「世界樹の迷宮4」特設

殴りメディック考察

殴りメディックとは、回復役が果敢に攻めるミスマッチさが魅力の“殴る”メディックである。本作のメディックは割と平均的なパラメータで、きっちり防具を固めれば前衛での運用も不可能では無く、お誂え向きに攻撃スキルが用意されている事もあって強ちネタとも云い切れなかったりする。

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殴りメディック3ヵ条

1. 鎚で殴る
2. 前衛で殴る
3. 本業を疎かにしない

参考資料：メディックのパラメータ

＼	Lv1	Lv10	Lv20	Lv40	Lv70	Lv99
HP	40	77			317	433
TP	39	73			295	344
STR	5	10			42	57
TEC	10	16			58	78
VIT	6	11			45	57
AGI	6	11			45	61
LUC	5	10			41	57

鎚で殴るための攻撃スキル一覧

職業	スキル名	消費TP	威力	備考
メディック	ヘヴィストライク	9-10-11	195〜260	スタン付与30〜50%の近接壊攻撃
	スリープブロー	10-12-15	160〜240	眠り付与30〜50%の近接壊攻撃
	スタードロップ	16-20-25	130〜185	1Tのみ、ダメージを120〜140%上昇させる近接壊攻撃
フォートレス (サブクラス)	ボルトストライク	8-9	150〜190	壊+雷属性の近接壊攻撃
	ホーリーバッシュ	10-12	145〜175	ダメージの70〜75%ぶんHPが回復する近接壊攻撃
	リベンジスマイト	14-16	180〜250	3T後終了時に攻撃する近接壊攻撃
	アースブレイク	24-27	285〜345	左右に拡散する近接壊攻撃
ダンサー (サブクラス)	チェイスサンバ	8-10	80-100	3Tの間、同列の味方の攻撃に最大2回追撃
	ラッシュダンス	14-17	105-120	味方の攻撃に最大4回追撃
モノノフ (サブクラス)	峰打	5-6	115〜140	麻痺付与の近接壊攻撃
	頭砕	7-8	135〜160	頭封じ付与の近接壊攻撃
	衝破	16-18	130〜160	敵全体への遠隔斬攻撃 HPを25%消費する
	鉄火	12-14	170〜215	壊+炎属性の近接壊攻撃
	流墜衝	18-21	170〜230	左右に拡散する近接壊攻撃
	乾坤一擲	20-23	300〜360	使用後自分が麻痺になる近接壊攻撃

鎚で殴るための強化スキル一覧 (サブクラスとして取れる範囲の性能)

職業	スキル名	消費TP	備考
ソードマン	物理攻撃ブースト	パッシブ	物理攻撃力115%上昇
	ヴァンガード	6	5Tの間、物理ダメージ125%上昇と物理被ダメージ125%上昇
	先駆けの功名	パッシブ	全ての敵に先手時、攻撃力130%と命中率上昇
ナイトシーカー	追影の残滓	パッシブ	約41%の確率で、攻撃スキルが2度発動(威力は通常の半分)
スナイパー	イーグルアイ	6	3Tの間、敵単体への物理ダメージ125%上昇
	チェイスバインド	パッシブ	封じの入った敵に追撃
	物理攻撃ブースト	パッシブ	物理攻撃力115%上昇
ルーンマスター	ルーンの導き	パッシブ	弱点攻撃時、ダメージ134%上昇
ダンサー	アタックタンゴ	5-6	3Tの間、同列の物理攻撃力130%上昇
ミスティック	衰身の邪眼	12	3Tの間、敵全体への物理・属性ダメージ120%上昇
モノノフ	羅刹	2	ダメージ145〜155%上昇 行動毎HP･TP消費
	物理攻撃ブースト	パッシブ	物理攻撃力117%上昇
	背水の陣	パッシブ	二刀流時、物理攻撃力122%上昇
インペリアル	物理攻撃ブースト	パッシブ	物理攻撃力115%上昇
	ワイドエフェクト	パッシブ	単体攻撃スキルが一定確率で左右に拡散

個人的雑感

STRはあまり高くないが、得物である鎚の攻撃力は高く、「ヘヴィストライク」はノービススキルとしてはトップクラスの倍率を誇るので、実はベテラン(Lv20)未満の段階では掛け値無しに強かったりする。第3大地以降は物理耐性持ちが増えてきて苦戦を余儀なくされるが、電気ガエルやアイスシザーズの弱点を突けたり、はさみカブトのレアドロップ(斬撃の守りの素材)を狙ったりできるので、役立つ場面は意外と多い。

PT構成としては、ソードマンと組んで「剣士の心得」で命中率を補ってもらうのが理想。更にダンサーの「リジェネワルツ」があればより攻撃に専念しやすくなり、自身の「医術師の心得」の効果も乗るので一石二鳥となる。

メディック/ソードマン

「物理攻撃ブースト」「先駆けの功名」「ヴァンガード」全て込みで攻撃力約1.78倍(「ヴァンガード」無しでも約1.4倍)と、サブクラス解禁直後としては随一の補強。更に盾が装備可能になり、「物理防御ブースト」「攻防一体」で不安な物理防御力も補える。「ヴァンガード」は回復スキルとの相性も良く、「先駆けの功名」の命中アップも有難いが、ザコ戦では割と手持ち無沙汰になりがち。どちらかと云えば強敵向けの構成と云える。

メディック/ナイトシーカー

「追影の残滓」は見かけは派手だが、サブクラスの範囲では倍率が低く、発動率も微妙で火力目当てとしてはイマイチ。メディックのLUCはワースト3なので「闇討マスタリ」もあまり活用できそうにない。投刃系スキルは武器を問わないので攻撃力の高い鎚との相性は微妙に良いが、余計に後列適正が上がってしまうのは考え物。

メディック/フォートレス

体力に不安のあるメディックにとって「HPブースト」は何よりも有難い。更に「ボルトストライク」をはじめ鎚スキルのレパートリーも増えるので良い事尽くめに思えるが、攻撃力そのものが一切伸びないので与えるダメージは低いまま。どうせなら「リベンジスマイト」や「アースブレイク」を使いこなして大ダメージを狙う意気込みが欲しいところ。

メディック/スナイパー

派手な組み合わせでは無いが、一応「物理攻撃ブースト」はあるし、本職では使う暇の無い「イーグルアイ」を代わりに使えば自身の攻撃力アップにも繋がるので、「観測」「スカベンジャー」「カモフラージュ」等のついでに火力も若干上がると思えば案外悪くない。「チェイスバインド」は密かに鎚でも使用可能だが、前提条件が厳しすぎて割に合わない。

メディック/ルーンマスター

通称司教(ビショップ)型。もしかしなくても印術を撃った方が殴るより強かったりする危険な組み合わせ。壊攻撃一辺倒のメディックスキルでは「属性攻撃ブースト」や「ルーンの導き」を活かし切れないが、前衛で殴る事にこだわらないのであれば、本職ルーンマスターの隣に立って聖印で補佐しつつ、自身も印術で闘うという戦法はかなり有効。

メディック/ダンサー

「チェイスサンバ」「ラッシュダンス」による手数で圧倒する組み合わせ。サンバ系スキルは武器を問わないので鎚でやるには打ってつけ。 鍛冶で属性を付与すれば、壊属性一辺倒の弱点もある程度補う事ができる。3ターン持続するので本業との両立も無理なく行えるが、ダンサーのスキルはとにかく優秀なので、終始踊りっぱなしになってしまい本職の劣化になりがちなのが懸念材料。

メディック/ミスティック

「抑制ブースト」で「ヘヴィストライク」「スリープブロー」の追加効果の精度を上げる組み合わせ。「陣回復」は「リジェネワルツ」程では無いものの、パーティ全体に有効なので治療の手間を省け、その分攻撃に参加しやすくなると思えば案外悪くないチョイスかもしれない。いざとなれば破陣もそこそこ強いが、殴るより強い手段があると云う意味ではルーンマスター同様、危険な組み合わせ。

メディック/モノノフ

通称獣医(逆キバガミ)型。「物理攻撃ブースト」「背水の陣」「羅刹」併せて約2.1倍というソードマンを上回る補強に加え、多数の鎚スキルが追加されるという殴りメディック垂涎の組み合わせ。複合属性の「鉄火」と遠隔全体攻撃の「衝破」は特にスグレモノで、「チャージ」を絡めればメディックとは思えない破壊力が実現できる。「羅刹解除」によるTP回収や、「食いしばり」による生命保険もあって正に至れり尽くせりだが、速度だけはフォローできないので、「チャージ」の最中に封じやスタンを喰らうと目も当てられない。

メディック/インペリアル

ドライブスキルはサブで使っても威力抜群だが、砲剣を持つと鎚スキルを捨てる事になるためここでは割愛。属性攻撃や決定打に欠ける事から「コンバーター」や「フィニッシャー」を活かし切るのは難しいが、「ワイドエフェクト」で拡散した「ヘヴィストライク」や「スタードロップ」が複数の敵に効果を及ぼすという点にのみ若干のロマンを感じる。

個人的総括

職業	攻撃力	防御力	機動力	総評
メディック/ソードマン	★★★★☆	★★★★☆	★★★★★	★★★★★★★★★★
メディック/モノノフ	★★★★★	★★★☆☆	★★☆☆☆	★★★★★★★★☆☆
メディック/ダンサー	★★★☆☆	★★★★☆	★★★★☆	★★★★★★★☆☆☆
メディック/フォートレス	★★☆☆☆	★★★★★	★★☆☆☆	★★★★★☆☆☆☆☆
メディック/スナイパー	★★★☆☆	☆☆☆☆☆	★★★☆☆	★★★★☆☆☆☆☆☆
メディック/ミスティック	★★☆☆☆	★★★☆☆	★★★★☆	★★★★☆☆☆☆☆☆
メディック/ナイトシーカー	★☆☆☆☆	★★★☆☆	★★★★☆	★★★☆☆☆☆☆☆☆
メディック/ルーンマスター	☆☆☆☆☆	★★★☆☆	★★☆☆☆	★★☆☆☆☆☆☆☆☆
メディック/インペリアル	★★☆☆☆	★★☆☆☆	★☆☆☆☆	★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

やはりトータルで見るとソードマンが一歩リード。攻撃・防御・速度がバランスよく補強され、メインのスキルとうまく噛み合っているのがポイントが高い。モノノフとダンサーもイイ線いってはいるが、サブ側のスキルがやや出しゃばり過ぎの感が否めない。