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Fight For Your Right
■これって映画バトルですよね?
2号 いつ映画の話に戻るねん?
1号 それは話術やからね。知らんうちに戻ってるのが理想やね。
2号 というわけで僕はティムが好きやね。
1号 おいおい唐突やなキミ。まぁええわ。どのへんが?ほんまやね。キミもアナーキストになれそうやね。
2号 唐突やないで。ティムは自然にホッテの面倒みてるやん。そこには損得勘定なんかないと思う。ホッテが好きやねん。世界の状況みてるとそうじゃないやろ。みんななんやかんや言うて自分のメリットばっかり考えてる。国際政治の世界なんかまさにそうやん。国益とかいう言葉聞いたら胸くそ悪くなるで。
1号 ほんまやね。キミもアナーキストになれそうやね。
2号 おう、もうすぐ生活保護も受けるしね。
1号 いやいや・・・ところで高校の時、村井っておったやん。あいつ思い出してん。この映画観て。
2号 なんで。
1号 ただ単純にティムとかが映画撮ってたからやけどね。村井が8ミリまわしてる姿が浮かんで来てん。それで青春映画って思ったのかもしれません。
2号 なるほど。僕はいつもこういう話を見ると小学校のとき仲よかった「野田」くんを思い出すねん。彼は小学5年ですでに「男」やったね。男って男の中の男って意味やで。誤解の無いように。
1号 ふむ。
2号 そんな彼でもやっぱり不安なときがあるのよ。僕はそれをわかってあげられへんかった。まだ子供やったんやな。ふとしたことで、数年後そのことがわかってん。今でも悔やまれるなぁ。「野田」は今、誰に聞いてもゆくえがわからんねんけど。死ぬまでに絶対もう一回会いたい人やね。
1号 村井には特に会いたいとは思えへんなぁ。
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