Fight For Your Right

2号　勝つとか負けるとか、ほんま意味わからん。対談なれへんやん、そんなん言うたら。お互い自分の思うことを話してあーでもない、こーでもないって、なるのが対談やろ。勝つとか負けるとか考えてないで普通。それにこんな話、正解がひとつってことでもないし、いろんな意見があってええねやん。…次の話題っていうのもようわからんけど…。とりあえず映画は素直にそうやってんや、へぇー、やっぱりええ曲やなぁ、って感じで楽しめました。

1号　そんな、真剣に受け取らんとってや。ギャグやで。ただ読み手のことを考えただけや。映画自体は感動したよ。チャカ・カーンのライブは泣いたね。

2号　チャカ・カーンに限らず、みんな良かったね。楽しそうに演奏してるファンクブラザーズも良かったし、モータウンの音楽をリスペクトしてるアーティストが名曲をうれしそうに歌ってるのってええよな。ただただ良かった。僕もそういえばヒートウエイブが思い入れがあるので泣けたな。昔、バンドでやったからなぁ。それ以外も何回も泣きそうになったけど。

■バトルも和ますモータウン

1号　少しだけやけど、マービン・ゲイとベースの名手ジェームス・ジェマーソンが並んで「What's Going On」を演奏してるところがよかったな。あの曲のハネ具合が絶妙で大好きなんですわ。観たら、やっぱり指1本で演奏してたね。すげ〜わ。

2号　指一本の指使いがすごいね。指1本をピックのように使うのやったらできるような気するけど、それとは違うな。あれでようあれだけ早く動かしてノリがだせるなぁ。

1号　そういえば昔、ベースやったと思うけど、誰かが指1本で弾いてて、思いっきりバカにされとったなぁ。もしかしたら、天才やったかもしれん。

2号　今となってはなぞやな。でも指にかぎらずええ演奏やったら誰もバカにせんかったんちゃう？

1号　まぁ、初心者に近かったからな。

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