実は・・・・過去何度も北京ダックに挑戦してるんですよ。でも・・・・思ったような仕上がりになってくれない。なんでやねん? それにはハッキリした理由があって、北京ダック専用に改良&育成された品種を使わないと、皮が本場物のように美味しく焼き上がらないらしいのです。野生の鴨を獲ってきて、北京ダック用に味付けして、本式に焼いてもイマイチなのは、そのせいなんですと。つまり、私たちハンターが比較的入手しやすい野鴨では「北京ダックもどき」にしかならんちゅうことなんですわ。ギブアップ・・・・普通の丸焼きでエエやんか・・・・と安直に方向転換して、今回は和風のローストダックを作ることになりました。材料は毎度御馴染みのコガモさん。お正月用に青首さんが欲しかったのですが、渡りコースが変化して、おらんものは撃てませんわな。
焼物にするなら長く熟成したほうが旨い!
三が日に食べるつもりが調理したのは1月10日。熟成期間は13日です。またぞろBBQ味では芸がないという意見もあるので、今回は和風テイストの「生姜味噌」でやります。ただし、ナマ生姜を買いに走る時間がなくて、食料庫に転がっていたエバラで手抜きするっす!
羽根付きで保存!
ビニールに包んでチルド室にブチ込んであったので霜がふいていますが、羽根付きのまま熟成したので本体の身肉はシバレてません。
凍らせたらダメ!
鴨は皮が旨いという人と、皮が臭いという人がいらっしゃいます。まあ、それは好みの問題でしょう。人好き好きですよね。でも、誰もがコリャアカンというのは馬力のない家庭用冷蔵庫でジワジワ冷凍した鴨! 戻した時に皮がベロベロになってしまうので要注意です。
腹の中にタレを流し込んでシェイク!
素材がなんであれ、私は鳥の丸焼きに詰め物をしません。焼き具合を調整するのが難しいからです。どうしても詰め物をしたい人は、最初から具に火を通しておいたほうが無難ですよ。
漬け込み時間は長めに!
鴨の皮に味を染み込ませるのは難しいです。水鳥ですから、その脂の撥水力たるやミンクオイル並! 鴨の皮をハトやキジと同じに扱ったら失敗します(経験者は語る)。皮にフォークをブスブス突き刺すのもひとつの手ではありますが、焼いている間に皮の小穴から肉汁が流れ出てお肉がパサパサに(泣) やはり、揉みと漬け込み時間で勝負するのが無難かと・・・・
オーブンは食道楽の必携アイテムっす!
我が家には前から別のオーブンが2台あるのですが、回転串の機能が楽しそうだったのでコイツを追加購入しました。私専用のオーブンとして、ジビエとピザのためだけに稼動中。
鴨肉の下拵えの後は鹿肉で腹拵え!
鴨(右奥)を弄くっている間にお昼になったので、オカズを用意しました。手前はエゾシカのモモ肉のチャーシュー、左奥は骨付きアバラ肉の煮込み。この他、老父はエゾシカの端肉のカレーを注文してました。うちは鉄砲撃ちの家庭なので、猟期中の休日の昼飯はお肉のメニューが多くなります。今ふと思い出したのですが、牛肉って随分ご無沙汰かも? ビフテキとかスキヤキの味・・・・忘れたかも?(爆)
おめでとうございます〜!
お正月なので〜 普段よりも〜
余計に回しております〜!!!
漬け汁は捨てずに再利用!
漬け込みが終わった鴨肉をビニール袋から取り出します。漬け汁は煮詰めてソースを作るのに使います。回転串も準備できてまっせ!
オーブンの前に皮に焼き目を!
フライパンにサラダ油を少々垂らし、強火で煙が上がるほど熱したところに鴨肉をジュッ! 肉の深いところまで火が通らないよう素早く作業しますが、コガモは身が薄いので十分な焼き目を付けるのは難しいですね。デカイ鴨のほうが焼き過ぎの失敗は少ないです。
回転串を突き刺して準備完了!
回転串を使わない場合は、オーブンプレートにラックをセットして、それに鴨肉を載せればOK。
オーブンは予熱しておく!
200度に熱したオーブンにナナフシの頭みたいな付属品を使って串刺しの鴨肉をブチ込みます。回転串を本体の受け軸に素早く差し込むには慣れが必要で、本番前に何度も練習しました。緊張していたらしく、軍手するを忘れてますが(危)
くるくるくるくる・・・・10分経過!
特大のチキンでも焼けるオーブンなので、コガモさん一羽ではガラガラですね。ヒーターまで距離が有りすぎてプチ不安・・・・いつもどおり、オーブンプレートに載せて焼いたほうが良かったかも・・・・
受け皿に脂がタラーリ、タラーリ!
狩猟家兼料理人の心配をよそに、快調に焼けているようです。なんとなく、「ガマのア●ラ」を連想してしまいました(笑)
20分でミディアム!
上の3連写が20分経過の状態です。流れ落ちる肉汁の色合いから判断して、後はオーブンのスイッチを切ってドアを半開きの状態で鴨肉を少し休ませればバッチリ! しかし・・・・様子を見に来たオカンが「渡り鳥は鳥インフ●エンザ云々、もっとシッカリ焼いてや!」とか言い出しまして・・・・仕方なく、加熱時間を延長します。その間、「ミディアムが嫌いなもんに鴨食う資格無いわい!」と小声で大暴言吐きながらソースを煮詰める私なのでございます。
ミディアムの決め手は休ませること!
今回はオカンのオーダーでパシパシのウエルダンになってしまい、休ませる必要ございませんでした(泣) 上手くミディアムに焼けた場合は、ほんのり温かいオーブンの中に置いておくと焼き具合が整い、肉汁が満遍なく行き渡ってジューシーに仕上がります。ご参考まで。
か・・・・軽い?
美しく盛る気力を失くしました。オツユが蒸発してしまったのが持った重さでモロに分かってションボリ・・・・生姜の香りも飛んでます(泣)
何これ? シーチ●ン????
焼き過ぎたせいで、抱き身がツナ缶みたいなパサパサになってしまいました。鴨特有の旨味はどこへ? 骨の周りの肉などは生臭みまで出る始末。まるで鰻を山椒抜きで食ってるような・・・・
おお! こりゃ意外に山椒風味が合うかも知れんぜ!
次回は鴨を開きにして甘辛のタレを絡め、
炭火で焼いて、粉山椒を振り、蒲焼風に食ってみるか!!!!
鴨を獲るところから、やり直し〜