キースはほんとにチャックが好きなんですね。チャックもキースも憎めない奴です、ほんとに。ロックンロール・ファンで、この映画をまだ観ていない人は、ぜひ一度ごらんください。
さて88年に発表されたキース初のソロ・アルバム「トーク・イズ・チープ」。キースのシンガーとしての魅力が開花したとでも言うのでしょうか。それまでストーンズでリード・ボーカルをとっていた曲では聴けなかったボーカル・スタイルを聴かせてくれます。そういえばソロ・アルバム発表後、それまでアルバム1枚に1曲だったキースのボーカル曲が、アルバム1枚につき2曲に増えたのではなかったかな?特にバラード調の曲は新境地と言えるでしょう。個人的にはキースの歌、大好きです。
ギターについても、キース特有のリフが、スティーブ・ジョーダンのヘビーなドラムによって、ちょっと違った風に聞こえるのが不思議です。
その他、ブーツィー・コリンズ、ミック・テイラー、ジョニー・ジョンソン、ボビー・キース、メンフィス・ホーンズ、等、豪華ゲストも参加で、聴きどころ満載です。
アルバム発表後、このバンド「エクスペンシブ・ワイノス」を従えたライブ・ツアーも行ったキースは、フロント・マンの重圧も実感し、この頃仲たがいしていたミックとも和解、結果的にキースのソロはストーンズにとっても良いほうに転がったと言っていいでしょう。
話は変わりますが、最近「チョイワルオヤジ」なるものが流行ってるようです。チョイワルオヤジをめざすみなさんは、キースを見てもっと勉強しましょう。
キース・リチャーズ、僕にとって永遠のアイドルです。
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2号)