■NPG records VS Warner Bros.
あれは忘れもしない殿下93年の誕生日のこと。契約条件をめぐるトラブルで改名宣言し「記号」になってしまったプリンス。(今はめでたくプリンスを名乗っております。)所属レコード会社ワーナーとの確執は相当なものだったようで、頬に『slave』と書いたり、今後アルバムは一切作らずライブに専念すると言ってみたり、かなり奇行が目立っておりました。
そんなファンをヤキモキさせる展開をよそに、95年ワーナーから「The Gold Experience」が、そして今回取り上げる「Exodus」がNPG recordsより発売となり、逆にうれしい悲鳴状態!
このアルバムには「記号」(The Artist Formerly Known As Princeと読む。長っ!)がボーカルはもちろん、コーラスやバッキングギターなど『NPG』のバンドの一員として参加しているのが特徴だ。何よりもワーナーからリリースされた「The Gold〜」(K-1のテーマ曲収録で有名。)よりのびのびと楽しくやっているようで好感が持てるアルバムなのだ。実際こっちの方が