「ある金魚サイト管理人のつぶやき  〜サイト運営に思うこと〜」
御陰様でこのサイトも、昨年9月の立ち上げ以来、みなさんの暖かい励ましもいただきながら、これまで無事運営することができております。心から感謝させていただきます。
私も本格的にサイト運営をするのは今回が初めてだったのですが、やっぱりやってみていろいろ意外なこともあったりで、良い経験ができました。
そこで今回は、サイト運営も一応軌道に載った(多分・汗)ということで、この機会に、意外に皆さんに知られていない、サイト運営の裏側や、管理人の本音、サイト運営について私が思うこと等を徒然と書き綴ってみたいと思います。なお、ここに書いてあることは、あくまで私の主観に基づくものであり、管理人さんによっては、「そりゃ違うだろ〜」ってな部分もあろうかと思いますので、そのへんは心得てお読みください。



(1)管理人はとっても忙しい

これはサイト管理をしていないみなさんでも漠然と感じておられることだと思います。サイトを立ち上げる時など、これはもう言わずとも知れたことですが、それ以後も、各コンテンツの修正、新コンテンツの立ち上げ、掲示板へのレスなどがあります。ちなみに私のサイトで具体的に挙げますと、次のようなものがあります。

◆語部(自分の原稿)
まず構想。1分で済むことも有れば、1週間とかけて構想を練っていくこともあります。そして原稿執筆。大抵書き上げるのに数時間。その後修正などに数時間かけます。アップ作業自体はすぐに終わるのですがね・・・。

◆知恵袋
構想から下調べ(勉強)、執筆、確認・修正、アップ作業・・・特に下調べでは、金魚以外の関連分野も含めてサイト巡回、本屋で立ち読み、資料作成など、どれくらい時間をかけたか思い出すのもイヤなくらい、手間と時間をかけてしまいました・・・(汗)

◆仲間紹介
写真撮影。それをPCに取り込み、サイズや画質調整し、それをアップします。まとめてやると1ヶ月分のアップが半日仕事ですね。なので、まとまった時間がないとなかなかできません。

◆日記
ソフト起動から転送まで毎日10〜20分くらいでしょうか。

◆掲示板
これは文章の長さによってだいぶ違いますが、概ね10〜30分。

◆その他

と、以上のような感じです。日記&掲示板で、毎日1時間くらいは時間を要しているということになりますね。特に私の場合、平日の昼間は朝〜20時くらいまでは仕事で家におらず、それ以後寝るまでの間に、自分の食事や、子供の世話(風呂入れや寝かしつけ)などと平行して行うことになるので、忙しいとき、疲れているときには、確かにかなりの負担にはなっていますね。特に掲示板はいろんな人からの書き込みが毎日変化があっておもしろいのですが、日記のほうはというと、普通に帳面につけるのと同じで、マンネリ化してついつい「止めようかな〜」なんて思ってしまう後ろ向きの気持ちの波が来てしまうことがあります。でも、とりあえず一行でもいいから、時間を取って、その日のウチ(夜寝るまで)にアップすること。これを心がけてがんばっています。実は案外この「日記を毎日アップする」ということが、サイト管理への情熱を失わないカギなのかな〜なんてふと思うことが最近よくあります。



(2)管理人は他のサイトのことはあまり知らない

これは上の(1)に繋がりがあるのですが、サイトの管理人って、特にアクティブなサイトの管理人であるほど、プライベートが多忙なほど、普段は自分のサイトの管理に追われて、他のサイトを覗きに行けない、他のサイトの管理人さんたちと交流できない、という状況に置かれています。
みなさんから見れば、サイトAとサイトBは相互リンクを貼っているし、それぞれ常連もダブっているし、サイトAとサイトBの管理人って、さぞかし仲良しでいろいろやりとりしてるんだろうな〜なんて考えると思います。
もちろん相互リンク貼ってるなら普通は仲は良いのですが、意外や意外、お互いが最近どういうことをやってるかってことは意外に知らないものなのです。だから、サイトAでの話題をサイトBに持っていって「サイトAのあの件ですが・・・」なんて言われても、サイトBの管理人は「(何だそりゃ・・・?)」ってことになって、あわててサイトAの過去ログを遡る・・・なんて情けないことにもなったりします
(^^;



(3)管理人だってレスが欲しい

いろんなサイトがある中、自分のサイトを選んで掲示板に書き込みをして下さっているゲストのみなさんに対して、多くの管理人は本当に感謝していると思います。掲示板の賑わいは、サイト活性度のバロメーターという面がありますから。
ただ、せっかくの書き込みをして下さる方の中には、自分のことを書き連ねるだけで、それに管理人からレスがついて終わり。しばらく経ったら、また次の話題を書き込む。みたいないわゆる「ゲスト→管理人→ゲスト」で書き込みの流れが止まってしまう場合も結構見受けられます。

皆さんが掲示板に書き込みをするのは何故でしょう?中には、ただ自分の独り言を見て欲しいだけ、って人もいるでしょうが、多くの方は、管理人やほかの誰かからレスが欲しいと思って書き込んでいるのではないでしょうか?

実はそれって、管理人だって同じことなんです。管理人だって、例え自分の掲示板であっても、書き込みやレスをしたら、それに対して反応が欲しいと思うのが普通だと思います。そして、そこからいろいろなやりとりのキャッチボールに繋がれば、それは管理人にとってもたいへん楽しいものなのです。

例えば、次のような場合を考えてみるとどうでしょう・・・

(例1)
お客様A「今日○○でした。すごいでしょ〜」
管理人「Aさんこんにちは。すごいですね〜。ウチでは××ですよ〜。」
(スレッド終わり)

(例2)
お客様B「こんにちは。私の金魚が△△になってしまいました。どうすればいいですか?」
管理人「Bさんこんにちは。それは■■をやってみるといいと思いますよ」
(スレッド終わり)

この2つの例では、普通の管理人さんなら、多少なりともやる気喪失です。例えば例1なら、Aさんほかの皆さんから、「管理人さんところでは××なんですね。意外ですね〜」なんて反応があると嬉しいし、例2の場合なら、Aさんから「管理人さんありがとうございました。早速やってみて、まだ効果はわからないけど、しばらくしたら経過報告します」なんて書いてもらえると、管理人としては「良かった〜。また今度も頑張って回答しよう」とやる気に満ちてくるに違いありませんね。ということで、みなさん、管理人さんからレスがついて嬉しかったら、是非試しに管理人さんにさらにレスレスしてみましょう。そうすると、たいていの管理人さんは大喜びで、さらにレスレスレスしてくれて、掲示板もさらに盛り上がるでしょう。



(4)管理人は感想を聴きたい

これは少しだけ上の(3)にも関わることですが、自分がサイトを更新したり、新たなコンテンツを立ち上げたりしたときって、ゲストの皆さんがそれを見てどういう感想を持ったかということがすごく気になります。もちろん「いいですね〜」なんて感想を掲示板にでも書き込まれると有頂天なんですが、仮に「あまり面白くないな〜」という感想でも、結構有り難かったりします。一番ツラいのは、サイト更新したのにゲストのみなさんが「無反応」であること。反応が無いこと、これが実は管理人にとっては、一番厳しいことだと言えるでしょう。特にそれまでコンスタントにあった書き込みが、サイト更新したとたんパッタリ途絶えたりすると、「も、もしかして全然つまらんかった・・・?」とあせってしまいますね。ということで、「おもろい」or「おもろくない」、「ためになる」or「しょ〜もない」・・・etc。どんなことでもいいから、管理人にはしつこいくらい感想を書いてあげると、喜ぶものです。そして、そんなみなさんの感想が、明日のサイト管理への活力となるのです。



(5)管理人はちっとも偉くない

皆さんがサイト管理人と聞いて想像するのは、どんな人たちでしょうか?

そのサイトの主題になっていることについては、平均以上(というか、相当の高レベル)の知識を持ち合わせ、おそらくPCについても人並み以上に使いこなし、テキパキと更新作業を終え、掲示板やメールに威風堂々とレスしている。たいていの方は、サイト管理をする人というのは、こういった何かしら特別のことをしているスゴイ人たちというイメージがあるのではないかと思います。私もサイトを立ち上げる前はそう思っていました。

ところが、実はそうではないんです。管理人とて、今現在サイト管理をしていない人たちと何ら変わらない、金魚についても、PCについても、そこそこの知識・技術しか持ち合わせていない人がほとんどなんです。メールや掲示板へのレスだって、結構オドオドびくびくしながら書いてるっていうのが近いと思います。

サイト管理をするかしないかの違い、それはほんのちっぽけな差なんですよね。タイミングというか・・・。その時自分の熱中度とか、自分をとりまく環境(時間や経済的な余裕、交友関係)、自分のバイオリズム(笑)とか・・・。そういうのが上手く重なると、少々金魚について知らなくても&PCが不得手でも、無理矢理にでも「とりあえずサイトでも立ち上げたろ〜かい」ってことになります。

私的には、サイトは最初立ち上げるときが一番大変だし、勇気が必要だと思います。でもそんなの一端立ち上げてしまえば、すぐに慣れるものなんですよね。そして、よっぽど不器用な人でない限り、幾ばくの年月を経てサイトを更新、充実していくうち、それなりの内容、見栄えになってきます。開設当初を知らない人がいきなり訪れると、「おっ、このサイトすごいじゃん!管理人はすごい人なんだろうな〜」なんて思ってしまうわけです。全然そんなことないのに・・・(笑)

もちろん、中には伝説的なサイト運営者も居て、金魚飼育技術についても、金魚の楽しみ方にしても、サイト管理にしても、誰がどうやってもマネできないよ、ってスゴイ人も居ますが、こんな人は全体から見れば、ごくごくわずかです。

ということで、多くのサイト管理人は、サイト管理していないゲストのみなさんと、なんら変わりない普通の人間です。場合によっては、「なんでこの人がサイト管理やってるの?」みたいな人も居るかもしれません(笑)。みなさんも、どうぞ、サイト管理している人を特別視せず、気楽におつきあいしてやってください。



(6)管理人は小心者である

サイトで掲示板運営をしていると、ときどき掲示板が荒れることがあります。特に有名で来訪者が多い掲示板ほどその可能性が高まります。これはある特定のゲストが悪気がある場合もありますが、たいていは、掲示板を利用する人のマナーとかによるところが多く、お互い悪気は無くても、誤解やミス、思い違いで感情的になったりして、そうなってしまうことがあります。
これは、相手の表情が見て取れない、言葉だけが頼りのネットワーク世界においては、ある程度仕方無い部分もあります。

ただ、掲示板が荒れないように、できるだ良好な風紀を維持するということについて、管理人に全面的に期待するという姿勢は、ある意味正しいのかもしれませんが、基本的には、たいへん難しいといわざるを得ないでしょう。というのも、管理人というのは、自分の掲示板が荒れるのを恐れるものですし、ましてやそれが自分の発言のせいでそうなることを最も嫌うからです。。

例えば、たいへんマナーの悪いゲスト(Aさんとします)があからさまに他人をキツイ口調で非難するよな書き込みを立て続けにしているのを見かけたとします。これが常識を逸脱してて、明らかに他の人が書き込みにくい雰囲気になっているとします。そういう場合、普通なら管理人がでてきて、
「あなたの書き込みは常識的に許されない。控えてくれ」
と注意するのが当たり前と普通の人なら思うでしょう。確かに大抵の場合はこれでAさんが反省して(というか居なくなって)、一件落着、また平穏な掲示板に戻ります、ということがほどんどです。

しかし、ちょっとネットを長くやってる人なら解るかもしれませんが、こういう仕打ちをされたAさんは、時にサイト荒らしという反撃に出ることがあるのです。いわれのない非難・中傷・卑猥な書き込みを立て続けにしたり(別のHNで他人を偽装したりした上で)、はたまた、よその掲示板で管理人の悪口を書きまくったり・・・。そうなると、掲示版の雰囲気が悪くなり、書き込む人が極端に減ったり、最悪の場合にはサイト閉鎖ということもありうるのです。サイト管理人としては、こういう強気な反撃を恐れるあまり、どうしてもこういった激しい人に対しては特に、直接的に非難することには二の足を踏んでしまいます。

もう一つ、そこまでひどくなくても、ある人(Bさん)が、どても良い人なんだけど、ちょっとした掲示板の利用上のマナー違反を犯してて、掲示板が見にくくなってたり、他の人が迷惑に思っていたりした場合はどうでしょう?管理人がさりげなくやんわりとBさんを注意したとします。ネットマナー、ネットエチケットを良く理解している人なら、「管理人さんよく言ってくれました」という風に思うでしょうが、特にネット経験の浅い人なら、(Bさん含めて)「ここの管理人ってなんて細かいこと言うんだろう」とショックを受けたり、悪いイメージを持ったりして、遠ざかってしまうのではないでしょうか?こういったことから、管理人としては、先に挙げた強気の人もですが、このような「善意であるものの、単に勘違いをしている(ネチケを知らない)だけのゲスト」にも、注意することにはなかなか勇気が要るのです。

まあ、中には、そういうのをズバズバ注意する管理人さんというのも居ますが、そういうサイトには、なかなか初心者にはとっつきにくいものです。柔らかな雰囲気が漂う、あるいは初心者の人のミスとかに寛大な掲示板ほど、管理人さんのこういった苦労は多いと思います。

掲示板とは、サイト管理人の所有物のようなイメージがありますが、常時不特定多数の人の目に曝されており、しかも誰でも自由に書き込みができるという意味では、実は準公共的な場なんですよね。だから、マナー違反に気づいた人は、管理人であるか無しかに関わらず、お互いに注意しあうというのが望ましい姿だと私は思います。



(7)掲示板では最低限のマナーは守って欲しい

みなさんはネットマナーとかネットエチケット(ネチケ)という言葉について、どういうイメージをお持ちでしょうか?掲示板などで、玄人ぶってネチケについて語り、注意している人を見かけると、堅苦しいとか、細かい、ウルサイなんて悪いイメージを持ってしまってる人も結構いるのではないかと思います。

でも、このネチケって、実は非常に大切なことだと思います。ネットでのやりとりというのは、ご存じのように、相手の表情が見えずに、言葉だけのやりとりになりますから、ちょっとした言葉や表現の使い方の違いから、悪気は無いのに悪意があるととられたり、一生懸命応えているのに軽いととられたり、とかく誤解されがちです。特に感情的になっている時の書き込みではなおさらです。

ここ数年で、パソコンの普及と共にネットワーク世界は一部マニアの物ではなくなり、今でこそ一般の普通の人たちが気軽に入っていくことができる世界になってきました。

しかし実は、ネットワーク上で文字媒体によってやりとりするという形態は、最近始まったことではなくて、もう10年以上も前の、インターネットが普及していない時代から、主にパソコン通信といった形で行われていました。そこでは本当に今のインターネットのように画像や飾り、音といった物が全く無く、真っ黒の画面にただひたすら文字だけが浮かび上がる世界でした。そこでは、ちょっとした行き違いから、掲示板等で不毛の争いが生じ、全く期待しないいざこざによって、それまで暖めてきた人間関係がはかなくも崩れていくという場面が多々見受けられました。

これらの原因を冷静に見てみると、たいていの場合は、本来善良な当事者の間で、ほんとうに些細な表現方法や書き方の問題、相互の勘違いから生じた誤解が原因となっていることがほとんどで、それはお互いがちょっとしたことに配慮していれば、当然避けて通ることができるようなことばかりでした。

こういったことが無数繰り返されるうち、「ネットでやりとりする上では、こういった点に注意すべきだ」という暗黙の了解みたいなものが、ネットの世界で認知されるようになったのです。これがいわゆる今語られるネチケの原型、前身であったと思います。

このように、今現在、度々語られることのあるネチケというものは、単なるPC上級者から初心者への嫌がらせではなくて、大昔からのネットワーク世界での数多くの失敗経験を踏まえた、先人の血と(?)汗と涙の結集であり、まさしくネット世界での「知恵袋」といえるものです。

例えばの話ですが、ある掲示板で、初心者の投稿者が、勘違いして題名欄と名前欄を逆に書いて投稿したとします。これを見たある人は、「たいしたことではないし、放っておけばいいじゃん」と思うかも知れません。しかしながら、ちょっと解ってる人が見ると、このことが今後どういう不都合を引き起こす可能性があるか、容易に予測できてしまいます。ちょっと思いつくものだけでも次のようなことが考えられます。

◆管理人やゲストが掲示板のログを保存・整理している場合、投稿者名で検索したりする場合に不都合が生じる

◆投稿者欄に誰かへの宛名が入ったりすると、題名と投稿者両方に別の名前が入ることになり、誰が書いたのかがいよいよわかりにくく、ログを辿る人にとって益々見にくくなる。

◆これを「面白いじゃん」と思う人がでてきて、投稿者と題名を逆に書き込むことが一時的に流行(?)し、もはや訳がわからなくなる。

ちょっと考えてみただけでも、このような不都合が生じる可能性が考えられます。

またある人は「管理人がいいと言ってるなら良いのでは?」と言うかもしれません。でも繰り返しますが、管理人がどう思おうが、やはりダメなものはダメなんです。大きいことか小さいことかというのは関係有りません。それが将来的に悪影響を及ぼす可能性がある限り、直すべき所はきちんと直すべきだと思うのです。

またまた例えばの話しですが、ある飲み屋で、店主が
「俺の店では、客がどう振る舞おうがが自由だ。腹立つヤツは殴っても殺してもイイ」
という方針だったとします。だからといって、このお店で人を殺してもいいのでしょうか?当然ダメですよね。それは、「店主の意向」というものの前に「社会通念(刑法)」というものに従わなければならないからです。同じように、準公共の場である掲示板では、いくら管理人が良いといってても、それがネット利用上望ましくないことなら、やっぱりやってはダメなのです。飲み屋(掲示板)という公の場を利用する上では、店主(管理人)の意向がどうであれ、社会通念(ネットマナー)を逸脱した行為はすべきではないと思います。

特にネットでは、相手の顔が見えず、言葉しか頼る物がない。だから書き込みには細心の注意を払うべきです。ダメなことはダメ。まあ、確かに、ネチケを盾に、目くじら立ててこれ見よがしに怒る上級者を見ると、それはちょっと違うんでは・・・と思いますけどね。

いずれにしても、例え些細なことでも、直すべきところは直すべきだと思います。初心者の方には一見厳しいように思えますが、実はそうではなくて、初心者のときにそういうことをよく知っておくことが、その後将来、ネットでのやりとりを長く楽しんでいくためには大切なことだと思います。最初にしっかり教えてもらっておけば、負う傷は小さくて済みます。ネットである程度人間関係を作ってから失敗してしまうと、取り返しがつかないことになります。それが私の考えです。



(8)サイト管理は慈善事業ではない

ごくたまに見かけるタイプの人がいます。どういう人かというと、
「サイトの管理人たるもの、掲示板への書き込みには迅速且つ丁寧にレスするのが当然だ。それができないなら管理人失格だ!」
と思っている人です。

これは、私はサイト運営を始める前からいつも考えさせられてたことですが、私から言わせれば「冗談じゃない!」です。

そもそも何故管理人の皆さんがサイトを開こうと思ったのか?それを究極に言ってしまえば、「見に来てくれたゲストが楽しんでくれたらいいな」というのはもちろんだけど、「先ず何より自分が楽しみたい」からです。サイトを開設し、運営していくには、それなりのコスト(金)と手間がかかってるんですよ。それなのに何故自分がツラい思いをしてまで、他人を楽しませなければならないのでしょう?まあ、中にはそれが生き甲斐だという管理人も居るかもしれませんが・・・。

それに、管理人だって、いろんな考えの人が居て、「サイトをできるだけ発展させたい」と日々精進している人もいれば、「いろんな人と気軽におしゃべりしたい」とか、はたまた「ただ自分の自慢をひけらかしたいだけ」とか、それこそいろいろです。それに対してとやかく言う筋合いは無いでしょう?

例えば、魚釣りに来ているヒトに対して、「どうして貴方はそんな安物の竿を使ってるのですか?」なんて言われても困りますし、車をいろいろ改造(合法的に・汗)して楽しんでいる人に「そんなの何の役にも立たない。無駄だよ」なんて言う事自体無意味ですよね(笑)サイト運営だって同じ趣味の世界。やってる人がその方法で良いと思えば、それが正解なのです。

確かに掲示板にキチンとレスしないと、人は集まってきてくれません。でも、それで良いか悪いかを判断するのはあくまで管理人なのです。サイト管理人が、「1人でも多くアクセスしてもらって、少しでも多く掲示板に書き込んで欲しい」と思うなら、掲示板へのレスは誠実かつ丁寧にすべきだし、逆に「俺は、ただ自分の金魚をサイトでアップしたいだけだし、掲示板にはいちいちレスするのも面倒だから、掲示板なんてほったらかしだ。例え人が見に来てくれなくてもそれでいい。」と思うなら、そういうスタンスでサイト運営すればいいのです。もっとすごい管理人になると、自分のサイトの掲示板へのレスを何日もほったらかしにして、他のサイトでアクティブに書き込みしているという管理人もまれに居ますが(笑)、そのことに関して、第3者が「きちんとレスしろ!」なんて言う権利はどこにもないのです。その管理人の振る舞いが気に入らないなら、ゲストはその管理人のサイトに行かなけりゃ良いだけの話しですからね。

もちろんここに書いたのは、個人が趣味で楽しむサイトに限ってのことです。これがもし、ゲストからお金を取ったり(営利目的)、何らかの利益を享受しているなら、話は全く違ってきます。管理人はゲストが心地よいようにサイトを見やすく運営し、書き込みにはきちんと誠意を持って対応する義務が生じます。

でも、ぷーゆかを始め、一般人が運営しているサイトって、そうではないんですよね。サイト運営はあくまで管理人の趣味の一つです。運営方針は管理人だけにゆだねられています。

そして、ゲストのみなさんは、星の数ほどあるサイトの中から、自分の好みのサイトを見つけて、楽しめばいいだけなんですよ。何も気に入らないサイトにわざわざ出向いて文句言う必要無いじゃないですか・・・。釣りが嫌いな人が、釣り場に出向いて、釣りに興じている人に向かって「なんで貴方はこんなツマラナイことをするのか?ゴルフのほうがよっぽど面白いのに」なんて怒ってるのと同じくらいバカげていますよね(笑)そんなことやってるヒマあったら、コースに出るか、打ちっ放しに行って一球でもたくさん打って練習したほうが、楽しいしためになりますよね。



(終わりに)
と、今回は、以上です。サイ運営にあたって、私の思うことをいろいろ書いてみました。もちろん反論もあろうかと思いますので、遠慮無く掲示板やメールで意見して下さって結構です。

ただ、皆様に誤解されたくないのは、「俺たちゃこんなに忙しいんだよ!」とか、「こんなに苦労してるんだよ!」なんて見せつけて、ありがたがられようとか、同情されようなんて気持ちではないということです。やはり何はさておていも、好きでやってるサイト管理。だからこそ手間や時間がかかっても、またいろんな問題が発生しても、いろいろ考えながら、楽しくできるというものです。

たいていの管理人さんは、みなさんに楽しんでもらおう、そしてあわよくば管理人自身もいっしょに楽しんでしまおうと、一生懸命知恵と手間暇を振り絞って日々がんばっているということを、ちょっとだけ心の片隅にでも置いておいてくれたらうれしいな〜と思ったりするのでした。

では今回はこのへんで(長文読破お疲れさまでした)
  
 
語り部(かたりべ)ぷーさん