じゃあどんだけ上手いかって、デビュー前から客演的に渋いラップを披露してたわけなんだけど、デビューアルバムに当時最強と言われてたプロデューサー陣(プレミア、ピート・ロック、ラージ・プロフェッサー、Q-tip他)が集まったわけですよ。言うたら何?日本やったらミスチル、ドリカム、サザン…あと何だ?まあ例えが良いのか悪いのかはこの際無視して、そんなメンツのバックアップを受けていきなりデビューするみたいなもんですよ。普通ありえない。本人に何かとんでもない実力がないとこれだけの人材集まらんよね。それだけNASのラップは高い評価を受けてたってことだね。
というわけで、デビューアルバム「Illmatic」。渋いトラックに乗ったnas独特の声、ラップ。これ聴けばちょっとだけNY(クイーンズ)に行った気分になれるくらいNYの臭いプンプン。ほんっとイイ!!イイねnas!!まあ当たり前なんだけどね。だって最強のメンツに最強のラップに、一度聴いたら耳に残る味のある声ですから。ソース誌で5本マイク獲得も納得納得。hip-hop好きで嫌いな奴いないんじゃないだろうか。
因に、以前職場の友人に「俺の彼女hip-hop好きなんだけど、よく分かんないからコレ最高!!ってやつ貸してくれへん?俺ももう最高〜!!なやつ持って来るわ」とテンション高い声で言われ、俺は迷わず「Illmatic」貸したんだけどしばらくして彼、彼女と別れちゃって…。更に彼自身急に退職しちゃって…。携帯の番号聞かずにいたもんだから連絡取れない。なので彼と同時に俺のnasも退職。入れ代わりで俺の手元にはユーロビートノンストップメガミックス…。声も出ない。(トキ)