■アフタヌーン・ティーのBGMに
ザ・フーと並ぶ、もう一つの「ゴッドファーザー・オブ・パンク」キンクスの5thアルバムにしてロック史上に残る名盤中の名盤です。
あまりにも有名なロック史上に残る名曲(ちょっとしつこいけど、キンクスに関してはこれくらい言っとかないと、あまりに日本での評価が低いので・・・)「ユー・リアリー・ガット・ミー」に代表される独自のキンキーサウンドでビートロックの頂点を極めた彼らは、前作で「フェイス・トゥ・フェイス」という実質ビートルズの「サージェント・ペパーズ」に先駆けたコンセプト・アルバムを発表します。続くこのアルバムも前作を推し進めた素晴らしいコンセプト・アルバムと言えるでしょう。
英国の労働者階級の人々の日常を歌った歌詞が、皮肉っぽかったり切なかったりして、とてもいいのです。サウンド的には初期に比べ少しアコースティックぽくなったような気がしますが、単調にはならず、ボサノバ調あり、フォークロック調あり、サイケ調あり、