■ジュセリーノとまではいかないけれど、俺はよく夢を見るのだ★
この前、ニューヨークに行ってきた。カフェで知り合った老夫婦と、筆談や身振り手振りを交えながらのコミュニケーション。何の話をしていたのかは、全く思い出せないのだけれど。
次の日はオランダだった。洞窟のようなところに、屋台やカフェやレストラン、それに雑貨屋、レコードショップ、その他わけのわからない店がひしめいている。行き止まりやぼんやりとした人影を避けながら、迷路のような狭い道をさらに奥に進むと、レアなポスターやチラシが置いてあるショップがあった。猿の惑星の見たこともないようなフライヤーが飾ってあったけれど、あまりデザインがイケてない。他も期待していたほどじゃないようなものばかり。何か買わないと出にくいよなぁ…って思った次の瞬間、誰かの部屋に招き入れられる。バング&オルフセンを思わせるレトロフューチャーで巨大なサウンドシステムを自慢される。継ぎ目のないところからトレイが突き出てレコードがオートでセットされる。プレイボタンを押すと、飴のように溶け始めたので、俺は走って逃げ出した。
その次の日は海岸線を超低空飛行で飛んでいた。海や緑の島々が美しかった。ここはどの国なのだろう?広いところに降り立ち、辺りを見回す。日本語とスポーツジムと2号…。あぁ、海外旅行シリーズも2日だけかい!って、夢の中でもはっきりとそう思った。
このアルバムは"You May Dream"が好きだったので買ったと思う。今聴いても、いいね。あら、Kinksだけじゃなく、JBもカバーしてたのね。YMOやプラスティックスやB-52’sもよく聴いていたから、その流れで買ったのかも。いや、どれが先で後なのか今では夢のように判然としないけれど。
記憶の残滓や願望や無意識が夢となって現れる。現実が夢に影響し、夢が実生活に役立つ場合もある。夢が無意識の創造であるとするならば、その無意識の中で意識するってことはどういうことなのだろう…。みなさんも心地よい夢のトリップを★
(1号)
シーナ&ザ・ロケッツ
真空パック
★ ★ ★ ★ ★
リリース
1979年
おすすめ曲
Stiff Lips