---海外旅行行けたらいいですね。でも今はまだちょっと忙しいかな？
「今は…そうですね。」

---何年ですか？美容師になって。
「もう3年です。」

---美容師になってみてどうですか？
「好きな仕事ができてるので良かったですけど…。」

---外から見てると華やかなイメージがあるけれど、現実とイメージとのギャップもあるでしょうね？
「そうですね。結構しんどいことも多いです。技術を磨いていく仕事なので、毎日経験を積み上げていって、徐々にステップアップしていかないといけないですからね。」

---辞めようと思ったこともありますか？
「はい、何度かあります。さっきもちょっと話しましたが、洋服もすごく好きなので、服屋になろうかなとも考えたりしましたね。接客の仕事が好きだというのもあるし、お客さんに似合う服をすすめて、その人をより良くなるようにコーディネイトするという意味で美容師と服屋さんには共通点があると感じていましたから。」

---それでも美容師を続けているというのは、やっぱりこの仕事がすごく好きなんでしょうね。3年目というのはどういう感じなんですか？
「今は一応メイン・アシスタントといったところです。まだスタイリストではないので、ちょっと焦りもありますよね。実際、同級生で、もう切ってる人もいますし、中には顧客を100人くらい抱えてる人もいるくらいなんですよ。」

---いろんなサロンがあると思うし、方針も違うでしょうからね。今のお店のお客さんの中にも、いずれは松嶋さんに切ってほしいと思っている方もいるはずですよ。
「そう言ってくださるお客様がいらっしゃるということは、うれしくもあるし、責任も感じますよね。」

---まだまだ若いんだし、がんばってください。
「そうですね。でも私生活の点でみても、もう結婚して子供もいる友達もいますからね…。」

---早く結婚したいですか？
「結婚生活へのあこがれはありますね。昔から。僕、子供大好きなんですよ。だから早く子供がほしいと思うし…。僕は母子家庭で育ったんです。だから家庭に対する想いが強いのかもしれません。」