夜闇の中を駆け抜ける無数のモンスターども。
赤や黄色の残像を残しながら、己の姿を焼き付ける。
響き渡るヤツらの雄叫びが一時の夢を与えてくれる。
頂上付近の駐車場で身体を休めるモンスターの群れ。
そこではヤツらのマスターたちが、各々の話に盛り上がっていた。
そんな中・・・。
「おい、慎吾。」
深紅のモンスターに背中を預け紫煙をくゆらせていた彼に、ある男が声を掛けた。
「あ?」
「悪い、携帯貸してくれ。」
「はぁ?テメーのはどうしたんだよ。」
「充電切れ。」
「けッ。」
慎吾と呼ばれた彼は、男へとポケットに突っ込んでいた携帯を放り投げた。
「サンキュー。」
「ジョーカー1箱な。」
「マジかよ〜。ったく・・・。」
ブツブツと繰り返しながら、男はふたつ折りの携帯を見つめた。
「あれ?」
「ンだよ。」
「コレ、お前のだよな。」
「そうだケド。」
男の言葉に、慎吾は煙草を携帯灰皿に押し付けながら眉をひそめた。
「俺、前に借りた事あったっけ?」
「いや、ねェと思う。」
携帯をマジマジと見つめながら呟く男に、慎吾は怪訝そうに近付く。
「何か文句でもあんのかよ。」
「ないケド・・・。」
「ケド?」
男は顔を上げると、目線の高さに携帯をかざして言った。
「すっげェ見覚えある。」
「はぁ?こんなん、同じの持ってるヤツなんかどこにだっているだろうが。」
呆れたように言った慎吾に、男は首を捻った。
「そうかなァ。」
腑に落ちないといった感じを残しつつ、慣れた手つきで番号を押すと耳に押し付ける。
それを見ていた慎吾は男が話し出すと少し離れ、峠を流れる光の河を見下ろした。
身体に馴染んだ空気は、慎吾にささやかな幸せを与える。
自分が自分でいられる場所。
それがあるこの空間が、慎吾には失いたくない大切なモノだった。
見下ろす慎吾の耳に、聞き慣れた雄叫びが届いた。
「やっと来やがったか。」
挑戦的に口角を釣り上げ、新しい煙草に火を付ける。
そして光の河に背を向けると、ゆっくりとした足取りで深紅のモンスターへと歩み寄る。
途中横目で見た男は、何やら大きな身振りで懸命に携帯へと語り掛けていた。
それを小さく鼻で笑うと、モンスターへと背中をくっつけた。
一度深く吸い込みそれから煙草を指で挟むと、口から離し大きく吐き出す。
ちょうどその時、慎吾のいるのとは反対側に漆黒のモンスターが滑り込んで来た。
耳と気配でそれを感じ取ると慎吾は小さく笑い、それから身体を反転させた。
「よぉ。」
漆黒のモンスターからマスターが姿を現した。
モンスターと同じ、漆黒の出で立ち。
無言の威圧感と存在感を背負い、静かに慎吾へと視線を移動させた。
「遅かったじゃねェか、毅。」
煙草を挟んだ指を漆黒のマスターへと突き出す慎吾。
それを受けて、マスター・・・毅は小さく笑った。
「仕方ねェだろ。仕事が長引いたんだ。」
「けッ、ご苦労なこった。」
馬鹿にしたような笑みを浮かべる慎吾へと歩み寄り、毅はくしゃッと少し長い慎吾の茶色い髪を撫でた。
他人に触れられるのを嫌がる慎吾にとって、毅だけは別だった。
一度自分より幾分か高い所にある毅の顔を上目遣いに見ると、慎吾はそのまま眼を閉じた。
そんな慎吾にそっと優しい笑みを送り、毅はもう一度彼の髪を撫でた。
「遅れて悪かったな。」
「別に。仕事じゃ仕方ねェだろ。」
眼を閉じたまま。
ぶっきら棒に返した言葉にも、少しの嬉しさが隠れているように思うのは、決して気のせいではないだろう。
「ごめんな。」
髪を撫でていたのをそのまま滑らせ、柔らかく慎吾の頬に触れる毅の手の平。
そして親指で一度頬の丸みをなぞると、名残惜しそうに温もりを残して離れていった。
丁度その時、先程まで携帯で話していた男が慎吾の元へと歩み寄って来た。
「慎吾、携帯サンキュー。」
「あ、あぁ。」
慎吾は男から携帯を受け取ると、心なしか急ぎ気味にポケットへとしまった。
すると、男が声を上げた。
「あ、思い出した!」
「何だよ。」
「お前と同じ携帯。俺見覚えあるって言ったじゃん。」
思い出した事が嬉しかったのか、笑顔で慎吾と毅を交互に見る男。
毅は意味が判らないという表情。
慎吾はというと、少し頬を紅潮させ、男の頭を叩いた。
「いってェ!」
「うるせぇッ!テメーしゃべんなッ!」
それを見ていた毅が、頭に疑問符を浮かべた。
「何の事だ?」
「聞いて下さいよ、毅さぁん。」
叩かれた頭を擦りながら、男が事情を説明しようと口を開いた。
が、それはすぐに再度振り下ろされた慎吾の手によって阻まれた。
「テメー、マジ黙れッ!毅も聞くなッ!」
男は半分涙目になりながらしゃがみ込んだ。
毅はというと、ますます疑問を深める。
「お前、何怒ってんだ?」
「何でもねぇよッ!とにかく気にすんなッ!」
ぜいぜいと肩で息でもしそうな勢いの慎吾に、毅はしぶしぶといった様子で頷いた。
「よし。・・・あッ!テメーッ!」
頷いた毅に安心した瞬間。
しゃがみ込んでいた男に、下からポケットの携帯を抜き取られた。
「これの話なんですケドね・・・。」
「テメーッ!」
慎吾は携帯を抜かれたポケットを押さえながら、勢いよく右足を振り上げた。
その先には男がしゃがんだままで・・・。
「ぐぇッ!」
奇妙な音と共に、男が転がった。
しかしその手には、慎吾の携帯は握られていなかった。
転がる男を見下ろしていた慎吾は、その視線をごくゆっくりと上げた。
その先には・・・毅の骨張った大きな手。
そして、その中にちゃっかり納まっている慎吾の携帯。
「!」
確認するや否や。
慎吾は勢い良く毅の腕を握ると、無理矢理手をこじ開け携帯を奪還しようとした。
けれど毅の手はビクリともせず、嫌な予感に見上げた先には、片方の眉を上げて少し意地悪気に笑う視線があった。
「へぇ〜。」
わざとらしく声を出して感心すると、毅は慎吾に掴まれていない方の手で自分の腕を掴む慎吾の手を握った。
「いってェよ、毅。」
「だったらお前が手を離せ。」
「・・・携帯返せ。」
「ヤなこった。」
楽しそうに笑う毅に慎吾は一度大きく溜め息をつくと、パッと手を離した。
それを見て毅も慎吾の腕を離す。
「バカ毅。」
「バカで結構。」
毅に掴まれていた部分を擦りながら、慎吾が恨み言を言った。
しかし毅は簡単に聞き流す。
彼の興味は慎吾の言葉ではなく、無理矢理にでも奪い取ろうとした携帯にあって。
「俺、すっげェ見覚えあるんだケド?」
「気のせいじゃねェの?!」
わざとらしい言葉に間髪入れずに返す慎吾。
そんな慎吾へと視線を投げると、毅は自分のシャツの胸ポケットを探った。
「気のせい・・・ねぇ。」
そして、右手に慎吾の携帯。左手に自分の携帯を持った。
並ぶ、ふたつの携帯。
それは機種はもちろん、色までまったく同じで。
深いダークブルーの、折りたたみ携帯。
漆黒のモンスターに同じく漆黒の出で立ち。
そんな毅には、イメージのぴったり合う携帯だろう。
しかし真紅のモンスターに、明るい茶色の髪。
およそ慎吾の出で立ちからは似つかわしくないと言っても過言ではない、その携帯。
「・・・何だよ。」
「別に。」
慎吾は不貞腐れたように問い掛ける。
そんな慎吾を見る毅の視線は本当に大切なものを慈しむような、柔らかで暖かいモノ。
少し俯き気味の慎吾は、顔を隠してしまう程の長さのある前髪の間から、毅をチラリと盗み見た。
瞬間、視線がぶつかった。
慎吾は慌てて顔を逸らす。
「ったく、素直じゃねェな。」
顔を逸らした慎吾の耳に届いたのは、彼の視線と同じように柔らかで暖かい言葉。
それからすぐに、慎吾の上に大きな手が降りて来た。
ポンポンと軽く髪を叩くその温もりに、慎吾はそっと眼を閉じる。
「ま、そんなトコも可愛いんだケド。」
リズムよく頭の上で動く手の平を感じながら、慎吾は小さく深呼吸した。
「・・・嫌なのかよ?」
「ん?」
「同じ携帯オレが持ってちゃ、嫌なのかって訊いてんだ。」
毅に届くか否かの大きさで呟く慎吾に、毅は少しだけ顔を近付けた。
髪が掛かった頬は、夜闇の中でも判る程朱に染まっている。
毅は左右に目配せし、それから少し首を伸ばした。
ちょんッ。
触れるだけの口付けを、朱に染まる頬へと送る。
1・2・3・4・5
それから待つ事、5秒後。
「・・・お前、今何した?」
「ん?キス。」
「ここ、どこだか判ってんのか?」
「判ってるケド?」
飄々とした毅の言葉に、身体の横でだらんと垂れていた慎吾の手が強く握られた。
そして・・・。
「死ねッ!」
ヒュンッと音のしそうな勢いで、毅のわき腹を殴り付ける。
ギリギリでかわしたものの、切れそうな空気は毅の服を掠った。
「お前、今本気だっただろ?!」
「ったりめーだ、ボケっ!!!」
握る拳をわなわなと震わせながら、慎吾が声を荒げる。
けれどその表情を見た毅は、掠った部分をそろそろと手の甲で撫でながら小さく微笑んだ。
眉間に皺を寄せ、きっと慎吾的にはおもいっきり怖い顔をしているつもりなのだろうが・・・
真っ赤に染まった頬と半分涙目になっている瞳がその威力を半減させている。
しかしそんな自覚などまったくない慎吾は、続けて怒鳴り付ける。
「何がおかしいッ!?」
毅のそんな態度が気に入らないというように、食って掛かる。
しかしそれを無視し、毅は両手にしていたそれぞれの携帯を緩く握り締めた。
それから慎吾へと左手を差し出す。
「こっちがお前のだよな?」
「そうだよッ!」
頬に微笑みを浮かべたまま自分の言葉を無視した毅から、慎吾は今度こそ自分の携帯を奪還した。
そして、顎を少し上に向け、小さな声で呟いた。
「テメーなんか嫌いだ。」
一度チラッと毅を見て、それからすぐに視線を外す。
それはまるで拗ねた小さな子供みたいで。
毅は、さっきまで慎吾の携帯を持っていた方の手を強く握った。
「やめろ。」
「は?」
毅から、優しく制止の言葉を掛けられた慎吾。
しかしそれが何に対しての言葉なのか、慎吾には判らなかった。
「何が?」
慎吾が次を促す。
それに眼を開いていた毅は、ポツリとこぼす。
「そんな可愛い顔、すんな。」
「はぁ〜?」
本気で呆れたいるのだろう。
語尾を間抜けに伸ばした慎吾の疑問。
それに、毅は極めて真面目な顔をして答えた。
「我慢が効かなくなる。」
「はぁ?!」
今度は、挑戦的な疑問。
表情を崩さず、あくまで真面目な顔をして言う毅に、慎吾は大きく息をついて肩の力を抜いた。
「バカらしぃ。」
そして小さく肩を竦めると、携帯を受け取った手とは逆の手で前髪を掻き揚げた。
それからその手の人差し指をそのまま、毅へと突き付ける。
「帰るぞ。」
「?」
「帰るって言ってるんだ。」
慎吾のいきなりの言葉に、毅は真面目な顔から疑問へとその表情を変えた。
それを感じた慎吾はくるりと毅に背を向け、声だけで促す。
「俺、今来たばっかりなんだケド?」
「そんな事知るか。」
まだ一度もまともに走っていない毅から、ごく当然に出る不満の声。
しかし慎吾はそれを即座に切り捨てた。
そして先ほど毅がしたように小さく周りを確認すると、もう一度毅へと向き直した。
「走りたいんですケド?」
「知らねェっつってんだろ。」
毅の言葉に耳を貸さず、自分より少し上にあるその眼を真正面から見据える。
そして。
「!」
毅の後頭部へとするりと手を回し、勢いよく引き寄せた。
瞬間、重なる唇。
勢いがあったせいで、少し歯がぶつかった。
けれども慎吾はそんな事お構いなしに、毅の下唇を舌でノックした。
反射的に薄く開かれた毅の隙間に、慎吾は有無を言わさず舌を滑り込ませる。
歯列をなぞり、それから下唇の裏を滑る。
そしてそのまま奥まで進み、上顎をその感触を楽しむように舐め上げた。
驚きに眼を開いたままだった毅。
それを、睫毛が触れてしまいそうな程の距離でただじっと見つめる慎吾。
視線を外してしまったら負け。
そんな雰囲気さえ漂うこの空間。
甘さの欠片など微塵も感じさせないハズのそれなのに、それでも決して険悪なものではなかった。
ごく至近距離で交わす視線は、言葉よりも何よりも雄弁に気持ちを語っていた。
毅の後頭部に置かれていた慎吾の手の平が緩く握られ、くしゃっと漆黒の少し硬い髪を握り込む。
まるでそこに生を成したように暴れるお互いに、負けじと食らいつく。
その感覚に酔い、感触を楽しむ。
「・・・ん。」
鼻に抜けるような、慎吾の甘い吐息。
その一瞬に、毅は勢い良く現実へ引き戻された。
「!」
自身の身体の横でだらんと垂れていた腕を持ち上げ、ぐいッと慎吾を引き剥がした。
「あぁ?」
そんな毅に瞳を潤ませたまま、慎吾が上目遣いに睨み付ける。
「これ以上はここじゃまずい。」
慎吾の肩越しに向こうを伺い見、毅が声を潜めた。
そんな毅もまた、情事の時にしか見せないような雄の顔をしていた。
それを鼻で小さく笑い飛ばす慎吾。
「まだ、走りたいとかふざけた事言うか?」
それから毅の眼を真正面から見据え、呟く。
その言葉に、今の慎吾の行動の意を掴んだ毅は、負けを認めるようにフルフルと首を振った。
「オレが悪かった。」
「判りゃあいいんだよ。」
勝ち誇ったように胸を張り、慎吾が毅の胸を一度ぽんッと小さな拳で叩いた。
そして少し身体を伸ばし、耳元でこう呟いた。
「ここで32に乗ってるのと、お前ン家帰ってオレに乗るのとどっちがいい?」
片方の眉を上げ、少し上を向かせる顎。
頬には、余裕の笑みを浮かべて。
「・・・性悪。」
「最高の褒め言葉をどうも。」
大きな右手を自身の首に置き、悔し紛れに放たれた毅の言葉。
それでも慎吾は口角を釣り上げ楽しそうに返した。
「さぁ、どうする?」
答えなんて決まりきっている。
でも。
『やっぱり、直接聴きたいじゃん?』
心の中で小さく舌を出し、毅の答えを待つ慎吾。
きっと毅はそんな慎吾の心などお見通しなのだろう。
けれど、それで慎吾が喜ぶのなら・・・。
「・・・帰るぞ。」
眼を閉じ、一度大きく息を吸い込んでからそっと吐き出す。そしてそのままぼそりと呟く。
「了解。」
毅の答えに満足したのか、慎吾がもう一度首を伸ばして毅の頬に小さくキスをした。
驚く毅を鼻で笑うと、真紅のモンスターへと乗り込む。
「ほら、さっさとしろよ。」
バタンと音を立て、それから開いた窓に肘を乗せ毅を見上げた。
挑戦的なその笑みに毅はわざとらしく肩でため息をつくと、腰に手を当て上身を折った。
「お前にひとつだけ質問。」
慎吾の視線の高さに合わせ、顔を近付けて小声で話す毅。
「ンだよ?」
慎吾まで、自然と同じように小声になってしまう。
「お前のさ。」
「あぁ?」
「お前の携帯のメモリー、001番って誰だよ?」
「はぁ?」
「いいから答えろ。」
自分の訊いた事が恥ずかしかったのか、視線を左下へとずらし慎吾に答えを催促する。
「えっと・・・多分、親父。」
「・・・え?」
「だから、多分親父。」
「親父、さん・・・?」
「そうだケド?」
「・・・マジで?」
「こんなんで嘘ついてどうすんだよ。」
「・・・そっか・・・。」
明らかに見て取れる程落胆する毅。
きっと毅の携帯メモリーは、一番最初に慎吾の名前があるのだろう。
だから、慎吾のメモリーも一番は自分だと思っていたのに・・・。
「おい、毅?」
無意識のうちに眉を寄せていた毅に、慎吾が怪訝そうな声を投げる。
「あ、いや。何でもない。」
そう言うと身体を伸ばし、努めて気にしていない風に慎吾を見た。
「とにかく、帰ろうか。」
腰に当てていた手を持ち上げ、慎吾の頭に置いた。
そしてクシャッと一撫でしてから、漆黒のモンスターへと歩を向けた。
少しだけ淋しそうだった毅の横顔に、慎吾は毅の言わんとする事が判らなくて疑問符を浮かべた。
しかし、窓を閉めポケットに突っ込んでいた携帯をホルダーに収める為に手にした時、やっとその意図が判った。
「あいつ、馬鹿か。」
毅とまったく同じ形の携帯を見つめ、慎吾は自分の頬が緩む事を自覚した。
「001の前に、000があるだろうが。」
ポツリと呟き、液晶にアドレス帳を表示する。
そこには確かに
『001:親父』
の文字。
けれどそのひとつ前には・・・
『000:毅』
そう、慎吾のメモリーもまた、一番最初は毅だったのだ。
落胆した毅の顔を思い浮かべ、きっと彼のメモリーの一番最初が自分なのだろうと慎吾は確信した。
だから・・・。
「仕方ねェな。」
言葉では悪態をつきながらも、その口元には優しさが添えられていて。
手にした携帯にそっと口付けを落とし、それから静かにホルダーへと収める。
そして、差し込んでいたキーを回した。
轟く雄叫びが姿を潜め、そっと優しい時間が身体を包み込む時。
少しだけ、気持ちを解放してやろう。
とても小さな子供みたいな独占欲で、大切な時間を独り占めして。
互いの心の一番最初には、ちゃんと互いが住んでいる。
それを、時間を掛けて確認するのも悪くない。
まずはそう、手始めにこの事実を教えてやろうか。
一体どんな顔をするだろう。
驚くだろうか。
怒るだろうか。
それとも・・・。
優しく微笑んで、そっと口付けをくれるだろうか。
夜はまだまだ長いから。
気持ちを確かめるには。
気持ちを伝えるには。
充分すぎるくらい、長く甘い時なのだから。
今は、その時を楽しもう・・・。
END
「CLOUD city」管理人 聖界翔様の作品です!
ありがたい、頂きものです!
私が、妙義のサイトを作りたい!と思った
きっかけのサイト様です!
(私の作品は、聖界様にかなり影響されていると思われます(^^;)
サイトを縮小される(涙)ということで、
思い切ってお願いしてしまいました。
作品を頂けるだけじゃなく、掲載しても
いいと言ってくださいました!
こんなに嬉しい事は無いです(>▽<)
こんなサイトに掲載してしまってもいいのかと
思いましたが、私だけがしまっておくのは
もったいなくて…
聖界様、本当にありがとうございます!
また、聖界様の作品を読める日を期待しつつ。
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