■もう一人の「KING ELVIS」
ずっと気になりながら聞きそびれているアーティストっていますよね。僕は趣味が偏っているので、意外とそういうアーティストがたくさんいるんです。このレコードレビューをきっかけに今まで聞きそびれていたアーティストをどんどん聞いていこうと思っています。まずは自分が楽しもうという企画ですが、皆さんにも楽しんでもらえたら幸いです。さてその第一回はエルビス・コステロの「MY AIM IS TRUE」です。
パンク全盛期に発表されたエルビス・コステロの記念すべきデビューアルバムです。シンプルでノリのいい曲で始まり、やはりパンクムーブメントを意識した曲作りをしているんだろうな思いましたが、聞いていくほどにアメリカンミュージックの影響が濃いことに気づきました。(何とバックを努めるのは後のヒューイルイス&ザ・ニュースのメンバーらしい)にもかかわらず、なぜかイギリスっぽく感じるのは彼の声そのものがすごくポップなせいなのか、単に彼がイギリス人だからなのか、とても不思議な感じがしました。