った味なので少しほっとしていましたが、お客様は辛くないちゃん
ぽんを食べて怪訝な顔をしていました。韓国に旅行で行った際に、ちゃんぽんをメニュー
に発見しても安易に注文しない方が良いようです。お気をつけあれ。

3月24日(土)
本日は3月の月例花火も兼ねている花火競技大会、「新作花火コレクション」が午後6時
過ぎから大曲ファミリーゲレンデで行われました。このため、夕食を早めにして、食後、
車で花火会場近くに出動。昨年は雨の中、パトカーに路上駐車をとがめならの花火見学と
なりましたので、今年は近くの原っぱに車を入れてゆっくり見物することが出来ました。
天気は昨年同様、雨が降ったり雪が舞ったりと、散々でしたが、今年の花火も綺麗なもの
でした。大曲では8月の花火競技大会(全国花火競技大会)が有名ですが、8月の大会は
一流親方衆のいわゆるオリンピック。それに対して、若手花火師の育成と発表の場をとい
う目的で始められたのが、3月のこの花火競技大会です。見物客も8月の花火が70万人を
越えるのに対して、季節的なこともあり、3月の大会はまだ2万〜3万人程度と少なく、
比較的ゆっくり見ることが出来る花火です。毎年行われていますので、是非来年のこの大
会にもお越しください。ちなみに、4月の月例花火大会は、28日(土)の余目公園(大曲
IC傍)の観桜会花火です。

3月23日(金)
ガソリンの値上がりに加えて、今度は北朝鮮が人工衛星(ミサイル?)の発射実験のニュ
ース。3年前の春、今時分に前回の発射実験があり、秋田県の上空を通る可能性が強いと
いうことで、大きな話題になり、秋田市の沿岸にはPACミサイルが配備された映像がT
Vに流れました。あの時も、あえてミサイルが来そうな秋田に行くことはないということ
だったのか、09年春休みのお客様は激減してしまいました。今回は、発射基地が異なるこ
となどから進路が南になり、秋田県には直接的な影響はなさそうですが、このニュースを
見る度にあの年のことを思い出してしまいます。ミサイルは来ないようですが、天気予報
を見ると、今年は例年以上に雪のマークが続いており、車やバイクで来ようと思っている
お客様には、まだ厳しい状況が続いています。それでも、地元では既に道路の雪もとけ、
早い人は、いつタイヤを交換しようかと考え始めているようです。

3月22日(木)
昨年の大震災以来、車のガソリンは出来るだけ満タンにするようにしています。今日、ガ
ソリンスタンドに行ったら、ガソリンの値段が159円/?となっていました。先日見た時に
は確か150円前後だったので、いつの間にかこんなに上がったのかと驚きました。過去に
中東情勢に加え、政治が原因でガソリン価格が急騰した2008年には、車やバイクのお客様
が激減し、鉄道で来られるお客様が相対的に多くなりました。今年もガソリン価格の値上
がりに加えて、東北自動車道の無料期間が今月末で終わってしまうため、車やバイクのお
客様には厳しい環境になりそうな気配です。観光振興で政府はいろいろなことを言ってい
ますし、地元もイベントなどを通して多くの情報発信をし始めていますが、一番の観光振
興は、来易い環境を作ることです。高速道路の値段引き下げや以前あったのJRワイド周
遊券など多くの人が利用したことなどを見ても明らかなので、そういった施策を考えてほ
しいものです。それにしても民主党が野党だった時に大騒ぎした「ガソリン価格引き下げ
隊」なるものはどこに行ったのでしょう?

3月21日(水)
明日、秋田新幹線が開通して15周年となります。それまでは、盛岡から特急で来るか、北
上から新幹線リレー号で来るか、さもなければ、山形や新潟経由の夜行列車が秋田への主
な経路となっていましたので、秋田から東京まで直通電車で結ばれることになり、当時、
秋田県民は大喜びだったようです。新幹線で結ばれるようになり、秋田の観光地としての
知名度も少しずつ高まっている(?)ようで、7年前に大曲にYHを始めるきっかけとな
ったのも、秋田県南最大の観光地の角館の観光客が年々増加しているという統計を見たこ
とも一つの要因になりました。来年には秋田新幹線にも新型車両が投入される予定です。
東海道新幹線の旧型車両の最終運行では多くのカメラマンが集まったようですが、景色の
いい場所を多く通る秋田新幹線では、その姿を景色とともに写真におさめてほしいもので
す。そのためには、運行が終わる直前よりも、暖かい時期から計画されることをお勧めし
ます。

3月20日(火)
長期滞在のお客様とは、夕食、朝食の時間などにお話をすることがあります。先日は大学
生のお客様が来ていたので、学生時代の話などをしましした。その中で、韓国では大学生
は生活費だけでなく学費まで親に頼らずに自分で賄う学生が多く、アルバイト代は生活費
に消えてしまうので、学費のために銀行からお金を借りることが多いとの話でした。日本
では、学生が銀行からお金を借りるということは、ほとんどないでしょう。このため、就
職がここ何年か厳しくなっている韓国では、就職して何年かは低賃金のほかに学費のロー
ン返済が加わり、また徴兵制がその間にも来るので、貯蓄はともかく結婚すらなかなか厳
しくなっているとのことでした。そう考えると、日本の方がまだいいのかな?などと思っ
てしまいました。

3月19日(月)
先日の新聞で、秋田県の2011年の宿泊者数は減少率で全国2番目の悪さだったとの記事が
ありました。2010年比28.2%もの減少で、その原因としては外国人を中心とした観光目的
の宿泊者の現象が著しかったとのこと。東日本大震災とその後の原発事故の影響に加えて
秋田県では09年に韓国ドラマのロケがあり、翌10年にはロケ地ツアーで韓国から多くの観
光客が来られたものの、一年でブームが下火になり、それが大きく足を引っ張ったようで
す。一方、この統計では被災地の宮城や岩手では避難者や復興需要で宿泊者数は10年比で
プラスとなり、青森、山形、福島でも減少率は一桁後半で留まり、東北6県で秋田が一番
大きなマイナスとなりました。是非、秋田に足を運んで、楽しんでください。

3月18日(日)
先週、気象予想各社の桜開花予想が更新されました。日本気象協会の最新予想では、角館
の開花が4/24(前回4/23)、満開4/29(前回4/28)と一日遅い予想となりました。またウ
エザーマップの予想は前回に変化なく、秋田市で開花4/21、満開4/25の予想。前回一番遅
いと予想したウェザーマップの最新予報も、前回同様の角館開花が4/28、満開5/3として
います。前回も書きましたが、雪の状況を考えると平成18年(2006年)の気象状況に今ま
でのところ似ているようで、その時の角館の桜は、開花4/30、満開5/3でしたので、それ
に近い開花になるのではないかと思っています。今年の連休は4月後半は土曜を含めて3
連休、5月上旬の連休本番は4連休と、比較的まとまった休みになっているようです。昨
年も大震災の直後でしたが、満室の日が発生しましたので、旅行予定が決まり次第、ご予
約は早めにお願いします。

3月17日(土)
朝晩はまだマイナスまで気温が下がることが続いていますが、日中の気温はプラスが定着
してきて、陽がさすと春を思わせるような暖かい日もあるようになって来ました。このた
め先日咲き始めた玄関の紅梅が満開になり、玄関を入ると梅の香りを感じられるようにな
ってきました。昨日は県協会の打ち合わせで秋田市まで行ってきました。秋田市までの高
速や国道の路面には雪はなく、国道13号線の協和の峠では、冬季使用不能になっていた追
越車線の復旧作業が終わっていました。そんなことからも春を感じることが出来る雪国で
す。ここ大曲よりもはるかに雪が少ない秋田市では、草むらなどの一部に雪が残っている
だけで、距離にして50kmほどしかないのに、どうしてこれだけの違いがあるのだろうかと
痛感して帰ってきました。

3月16日(金)
今晩、寝台特急の日本海や一部の新幹線などが、ダイヤ改正に伴い廃止になるということ
でニュースなどでも大騒ぎしています。当YHにも、先日もあるお客様がなくなるのを前
に、関西から特急日本海に乗りに来て頂きました。私が学生時代に旅行をしていた頃は、
いわゆる貧乏旅行でしたので、寝台特急というのは高嶺の花、未だに乗った事がなく、も
っぱら夜行の急行の自由席で堅い4人掛けの椅子で仮眠するのが精一杯でした。社会人の
時代、通勤で上野駅を利用していましたが、時間によっては寝台特急の北斗星の出発を見
かけることがありました。いずれ乗ってみたいとその時は思っていましたが、実現する前
に亡くなってしまうかもしれません。JRの経営という点からは仕方ないのでしょうが、
少しはそういったノスタルジーを感じさせるような列車も残してほしいと思います。


3月15日(木)
先日泊られた学生さんと夜、話をしていて、夕食にはきりたんぽを提供していると云った
ら、YHで晩飯を取ればよかったといわれてしまいました。学生にとって、夕食で1000円
というのは、どうしても高く見えてしまうのでしょう。今の時代、一人での外食も牛丼な
ど手軽なものがあるし、コンビニはどこの街にもあるので、比較的容易に食事の調達が出
来ますし、値段もそうした店では500円も出せば十分満腹になります。これらの食事と比
較されてしまうので、昔のようになんでも食べるものならOKとは、YHでもいかなくな
っているのが現実で、質や量を落としたら、それだけでお客様の話のネタになり、お客様
から敬遠される理由になってしまうようです。このため、当YHでは、夕食に1000円頂い
ていますので、損した気分にはさせないように心がけているつもりです。ただ、どうして
も安く上げたいというお客様には、持ち込みも自由にして、電子レンジやお湯などは食堂
に用意しています。

3月14日(水)
今週日曜日、18日から東北観光博なるものが始まるそうです。先月、ネットで探し物をし
ていたら秋田県のHPに宣伝がありました。主催は国交省や観光庁、東北6県などで東北
パスポートを貰って、それを該当施設などで提示するとサービスや割引などが受けられる
というものです。期間が来年の3月一杯と長いことは非常に喜ばしいことで、ざっとHP
で調べてみました。最初に必要なパスポートを調達する「旅のサロン」として登録されて
いるのは、秋田県南地域では角館の駅前蔵(観光案内所)と湯沢市民プラザの2ヶ所とな
っていました。行かなくとも、スマホでデジタルパスポートももらえるそうですが、こう
したイベントを主に利用する年配の方にはちょっと不親切な気がします。イベントもほと
んどが事前予約が必要なもので、当YHを利用される多くのお客様のようにその日の気分
で、というわけには行かないようです。期間が長いからなのでしょうか、急遽イベントを
始めたからなのでしょうか、HPの一部は、開催が始まっても準備中となっていました。
やらないよりはましなのでしょうが、官製イベントがどれだけ効果があるのか、見守って
行きたいものです。

3月12日(月)
先日、雪が残る畑に直径2mほど雪を掘り、地面を出しました。本日、穴に行ってみると
予想通りにふきのとう(ばっけ)がちらほらと、芽を出していました。まだまだ小さいで
すが、本日、今季初ばっけとなり、夕食にて美味しく頂きました。それにしても植物の条
件反射(?)というのは凄いものです。まだ周りには80cm程度の雪があるのですが、その
部分だけ地面が露出しているから、春と勘違いしてしまうのでしょう。既にスーパーの野
菜売り場ではハウス栽培と思われるものが7〜8個入りパックが200円前後で販売されてい
ますのでちょっと儲かった気分になりました。当分は収穫が続くかと思いますので、この
時期に来られたお客様限定で夕食に提供する予定です。

3月11日(日)
本日、あの地震から一年が経ちました。被害にあわれた方、お見舞い申し上げます。今日
のテレビはほぼ一日震災のことばかり。そういうタイミングですので、特番を組むのはわ
かります。またあの地震を忘れないためには、そうしたことも必要なのでしょうが、どう
しても見るのが忍びなく、ほとんどこうした番組は見ないで過ごしました。遠くに住んで
いる方には、過去最大のスペクタルショーとも云えるでしょうが、あの地震を経験した人
間にとっては、決して他人事ではなく、あの時のことをいろいろ思い出してしまいます。
被害がなかった私でさえ、そう思うのですから、被害を直接的に受けた方が、ああした番
組を見て、どう思ったのか、とても心配でした。あの震災を忘れないためにも、マスコミ
には何度となくこれからも扱ってほしいものですが、どの番組も同じような時間に同じよ
うなことを報道するのは、逃げ道がありませんので賛成できませんでした。むしろこれか
らが人の興味が薄れる時期で、同時に多くの助けが必要とする時期ですので、多くの取材
や、報道をして欲しいものです。

3月10日(土)
今日、長期滞在のお客様が戻られると慌てて私のことに来て、車が駐車場に入れない、と
のこと。何故だと聞くと、雪が落ちていると。通路は既に雪も溶けてしまっているのにと
見に行くと、ここ数日の暖かさで、屋根に最後まで残っていた雪がまとまって落下したよ
うで、通路に雪山が出来上がっていました。長期滞在のお客様の車は、とりあえず玄関前
に明朝まで停めておく形で落着し、消雪パイプを部分的に稼動され、この雪山に集中攻撃
を始めました。明日中には綺麗サッパリなくなっていることでしょう。それにしても、夕
方、大きな音がしたのはわかったのですが、この時期いろいろなところから雪が落ちるた
め気にもしていませんでした。車が下にあったら、かなり大変なことになっていただろう
というほどの雪の量です。冬の降雪時に車で来られる方には、そういった落雪の危険があ
る場所には停めないようにして頂いていますので、ご安心ください。そしてこれも春を迎
えるための一つの行事です。

3月9日(金)
3月ももうすぐ中旬。当YHの玄関には数年前から鉢植えが3つ置いてあります。ほとん
ど手入れをしませんので、かなりだらしのない状態になっていますが、それでも毎年春を
告げるように花をつけてくれます。今年もその一つの紅梅が真っ先に開花しました。暖か
い年だと2月中旬に咲くのですが、今年は1ヶ月ほど遅れています。あと数日もすれば隣
にある黄梅も花を開きそうな状態になってきました。一方、金のなる木は、今年も寒さに
負けて葉がすべて落ちてしまいました。暖かくなれば元通りになるのだろうかと、少し心
配なほどの落葉です。今年は12月、1月と寒さを乗り越えてきたのですが、2月中旬にな
って一気に葉が落ち、植木も少し暖かくなってきたと油断した時に冷気が入り込んだよう
です。さて、人間のほうは、関東では花粉症の季節真っ只中とのことですが、こちらはま
だこれからのようです。


3月8日(木)
昨日、建物北側の消雪パイプが再稼動し、何度か雪均しをしたため、建物北側に溜まって
いた雪もほとんどなくなりつつあります。そこで、今日は今まで構想だけで終わっていた
ばっけ(ふきのとう)の促成栽培のために、畑に穴を開けてみました。まだ畑には積雪が
1m近くありますが、この雪がとけるとすぐに出てくるばっけ。ならば、故意に雪をなく
せば、出てくる??と前から考えていました。昨年、たくさんばっけが出ていた畑の奥ま
で雪の上を歩き、直径2mほどの穴をあけ、地面を出してみました。数日、この暖かい天
気が続けば、いつもよりも早く、ばっけを食べられるかな?!と。少しずつ穴をずらせば
ず〜っと新鮮なばっけが調達できることになる?! などと、既に皮算用。結果をお楽し
みに。上手くいけば、これから来られるお客様に提供できることになります。

3月7日(水)
3月に入り、日中は暖かさを感じる時間も長くなってきました。今日も天気が良かったの
で、1ヶ月近く前に凍結して稼動しなくなってしまった消雪パイプの北側部分の、解凍作
業を行いました。2月中旬に凍ってしまったのですが、もうすぐ雪どけになるだろうし、
これからの時期、そんなに積もらないだろうと凍ったまま放置していました。以前、解凍
を試みたのですが、どうも凍結部分は1m以上の雪の中で、そこがたわんで水が溜まった
ため凍ったものと推測していましたので、その部分の雪かきを15分ほど。雪かきが終われ
ば、太陽の暖かさで消雪パイプも順調に動き出しました。これで、建物北側の日景に溜ま
った雪も数日後には、なくなることでしょう。昨年は、地震の直後、停電で暗い部屋を明
るくするため、北側の雪囲いを緊急撤去しましたが、出来るほど雪をとかしていたことに
なります。今年は何時、北側の雪囲いを外せるでしょうか? 雪囲いを外せば、春が感じ
られます。

3月6日(火)
本日、税務署に行き、青色申告の書類を提出してきました。これで時間に追われる仕事が
一つ片付きましたので、ホッとしています。内容は詳しくは書けませんが、一般の旅行の
お客様は、昨年は3月の地震の影響が大きく、夏のインターハイなどの団体客の増加でも
埋めきれず過去7回で最悪の数字となりました。一方でビジネスのお客様が例年以上に多
く一息つけた状況でした。書類を提出した際に税務署で、青色申告も「e-Tax」でパソ
コンから出来るとのことだったので、来年はネットでの申告も研究してみようかと思いま
す。

3月5日(月)
そろそろ雪の面倒も見なくて済むようになり、時間的な余裕が出てきました。本来なら2
月後半からそうなる予定でしたが、はしごからの転落のため、病院通いなどあり、今年は
まだ何も手付けず状態といえます。昨年は鉄道の写真、一昨年はB級グルメ、その前は温
泉など、お客様にニーズがありそうなものをまとめてみましたが、今年はどうするか、ま
だ検討していませんでした。秋田県北の観光地などを調べるのもいいですが、やはりそれ
は行って見ないとなりませんので、もうちょっと後の時期になりそうです。マニアックな
趣味の方が時々来られますが、それに合わせてでは、多くのお客様に楽しんで頂けません
ので、あまり効率的ではないようです。かといって在り来たりなことでは、ちょっと面白
くありません。出来れば、お客様が次に行きたくなる、来たくなるような資料が出来れば
と考えています。何が出来るかは、後日来られた時に、ご確認ください。

3月4日(日)
以前、秋田などでは地元で作ったものを地元で販売する「地産地消」ということが盛んに
云われていました。でもここに来て少し流れが変わってきたようで、この言葉から「地産
外消(商)」ということが云われ始めているようです。当YHも秋田県の地産地消のプロ
ジェクトに参画していますが、当YHで使用する量は微々たるもので、時期によっては必
要量の半分程度は自家製で間に合っています。秋田県の人口は100万人ちょっとで、都会
と比べると消費量もたかが知れています。このため、地消といっても市場は限られており
むしろ高齢化や人口増加などもあり縮小傾向ともいえます。市場を拡大するためには外で
売ることは必要不可欠なこと。都会のアンテナショップが人気になっているようですが、
これも珍しいからで、値段的には地元よりもはるかに高い値段で販売しているようです。
外商には輸送費の問題が大きく、これが販売価格に転嫁されては、いかにいいものでも市
場の拡大はあまり期待できないでしょう。都会での販売価格がちょっとの割高なら、競争
力のあるものはたくさん地方には眠っています。

3月2日(金)
先月末までに、各気象予報期間から直近の桜の開花予想が出ました。例年似たり寄ったり
の予想になることが多いのですが、今年は予想にだいぶ違いが出ているようです。一番早
い時期を予想しているのが気象協会で、秋田市で開花4/18、満開4/23(角館は開花4/23、
満開4/28)と例年並みとの予想です。次の予想がウエザーマップで、秋田市の開花4/21、
満開4/25と予想(角館は未発表)。一番遅い予想を出しているのがウエザーニュースで、
秋田市の開花を4/23、満開4/28(角館は開花4/28、満開5/3)と5月に入って満開となる
予想をしています。以前もコメントしましたが、過去の経験から見ると、今年の雪の量で
は5月の連休でも角館の桜がまだ楽しめそうな気配です。昨年は3月の大震災で自粛ムー
ドの中のさくら祭りとなり、秋田に来県して頂いたお客様も少なかったので、今年こそは
と願っています。

3月1日(木) 最低気温 −12.5℃
ようやく待ちに待った春到来の3月になりました。とはいえ、今朝の最低気温は−12.5℃
まで下がり、朝もやが立ち込めたため、霧氷となって周りの木々を飾り付けていました。
早ければ、今月後半にも建物や植木の雪囲いの撤去作業を行ったり、雪どけの地面からは
ふきのとう(ばっけ)が出てくる時期が来たことになりますので、それだけでもウキウキ
してきます。既に数日前にも日中暖かい日があり、周りの田畑にはまだ1mを越える積雪
はありますが、道路の路面は日常的にアスファルトが出て走りやすくなってきていますし
春の匂いを感じることもありました。そういえば、本日、大曲YHも開所から8年目に突
入致しました。一部のお客様から開所記念パーティーはやらないのかとのお問合せを頂き
ましたが、3月の平日となり季節的にも日程的にもお客様に来てもらえる状況ではありま
せんので、特にイベントなどは用意しませんでした。10年目を迎える時には、節目となり
ますので、何か考えたいと思いますが、その際には、1日限定でなく、1ヶ月とか期間を
設けて行う方が良さそうだと思っています。