レイ・オブ・ライト Madonna
Ray of Light
■私を前に進ませてくれたアルバム☆
 間違いなく、私の第二思春期(19歳から22歳)の間に一番よく聴いたアルバム。
「マドンナが好き」と言うと、なんとなく、「アメリカンポップの安っぽい音楽が好き?この人。」と判断されがちだけど、いえいえ、マドンナはやっぱりすばらしいのです。
確かに「エビータ」までの作品は、スキャンダラスなだけっていう印象が強かった気もするかな。でも、エビータ以降、そして愛娘のルルド(また可愛い名前!)を産んでからの彼女の作品は強い力を放っていると思う。それは、歌手として、女として、そして母として成功している(妻として・・・はどうなのかな?ガイ・リッチーとの生活は上手くいってるのかなあ?気になる・・・。)彼女だからできたこと。

 このアルバムは、私がオーストラリアの牧場で暮らしていた時期に、ラジオやテレビをつけるとセリーヌ・ディオンの「タイタニック」か、このアルバムにも入っている、マドンナの「Frozen」 が流れている状態で、とにかく「一世風靡」そのもの!だった。あまりに耳慣れた曲ばかりが入っていたので、自分のお土産にと買って帰った。
 日本に帰って、向こうでの生活を懐かしく思うたびに聴いた。
このアルバムの中で一番のお気に入りは「The Power of Good-Bye」。訳して「さようならをする力」とでも言いましょうか?恋が始まるのは簡単だけど、それを終わらせるのって何よりも力が必要だ、とわかり始めた頃。

でも、終わらせないと次に進めない。自分らしい自分に戻れない。そんな状況になるとこの曲を聴いて力をもらった。
「あなたは私に必要だったレッスン。一緒にいて痛みを感じるのは何かが間違っているという警告。もう何もすることはなくて、どこにも隠れる場所なんてない。さよならをすることほど辛いことはない。そして私はあなたにさよならを言いたい。」と勝手に訳してしまいましたが、まあこんな感じかな。ここのフレーズが大好きでした。今から思えば「ああ、この恋を終わらせなくちゃ、アタシ。」とか思っていた自分に酔いしれてただけなのかも〜。(笑)

 あと、12曲目に入っている「Little Star」も好き。これはマドンナの愛娘に向けて作った曲だとか。「神様は私に肉と骨でできたプレゼントを与えてくれた。あなたが誰であるのか忘れないで。あなたがどこから来たのか、忘れないで。愛から生まれてきた私のリトルスター、空に輝くどの星よりも明るく輝いて、私のリトルスター。」(かなり意訳してますが。)これを聴くとマドンナの母としての愛情の深さを感じる。

 ビデオクリップや、映画で見る限り、マドンナはとても長身でボリュームのある体だなあっと思ったのだけど、今回ネットで調べて身長161cm、体重52kgとびっくりするくらい小柄ということが判明。私より背が小さいってコト??マドンナのヨガ好きは有名。ヨガを始めた日から老化が止まると最近耳にした。彼女のアンビリーバボーな外見を見ていたらとても48歳とは思えない。私も始めたばかりのヨガに精を出そうと改めて心に誓った。(きく)

リリース 1998 ベスト・オブ・マドンナ〜バラード・コレクション
おすすめ曲 The Power of Good-Bye
これも聴くべき!!
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