Super Bad
Talking Heads
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 昔、あるラジオ番組でコンパスポイントスタジオ録音のアルバム特集をやっていた。ローリングストーンズ、ロキシーミュージック、ロバートパーマー、AC/DCなど、どれもベースとバスドラムの低音が目立つ乾いた感じの音だったように記憶している。
 70年代後半から80年代の前半にかけて、フロリダ半島の東に点在する全部で700以上の島からなるバハマ諸島、その首都ナッソーにあるスタジオがもてはやされた時期があった。
 今回紹介する「Talking Heads」の「Remain In Light」もそのうちの1枚だ。ブレイクビーツのようなリズム隊とアフリカンパーカッションが絡み合うだけで陶酔の域に達する。そこにデビッド・バーンの意味不明歌詞と呪術的コーラスが乗っかり、エイドリアン・ブリューのある意味超絶ギターソロが曲の雰囲気を増幅させるのだ。
 マイアミから飛行機で約1時間という便利さ、そして何よりも南国特有の音抜けの良さが多くのミュージシャンに愛される理由だと思っていたが少し違った。タックス・ヘイブン特有の税金対策だった。  (ハナ)
  Super Bad 
The Rolling Stones
Big Hits (High Tide & Green Grass)
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 僕は15歳の頃、こんなレコードを聞いてはよく親父に怒鳴られていました。今ほど、大人がロックやポップミュージックに理解を示していない時代でした。
その年頃って、自分の置かれた状況や社会のいろんな出来事に、反発や矛盾を感じる頃で、そんな心情にこのレコードはぴったりはまったのかもしれません。
 僕はロックンロールに純粋な音楽以上の何かを求めていたのです。
 このレコードにはまってからしばらくは、R&R,
R&B以外は音楽じゃないと思いこんでいました。カバー曲を辿ってブルースやR&Bのレコードを集めたり、同じ年代のバンドのレコードを集めるきっかけとなった思い出のレコードです。
 内容についてうまく語ることはできません。 興味を持ったら一度聞いてみてください。魚眼レンズで撮られたジャケットも印象的でしょう。
 今年、大阪ドームで見たキースは僕と同じ生きた人間でした。キース、とにかく長生きしてくれ。(ツル)
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