シリンダーオイルの注油タイミングは強化レバーも同じ

銃身の下の太いパイプ「シリンダー」の中でピストン運動するポンプ体の滑りをよくするため、定期的に「シリンダーオイル」を注油しなければなりません。ポンプ銃の常識です。
昔はエンジンオイルを利用する人も結構いましたが、今は「シャープ純正シリンダーオイル」がどこの銃砲店でも売られています。
ところが、「CRCスプレーを使ったらダメですか?」という質問が絶えません。即座に「やめてください」とお答えしています。油の性質や用途が全く違うからです。事実、556をスプレーして銃を壊した人が沢山います。ポンプ銃ファンなら、予備のシリンダーオイルを必ず常備してください。安いものです。そうしておけば、オイルを一滴分けてもらうためだけに深夜友人宅へ押し掛けずに済む訳です。ユーザーさんの話をまとめると、「正月休みのオイル切れ」で不適合オイルを使って銃の不調を招くケースがどうも多いらしく、車に積みっぱなしのCRCをプシュッとやって自滅してしまうのですね。車のエンジンのオイルゲージの一滴のほうが、まだ救われます。といっても、これもやってはいけないことに変わりはありません。添加物やら金属粉やら、銃に良くない物が混じっています。
さて、強化レバーや浸炭焼レバーはノーマル部品と材質が異なるものの、シリンダーオイルの注油は全く同じで構いません。銃の取扱説明書に書かれた方法で、適宜、注油してください。ただし、ポンプ10回以上で使う場合は、多少事情が違ってきます。ポンプ操作の抵抗が増えれば磨耗が早まります。「切れる前に注油する」習慣を身に付けて下さい。
注油するポイントは、レバー可動部品の接合部(ピンの場所)3箇所とポンプ体(ハンドル全開で見えるゴムと真鍮)の部分です。必要以上に注油したり、吸気穴に直接注入したりすると、故障の原因となります。ご注意ください。各部分に「半滴〜1滴」で十分です。はみ出たオイルはウエスでふき取ればOK 。