「スーパーロボット大戦64」特設

第24話 人類の勝利、そして……(後)

「すごいネ…感じるヨ、お前たちの力を」 ドレイク軍を退け、ミケーネ・百鬼との決戦に臨むマーチウィンド。その様子を監視する、正体不明の新たな敵、アル・イー・クイス。マーチウィンド最大の危機に、若い命が真っ赤に燃える。次回 『人類の勝利、そして……(後編)』

map
出現条件:敵機数9以下
A.デモニカ(地獄大元帥) B.合体百鬼ロボット(ブライ大帝) C.光波獣ピクドロン(AI)
D.メカ牛剣鬼(AI) E.戦闘獣ズガール(AI) F.戦闘獣ダンテ(AI)
出現条件:敵全滅
G.アヴィエスレルム(アヴィ・ルー)
獲得資金ランキング
資金ユニット名HP配置

備考

118000 アヴィエスレルム 43000 増援1
215000 デモニカ 25600 増援1

リペアキット

310000 合体百鬼ロボット 21500 増援1

プロペラントタンク

48000 ヤヌス侯爵 18600 初期1

ハイブリッドアーマー

53800 光波獣ピクドロン 18200 初期3/増援2
63500 メカ牛剣鬼 11100 増援2
72400 戦闘獣ズガール 11600 初期3/増援2
82200 戦闘獣ダンテ 10600 増援2
10000 初期3
92000 戦闘獣オベリウス 9600 初期1
101800 戦闘獣グラトニオス 8600 初期1
インターミッション

前後編の最中なのでセーブしかできない。本当にセーブしかできない。ユニットの確認くらいはできても良いと思うが…。

侵入者の正体は、サリィ・ポーに化けたヤヌス侯爵だった。ロボットバトルでは勝てないからと生身(?)で挑んでくるとは恐れ入るが、マナミを出撃不可にした挙句、アーガマを内部から爆破、勝利条件まで後一歩に迫るのだから有能と云う他無い。もしかしたら村雨健二の活躍に着想を得たのかもしれない。だとしたら村雨の野郎、余計な事しやがって…


原作ではさやかに化けて科学要塞研究所に潜入し、兜剣造と生身で激闘を繰り広げた。

初の前後編の後半である事と、最後に控える大物を考慮してか、敵の数は少なめ。しかしゼイ・ファーやターミネーターポリスのようなHPの低いザコ敵はおらず、大半が5桁のHPを持つため見た目以上に骨が折れる。増援の出現条件の3機撃破ですら意外と大変だったりする。

1ターン目、まずは近くのヤヌス侯爵の撃破を目指すが、ヤヌスは丁度基地の地形効果を得ており、まだこちらの気力が上がっていない事もあって思いのほか堅い。こんな時は気力不要の合体攻撃。まずグレート(さやか)をヤヌス侯爵に近付けてドリルプレッシャーパンチ(空振りしたが別に構わない)、その後マジンガー(甲児)は「必中」をかけ、本命のダブルバーニングファイヤー、続いてアプサラス(アムロ)が大型メガ粒子砲を撃ち込み、とどめはダンクーガの「幸運」「努力」断空剣。後はブラックウイングでズガールにアウトレンジ攻撃、百式を同ズガールと同じ縦軸まで移動させる。後はメタス(カミーユ)でグレートを修理し、他の修理機はアーガマを回復してフェイズを終える。


マナミとヤヌス侯爵が戦闘すると会話が発生。1回休みにされた恨みは根深い。

2ターン目はちょっとしたレベリング作業。まずダンクーガを分離させ、クーガーで適当にズガールを攻撃してわざとダメージを受け、それを「覚醒」を使ったメタスで修理。次にグレートでピクドロンを攻撃し、それを再びメタスで修理。これでカミーユのレベルが31になり、2回行動が可能になった。ついこないだまで初期レベルのままだった彼も、2話連続でメタスに乗れば成長するもんだ。

続いて、縦に並んだズガール、ダンテ、グラトニオスの3機をディジェSE-R、ブラックウイング、スーパーガンダム、アプサラスで削ったら、アイナの「激励」を百式(ルー)にかけ、「幸運」メガバズーカでまとめて撃破。これで敵増援が登場するので、早速ナオトの「挑発」をデモニカ(地獄大元帥)と合体百鬼ロボット(ブライ大帝)に飛ばしておく。ダンクーガは手前のピクドロンに断空剣で攻撃、マジンガーは一旦下げてヤヌスから受けたダメージをビューナスで修理。コスモクラッシャーを百式の隣に置き、アーガマをやや左寄りに移動させてフェイズを終える。


後々の事を考えると、こいつらは素直にマナミの気力にしといた方が良かったかも。

3ターン目、ダンクーガは敵に近付いて断空剣―と行きたいところだが、このターンはあまり前に出ずに敵をおびき寄せたいので、「気合」を使い、その場からピクドロンに断空砲を撃つ。他のユニットは一旦進軍を休め、基地の辺りで敵の接近を待つ。この間にコスモクラッシャーは百式を補給。3EP、移動してきたズガールがたまたまダンクーガの隣で止まったので、断空剣で反撃しておく。

4ターン目、初期配置の敵が固まってきたところで削り作業開始。先程断空砲を受けたピクドロンにスーパーガンダムのロングライフル、まだ無傷のピクドロンにはダンクーガの断空剣とマジンガーの「必中」アイアンカッター。ズガールにはアプサラスで、ダンテにはブラックウイングとディジェSE-Rで攻撃して準備完了。ケンジの「激励」をグレートにかけ、「幸運」をかけてブレストバーン。範囲内のダンクーガも瀕死の重傷を負うが、2回行動可能な衛生兵カミーユで素早くフォロー。その後はコスモクラッシャーを下げ、アーガマを前面に押し出して増援の敵を誘導する。手が空いたスイームルグとゲッターは上方に残ったダンテを攻撃しておく。


恒例のミニゴーフラッシャー。敵の体力が高いので、削り作業もなかなか大変。

5ターン目、思ったより早くデモニカが到着したので、ザコはひとまず置いといてこいつの撃破を優先する。まずグレートが接近し、ちょい加減してアトミックパンチ、次にマジンガーを近付けてダブルバーニング、更に断空剣を喰らわせ、とどめはスイームルグの「幸運」アルティメットビーム。先程の孤立したダンテはゲッターが「幸運」をかけて倒しておき、スーパーガンダムとディジェSE-Rは戦闘獣の削り作業。百式は並んだ戦闘獣の左端に移動して兵器のスタンバイ。アーガマは敵の隊列維持のため、そのまま矢面でひたすら防御。アプサラスをその右隣に置いておく(メカ牛剣鬼をアーガマの下側から隣接させるため)。

6ターン目、予想以上に敵さんが並んでくれたので、早速削り作業開始。まず役目を終えたアーガマを退避させ、手前のダンテにゲッター1がゲッタービームを撃つ。メカ牛剣鬼は間接攻撃のミサイルが極端に弱いので、ダンクーガを分離して獣戦機も削りに参加させ、更にディジェSE-Rの「熱血」ハイメガ粒子砲を浴びせる。遠くのズガールにはアプサラスの「熱血」大型メガ粒子砲を撃ち込み、削り完了。百式が2度目の「幸運」メガバズーカを発射する。ダンクーガ、スーパーガンダム、スイームルグは残りのピクドロンや牛剣鬼に攻撃し、グレートの位置を微調整してフェイズを終える。


これでさやかさんの撃墜数は80となり、最早マリア加入後もマジンガー系エースの座は揺るぎそうにない。因みに今回はゲッターチーム全員にブライ大帝との会話が用意されている。

7ターン目、アプサラスやスーパーガンダムで更にピクドロン達を削ったら、グレートの「幸運」ブレストバーンで合体百鬼ロボット以外の敵を一掃。合体百鬼ロボットは既に兵器でそこそこ弱っているので、ダンクーガの断空剣でダメ押ししてスイームルグが「幸運」をかけて仕留める。宿敵ゲッターロボGと相見える事無く百鬼帝国は壊滅する。


前倒しでボス戦…と云えば、話数的に見て『F』のライグ・ゲイオスを意識しているのかも。

敵を全滅させると…遂に登場。今作のオリジナル敵組織、アル・イー・クイスアヴィエスレルム。最終ボスの1機がそのままの能力で前倒ししてくる前代未聞の難敵だが、独立軍ルートの場合は分岐直後でまだダンクーガ強化前、しかも撤退条件のあるウィル・ウィプスを倒してヘトヘト…という嫌なタイミングで出てくるのに対し、このOZルートではウィル・ウィプスとの決戦は前編のうちに終了しており、ダンクーガも強化後なのでかなり与しやすくなっている。とりあえずこのターンは修理や補給に費やして体勢を整え、8ターン目に修理の済んだダンクーガとスイームルグをぼちぼち向かわせておく。ヒマな連中は修理・補給で経験値稼ぎして時間を潰す。

9ターン目、「挑発」は効かないが「脱力」は効くので、ボスとアキラの「脱力」3回で気力を下げ、ダンクーガが「加速」「覚醒」を使って一気に接近。「熱血」「必中」断空剣を叩き込み、「再動」をもらって更にもう一発「熱血」断空剣をお見舞いする。とどめは当然、スイームルグのデストラクション―と思ったら何と気力が119しかないのでブーメランが撃てない。どうやら兵器を多用したせいで思ったよりも気力が上がらなかったようだ。幸い、ファの精神ポイントが余っていたので彼女の「激励」を使い、気を取り直して「必中」「幸運」のデストラクションブーメランで撃破する。


やっぱり頼りになる超獣機神。『第4次』の頃はマジンガーやゲッターを差し置いて彼が矢面に立つなんて想像もできなかった。それにしても「脱力」の効果はすごい(主に防御面)。

クリア後、全機収容してほっと一息…と云うところでアヴィ・ルーが復活。不死身の敵を倒すため、ゲッターロボ特攻イベントが発生する。『64』のハイライトシーンのひとつ、漢ムサシ・一世一代の見せ場である。


思えば『ゲッターロボ』という物語は、爬虫類嫌いで臆病だった武蔵が、愛する人のために命を懸けるまでになる男の成長物語だった…のかもしれない。

武蔵の男気に、然しものアル・イー・クイスも何かを感じ入ったようだ。


かつて忍らと共に、女性陣の気の強さをからかっていたのが懐かしい。さらば、武蔵。
ブライトブライト
「それで、どういう事なのでしょう?」
エレエレ
「私にもわからないのです。ですが、我々だけがこうしてこの地へと戻ってきた事には、意味があるのだと思います」
ブライトブライト
「と仰ると?」
エレエレ
「地上界…いえ、皆さんの云う地球圏には、未だ悪意のオーラが渦を巻いているのを感じます。それを取り除き、地上界に平穏を取り戻す事が、私たちの担うべき新たな役割となったのでしょう」
チャムチャム
「じゃあエレ様、それが終わるまで、あたし達バイストン・ウェルに帰れないの!?」
エレエレ
「そうですよ、チャム。バイストン・ウェルと地上とは表裏の関係です。地上の平穏無くして、バイストン・ウェルの平穏もまた有り得ないのです」
チャムチャム
「そんなぁ…」
ショウショウ
「チャムには悪いけど…俺もそう思います」
甲児甲児
「って事は、またオレ達と一緒にやってくれるって事か?」
ショウショウ
「ああ」
エレエレ
「はい。我らは今後もあなた方と行動を共にさせていただきたいのです。それが最も良い道と思えます」
ブライトブライト
「願ってもない事です。歓迎致しますよ」
ルールー
「チャムもそんなに嫌そうな顔しないで。もうしばらくあたし達に力を貸してちょうだい、ね?」
アムロアムロ
「頼むよ、チャム」
チャムチャム
「わかったわよ!そう云われたらイヤって云えないじゃない」
アンナアンナ
「ウフフフ、チャムったら」
アムロアムロ
「君も頼む、ガラリア」
ガラリアガラリア
「私は戦士だ。戦士としての役割を全うする事で、バイストン・ウェルへ帰れるのなら、それはさせてもらう。それでいいのだろう?」
アムロアムロ
「ああ、頼りにしている」
ガラリアガラリア
「フッ、こういうのも悪くないものだな」

その後、『ダンバイン』キャラのうち、味方のユニットとパイロットだけが地上に帰還する。ちょっと都合良すぎる気がしなくもないが、ここで本当に帰られたら元も子も無いので止むを得ないだろう。ビルバインは改造してからまだほとんど使ってないし、何よりエレ様がいなくなると「激励」と「再動」とオーラノバ砲が無くなるので本当に困る。

第23話 < 第24話 > 第25話

戻る