このウサギは北海道だけに生息するエゾユキウサギです。
本州のノウサギと比べると大柄で、肉がタップリあります。
しかも・・・・
空気銃でゲットしたので傷みは皆無!
ブッシュ越しの立射40ヤードで後頭部に一発決めました。
仏教が盛んで肉食がタブーとされていた時代も、ウサギは鳥の仲間として日常的に食されていたといいます。猪肉を山鯨と呼んだり、病人が精を付けるための薬食いと称して鹿肉を隠れて食したり、あえて禁を破って大型獣を口にすることとウサギを食すこととは、どことなく印象が異なります。多分、当時のウサギの扱いは魚と並ぶ重要なタンパク源だったに違いありません。
つまり、どこにでも普通に居た手軽なお肉ということなんでしょう。
獲物の内臓には人の嗜好に向かないものがあります。
猟犬を飼っていれば、それは彼らの御褒美になりますが、私共は数年前に愛犬を亡くして以来、現在は犬無し生活者です。
因みにイングリッシュセッターの故チェリー号は、ウサギには全く興味を示しませんでした。
彼女は鳥だけが守備範囲の由緒正しき英セだったのですね(合掌)
背骨の両脇にへばりついているのは腎臓です。豚の場合は「ブタマメ」、猪の場合は「シシマメ」ですから、これは「ウサマメ」とでも呼べば良いのでしょうかね?
正月過ぎの北海道ですから、車のルーフキャリアに吊るして風に当てておけば天然の冷蔵庫・・・・というか冷凍庫(笑)
万一ダニや蚤がいた場合は離れるまで完全に冷やします。
その頃には血も乾いているので、屋内の凍らない場所で食べ頃になるまで肉を熟成させるために移動させられます。
ウサギ肉の熟成には最低でも2日は欲しいところです。
今回は1週間後に食べることに決定。
しかし、内臓はその日のうちに食べるのがグッド。
これはスライスした「ウサ・ハツ」
丸のまんまの「ウサ・レバ」
散弾だったら、こんなに奇麗なモツは手に入りません。
空気銃で良かった良かった(笑)
一口サイズに刻むと、かなりの量になるので驚きます。
どうやら、今回はウサレバが主役のようですね。
(使ったナイフはガーバーのピキシー。全長17センチ)
縦割りにした「ウサ・マメ」
ブタマメとかシシマメは、とにかく下拵えが大変ですが、ウサギは鶏と同じで臭み無し。やっぱり、1羽2羽の世界かな?
縦割りにして暫く水で晒せば準備OK。
この日混穫したヒヨドリ2羽も、ウサ・モツと一緒にニンニク醤油に放り込みました。
なんだか凄い量になってます(喜)
冷蔵庫で3時間ほど寝かしてから取り出し、金串を打ちました。
新鮮な内臓はプリプリしていて串が良く利きます。
こういう食材を日常的に食べていると、お店のパック食品が怖ろしくなりますね。
「ホルモン 近江屋本店(爆)」 営業中!
ジュッジュッジュ〜、ジュジュッジュジュ〜
へい、お待ち!
ウサ・モツのホルモン焼き4本で1200円!
あ、こらオッサン、今、串、隠したやろ????
出せ出せ、出すもん出して楽になりさらせ〜
我が家の焼鳥やホルモン焼きには、この韓国唐辛子を使います。
菜園で育てて乾し上げ、ミルで粉砕したら、あっという間に粉唐辛子の出来上がり。
根性ないので、メチャ辛いタネは抜いてありますが・・・・
私、今までに様々なモツ焼きを食いましたけれど、ハッキリ言って、
ウサ・モツ以上の美味は無い!
と、断言させていただきます。こいつの前では鹿レバも霞みます。
え? 貴方も食べたいですって? ノウサギはジビエ食材専門店でフランス産などが入手できますがメンタマ飛び出るほど高価です。しかも、内臓は鮮度が勝負なので、旨いウサギにありつくには、自分で獲るしか道はないでしょう・・・・脳天一発クリーンキルで・・・・
30年前に熱中して読んだ・・・・というか、擦り切れてボロボロになった今も我が書棚に並んでいる北晴夫先生の著書「狩猟/池田書店刊」に、ウサギ猟の写真が載っております。疾走するウサギを散弾が捉えた瞬間の躍動感溢れるワンシーン。白黒写真なので、かえって想像力を刺激されますね。これを見てハンティングを始める切っ掛けとなった人も多いのではないでしょうか。ウサギ猟は、この本にも載っているとおり、ウサギ専門のビーグル犬と散弾銃を使って、かつては鳥猟と人気を二分するほど盛んだった時期もあるわけですが、現在は殆どのハンターが興味を失っております。環境が変わり、猪や鹿が激増した結果、同じ手間で大きな実入りがある大物猟に皆さん流れてしまったのですね。しかし、鳥がメインゲームとなる空気銃ハンターにとってのウサギは今も変わらず嬉しい「大物」です。散弾で撃つと肉が荒れて食べるところが減りますが、空気銃は米粒ほどの弾が1発出るだけですから弾傷が小さく、大自然から食材を得るには最高の猟具といえましょう。ここで紹介するエゾユキウサギは、我が家の竹(本州から移植したクロチク&ハチク)とクマザサとヤナギだけ食べていた全くの天然物。じっくり、ご覧あれ。