パーフェクト・アイランド・ナイツ Bobby Caldwell
Perfect Island Night
■片乳は世界を…
 先日イタリア旅行にて。観光バスに乗ってる最中、添乗員さんが「スリには十分気をつけてください。あとジプシーにも気をつけてください。スリはぱっと見分かりにくいですが、ジプシーはすぐに分かります。ぼろぼろの格好で大抵小さい子供連れです。」と説明してました。いくら何でもヨーロッパの先進国にそんなジプシーなんているのか?なんて、ぼーっと車窓越しに街並を眺めてたんですが、ふと見ると交差点にぼろぼろの格好の女性。おお、言うてるそばからジプシーやん!!。説明通り赤ちゃんだっこしてるし。ていうか、道端で片乳出しておっぱいあげてるし!!!!
 ショックだった…。本当にジプシーがいたっていうのと、何と言っても人目を憚らず片乳出してるのとダブルでキた。更に真冬に片乳ぼっろ〜ん。トリプルですよ。
 しかしそんな衝撃と同時に思ったのは、そう言えば日本でも20年程前だったらあり得た光景だったよなあと。小学校の授業参観日に赤ちゃん連れのお母さんがいたんだけど、回りに父兄がいる中でぼろんとお乳あげてたよなあて思い出した。日本から12時間も飛行機乗って来た先で、まさかこんな事がフラッシュバックするなんて夢にも思わなかったけど。今では信じられないが、確かにあったことだ。
 いやー、あの時の事は今でも鮮明に覚えてる。いくら小学生つっても授業中に片乳目撃しようもんなら、もう前なんか見れないよね。黒板見てる場合じゃなく、いかにして実の親見るふりして片乳を拝むかが最重要課題ですから。何度も頻繁に後ろ向いたら駄目だろ!!ある程度インターバル置いて自然にね、
あくまでこう自然に任務を遂行だ。しっかりしろ俺!!もう授業どころじゃないって話でね、国語だったけど俺の中ではミッションインポッシブルだった。 

 まあ授業中に限らずに、年2,3回そういう光景を目撃しては心の中ではサンバのリズムが流れたもんだ。懐古主義じゃないけど、やっぱ良いもんは良いよね。どんどんそういうの残していこうよ。積極的にリバイバルさせていこうよ。電車待ちのプラットホームに片乳。良いじゃん。パチンコ屋なんかベストマッチだよね。猛暑の車中に赤ちゃん置き去りにするよりよっぽど安全だし、何より男性客増えるだろうしね。日本経済も潤うし、世界平和に貢献するかもしれない。

 と、そんなノリで今回紹介するボビー・コールドウェルも再評価してみてはいかがか。今では言葉自体余り聞かなくなったAORを代表する白人シンガー待望の復活。タバコ、AQUOS、トヨタ等のCMで流れてたり、winkがカバーしたり、竹取物語のテーマソング「stay with me」作ったり、何故か本国アメリカよりも日本で馴染み深い彼。曲は知らんが聴けば「おっ」て人多いんじゃないかな。そのメロディアスで心地良い、開放的な大人のソウルは実にスウィィィィト。南国をイメージしたジャケットが多いが、夜更けのドライブや高層マンションの一室なんかで聴いても、ゆったりとロマンティックな気分に浸れることは間違いない。最近はhiphopやR&Bでサンプリングされる事も多く、ここらでボビー再燃か。

 というわけで、ボビー聴きながら片乳に夢中になったあの頃、古き良き時代をもう一度見直そうよ。ね。(トキ
リリース 2005 ヒッツ!
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