FUNKASY Super Butter Dog
FUNKASY
■ジャパニーズファンク、万歳〜!
 私このCD、洗濯する時にほんとよく聴く。休日の午前中、お天気も良くて気持ちいい、そんなとき外の空気を吸いながら聴く。そして必ず踊りまくる。もうかなり幸せな気分。私は朝風呂派なんで洗濯機を回しながらシャワーを浴びて、風呂上がりにすっ裸で濯物を干す、なんてことがありますがまーそのくらい気持ちいいアルバム。(えっ、裸のまま外に出るのかって?内緒☆)

 ハナレグミ、という人がいますがそこで歌っている永積タカシくんがこのバンドのボーカルです。声が。声がものすごくいい。ささやくような、もちっとしたような。うまく表現出来ないけどイチバン好きな声は?と聞かれたらこの人です。永積くんが路上ライブでもやろうもんなら、すぐ人だかりでしょう。アカペラで歌うだけでも聴き惚れてしまうでしょう。でも、その声で、やさしくて切ない曲を歌うハナレグミでは、物足りないんです。面白くない。この声がSUPER BUTTER DOGのファンキーな曲に乗っかった時、光合成は起きてた。

 まず、何といってもふざけぐあいが最高。曲名からして「FUNKYウーロン茶」「FUNKY労働者」「エ!?スネ毛」スネ毛に関しては「え、スゲーネ!それツケ毛?うぶ毛?」というような歌詞で、脱力感いっぱい。でも歌詞の乗せ方が絶妙で、とてもおシャレな曲に仕上がってる。ど〜してー!不思議!言葉遊びが上手、っていうのかなぁ。
 一度だけ行ったBIG CATのライブでは、みんな手でキツネみたいに犬の形を作って振りかざしてた。何だろうあのおバカな一体感。「ファンキーウーロン茶〜!」と叫んでくるくる踊ってたら何故か田舎の高校の同じクラスの子に会って、踊りながら久しぶり〜!と言い、それから彼女が終電を逃してウチに泊まりにきた楽しい思い出がある。

 そんな思い出もくれたSUPER BUTTER DOGは、2003年春から活動休止している。新しい音を聞けなくて淋しいし、ハナレグミが売れていてもう戻って来ないんだろうなーと切なくなったりもする。こんなことなら2001年のフジロック行っとくんだった。でも最近、このアルバムに入ってる「サヨナラCOLOR」これはアコギと深みのあるボーカルで、ストレートな名曲なのだけど、竹中直人がすごい気に入ったらしく、同名の映画まで作りよった。見てないけど。主演の原田知世はかわいいね。

 そのおかげで今年の夏、「サヨナラCOLOR」がDVD付きで再リリースされたのです。その中には最近の、メンバーの映像が。うわ〜5人揃ってるよ〜。わたわた。みんなそれぞれ活躍中だし、復活した訳でもないけど、まだSBDは生きてるんだなぁと思えて嬉しかった。あんたたちー!いつ帰ってきてもいいように、待ってるからあぁぁ〜〜!!(涙&鼻水) 〈なお〉
リリース 2000 OZ
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