今回のレシピ
テトラポットに生えていた生の青海苔920グラム (多分、「ヒラアオノリ」・・・・だと思う)
プチ上等な昆布醤油300ミリリットル (塩分12パーセントの減塩タイプ。鰹と椎茸も入っている)
本醸造みりん150ミリリットル (なければ日本酒と砂糖で代用可)
普通の白砂糖170グラム (三温糖のほうが良いかも)
モンゴル岩塩20グラム (海の塩でもOK) ※普通の醤油を使う場合は無用
根気ありったけ (不足すれば中途挫折必至・・・・笑)
隠し味少々 (フナムシや得体の知れない幼虫から出るダシが味の決め手・・・・爆)
安全に遊べそうな場所を探して海岸線をヅンヅン南下していくうちに、濃い磯の香りが漂ってきました。いつものところでは、あんまり海らしいニオイがしないので、ナンジャラホイと見れば、テトラポットが苔むしたみたいな緑色に染まっています。
青海苔、見っけ!
たった畳半分の面積で袋が一杯に(喜)
持ち帰って計ると、980グラム
まあ、量的には、こんなところで十分でしょう。
砂を噛んでいるのは採取しているときから分かっていたので、先ずは水洗いです。一掴みずつボウルに放り込んで水をかけながら、お米でも研ぐようにワシワシやります。
ゲッ?
なんちゅう汚れっぷりや。
まるで粘土溶かしたみたいやがな・・・・・・・・・・
う〜ん、砂一杯溜まってジャリジャリや〜
生海苔100グラム足らずでコレかいな?
ホンマに食えるようになるんかなあ・・・・・・・・・
一キロ弱全部ザル洗いしてヤレヤレです。しかし・・・・・・・
よく見ると青海苔以外の海草とかゴミが多量に混入してまっせ(泣)
今度は、一掴みずつバケツにブチ込んで、手指をプロペラみたいに回しながら、流水で激しく徹底的に洗います。
秘密兵器登場!
天麩羅用のオタマで紙漉き宜しく青海苔を少しずつ拾い上げ、ピンセットを使って丁寧に異物を取り除きます。
ゲゲッ?
フナムシとか甲殻類の幼生は、見りゃ分かりますわいな。
でも、コイツは、どうみても川虫の仲間みたいでっせ。
・・・・ちゅうことは、虫? 海中にも昆虫っておるの????
窓の明かりでオタマを透かすと、イモムシみたいな奴のシルエットが何匹も・・・・・・・・・
一掴み分の青海苔から、これだけ小動物(虫?)とそいつの寝床(繭?)が出てきました。
一掴み分ずつのバケツ洗いを3回繰り返して、やっと虫っぽい奴がいなくなりました。時計を見れば5時。なんと、下拵えに丸2時間も掛かってしまったとは! 採って食べる人が誰もおらんはずや・・・・
←クリックして美しい生青海苔を大写しでご鑑賞ください(苦笑)
クリーニング終了後、水を絞ってから再計量。
生海苔920グラム準備完了!
晩飯を食った後で作業を再開することにして、海苔は一時的に冷蔵庫行き。その間にコイツの正体を調べることにしました。日本の沿岸で取れる海草には毒成分を持つものはなく、食べて旨いか不味いかだけのことなので健康への悪影響はないのですが、昆布に幾つも種類があるように、青海苔にも沢山の種類があるので気になります。採取しているときはシワヒトエグサの若い奴だと思っていたのですが、コップに浮かべて観察すると、どうやらヒラアオノリのようですね。専門家じゃないので、間違っていたらごめんなさい。
今夜の味噌汁は、カサ貝@テトラポットが材料です。
コイツは1枚貝なのでアワビやトコブシみたいに岩肌にへばりついて生活していますが、水中ではなく水際を好む貝なので女性や子供にも簡単に捕獲できる手軽なタンパク質です。バケツに放り込んでおくとお互いに貼り付きあって団子のようになるので、砂出しさせるのがチョット難しかったりします。
1個1個剥がして洗ってから汁にブチ込みます。
貝の味噌汁の場合、湯に味噌を溶き入れて貝を投入、一煮立ちさせるというのが我が家のやり方です。
あらら? 今度はザルにへばりついてますね。
活きが良い証拠です。
小さな貝なので、煮過ぎないうちに火を止めて、さあ、夕食です。
カサ貝の味噌汁と、我が家の周辺で採取したカラフトウドのサラダ。
今宵慎ましやかに山海の宴を囲む・・・・なんたらかんたら(笑)
因みに、スプーンの上でペラペラしている海草は「クロ耳」です。正式名称はクロハギンナンソウ。美味しいですよ
晩飯の後、いよいよ、本日のメインイベント。
生海苔の佃煮作りに初挑戦だ!
真水で良く洗って下拵えした生の青海苔と調味料を鍋に入れて、静かに掻き混ぜながら、弱火で加熱します。
佃煮の基本調味料は、醤油、ミリン、砂糖の三つ。各家庭のやり方で良いと思いますが、甘みは一度に付けないほうが無難かも。
ゲゲゲのゲッ????
鍋が熱くなり始めた途端、そこかしこに赤や白の異物が浮かび上がってきました。赤いのはフナムシ系、白いのはイモムシ系。
再度ピンセットの出番です。
あれだけ徹底的に虫抜きをやったにもかかわらず、鍋を掻き混ぜるたびに出るわ出るわ・・・・・
焦がさないように、虫を見逃さないように、火傷しないように、味見しつつ、絶えず掻き混ぜること1時間。調味料が蒸発して良い塩梅に佃煮になりました。蓋をして、鍋のまま一晩寝かせます。
翌朝、冷めた状態で味見して、最終的に味を修正しました。
近江屋の「蝦夷むらさき生海苔特選うまいですよ」完成!
日頃お世話になっている桃屋のビン海苔シリーズ「江戸むらさき」はヒトエグサという青海苔が原料だそうです。今回、我が家が使ったのはヒラアオノリ(?)なので、桃屋のようなトロリとしたエロチックな食感にはなりませんでした。悔しい〜 でも・・・・・・
すっごく香りがエエ! (トロミないけどね)
すっごく味がエエ! (砂噛んでるけどね)
初めてにしては上出来かも? (酒の肴にもバッチグー)