老父が病に倒れました!
20世紀の終わりまで、1日2箱空にしないと気が済まない律儀なニコチン中毒者、強くない癖に限度を知らん自堕落な呑み助、腹が出ていることを恰幅が良いと勘違いしているメタボバカ・・・・・だった老父。
2008年の夏に大腸ガンで6時間に及ぶ大手術。そして、生還。
左の写真はメスの当歳仔(6ヶ月齢)です。メスと同様、当歳仔も長らくタブーでしたから、これは私にとって「禁断の2乗」。しかし、エゾシカの幼体の脂肪にはガンに効くらしい「共役リノール酸」が多量に含まれていることから、老父の退院以来、自ら流儀を変えました。
10月以降の大きく育った当歳仔であれば、オスメス問わず、今後は有り難く、御命頂戴つかまつる! (2008年10月下旬駆除)
特製シチュ〜「えぞしか禁断スペシャル!」
主材料は、「6ヶ月齢のエゾシカ当歳仔♀の骨付きウデ肉1本分」
副材料は、自家製タマネギ、自家製ニンニク、自家製トマト、
自家製ヨーグルト、自家製フォン・ド・ジビエ、赤ワイン、低脂肪牛乳、
ドミソース、香辛料、調味料、サワークリーム、ビネガー等々。
※焼くと貴重な脂肪が酸化するので、煮込み料理が最善かと・・・・・
ダイナミックにパクつきたい、肩甲骨!
四つ足なのに鳥肉の味がする、前腕!
柔らかく食べ応え満点の、二の腕!
脂肪の浮いたスープは現代のエリクサー!
果たして本当にエゾシカの幼体の脂肪にガンをストップさせる効力があるのか、私共には確かめるすべがありません。しかし、このページを書いている2010年8月末の時点で老父は手術後2年、抗癌剤なしで再発せずに存命しています。まあ、たまたまなのかも知れないし、幼体の脂肪が効いているのかも知れないし、全く無関係な他の何かが良い影響を及ぼしている可能性だってあるでしょう。手術直後の評価をお聞きした時、執刀医の先生はカバノアナタケやサメ軟骨をはじめとする健康食品の制ガン作用は基本的に認めないと仰っていましたが、患者の家族である私共が自信を持って語れることが少しあります。それは、エゾシカの幼体の脂肪は成体とは風味食味が異なり、適切に調理すれば美味で、少量摂取であれば、大腸の3分の1を摘出して退院2ヵ月足らずの老父が食しても腹を下すようなことはなかった、ということです。そして、もう1点、大腸ガンの手術を受ける前に、主治医の先生から先ず貧血を改善しましょうとのプランをいただき、良く相談してメニューに載せたエゾシカのレバー料理(加熱調理済み)が絶大な効果を発揮したことを付記しておきます。
文字通り、エゾシカの命を頂き、生かされている我が家なのでございます。
植物や動物の命を自分の糧とせねばならない宿命を背負って生まれたからには、美味しい物を自分で獲りたい。安全な野菜を自分で育てたい。素性のハッキリした食材を自分で調理して大事に食べたい。自然の恵みでお腹が一杯になって、健康に良い成分まで摂取できるとあれば、これぞ「良薬」、「天からの授かり物」と感謝して、
有り難く、有り難く、心の底から有り難く、そして美味しく頂戴いたします・・・・合掌!
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
流儀を曲げて自己嫌悪に苛まれるべきところ、エゾシカを救世主に祀り上げてチャラにしようとしてるやろ?・・・・・と、冷静に自己分析できるだけの余裕が今はあります。しかし、老父が体調を崩し始めた2007年晩秋から術後1年を迎える2009年夏頃までは本当に大変でした。忙し過ぎて仕事のクオリティーが落ちるのを防ぐために、同業他社銃砲店からの打診には「今、手が塞がっているので無理です」と話して、新規のお取引は全てお断りしました。「オヤジがガンで・・・・」なんていったら御見舞を欲しがってるみたいで嫌でしょ? 時間が無いのは事実でしたから、仕事を半分に減らして病院通いするしか方法がなかったのです。WEBの更新履歴を見直すと、時期を同じくして、突然、新ネタが止まっているのが分かります。その間、新商品の掲載だけでお茶を濁している有様でしたから、今思えば、良く切り抜けられたもんだと思いますよ。お陰様で老父は生き返りました。でも、お断りした依頼は戻りません。客商売のつらいところです。もうちょっと違う対応ができたのではないかという思いが今も残るのは仕方のないことでしょう。それを得がたい教訓として、一から出直すつもりで、ゆるゆると頑張ってみましょうかね。人生、修行の連続でんがな・・・・精進!
老父には、お上品に薄く切って食べてもらいました。
私も興味津々でお相伴!(嬉)
左の写真をクリックすれば拡大画像が見られます。
脂肪にシッカリ味が染みているのをご覧あれ。
脂身が・・・・甘い!
予想に反して軽やかで、胃にもたれる心配も無し。
赤身は仔羊や仔牛肉に似た繊細な味わいですなあ・・・・
え? また獲ってこい?
はあ、親孝行させてもらいますわ。