ある日どこかで (Somewhere In Time)
1980年のアメリカ映画です。大ヒットとは無縁の映画ですが、徐々に支持層が増えて現在も根強い人気を誇っている異色の作品です。実は私自身も80年代に一度観た覚えはあるのですが、音楽を除いては印象が薄かったのです。それが2005年にケーブルテレビでの放送を偶然観たとたん、今度はその魅力にすっかりとりつかれてしまいました。主演はあのスーパーマンで有名だったクリストファー・リーヴとボンド・ガール出身のジェーン・シーモアです。いわゆる美男美女のラブ・ストーリーなのですが、ここにタイムスリップというトリックが融合しているのがミソです。一方音楽は007シリーズなど多くの映画音楽を手掛けてきた名手ジョン・バリー。彼のペンによるメイン・テーマの甘美な響きに加え、ラフマニノフのパガニーニの主題による変奏曲をキーワードに選曲したセンスの良さには脱帽です。脚本・映像・音楽の三拍子揃った秀作として、特に映画音楽ファンにお勧めしたい作品です。尚映画ではエンド・クレジットのピアノを、イージー・リスニング界ではおなじみのロジャー・ウィリアムスが華麗に弾いています。やはりフル・オーケストラの迫力は凄いです。「ある日どこかで」私もオーケストラと共演出来たらいいなあ。


