飼育方法(ミドリフグ編) 「水槽の掃除の実際」
 ミドリフグは金魚と違って汽水で飼います。だから、大掃除のときもちょっと工夫が必要です。
 ここでは、実際に私が行っているミドリフグ水槽の大掃除の手順を書いています。ベストな方法ではないかもしれませんが、よろしければ参考にしてください。
 また、「もっと良い方法があるよ」という方は教えてください(^^;

★汽水を作る

 濾材を掃除するのに、バクテリアへのダメージを防ぐ意味から、これまで水槽に入っている汽水を使ったほうが良いと、当然考えました。ということは、今度は新たに水槽に入れるための汽水が足りない・・・ということで、汽水を多めに作っておき、そして水槽の水温に合わせておきます。
 わが家の場合、水槽は5リットル。一回の水換えは1〜2リットル程度なのですが、大掃除用に4リットルの汽水を作っておきました。


★バケツに水槽の水を入れる

 掃除の間、フグを待避させておくためのバケツです。濾材洗い用にいくらか残しておくことを忘れないように。私は半分くらいをペットボトルを切り抜いて作ったひしゃくでバケツに移しました。



★ミドリフグを別容器に待避させる


 ミドリフグを先ほどのバケツに待避させます。短時間ですから、わざわざエアレーション等必要ないと思います。
 ミドリフグはビックリして暴れると思いますが、できるだけそ〜っと掬い、バケツに移すよう心がけましょう。


★濾材、珊瑚砂を洗う


 水槽の中に残した汽水を使い、底に敷いた珊瑚砂や濾材を洗います。真水で洗うとバクテリアが死んでしまいますので、こうするのが良いと思います。



★洗った濾材を汽水に浸けておく


フグを待避させておいたバケツに濾材もいっしょに浸けておきます。これでバクテリアが死んでしまうのをできるだけ抑えます。もちろん珊瑚砂をドサドサと放り込んだら、フグがビックリして脱走するので、面倒でもそ〜っと入れましょう。



★水槽や器具を洗う


 水槽や器具類(水温計やフィルターのパイプなど)を洗います。こちらは濾材&珊瑚砂と違いバクテリアは関係ないので、真水でスポンジやたわしを使いゴシゴシやっても大丈夫です。


★器具類をセットする

 フグへのストレスを防ぐためにも、フグを入れる前に、フィルターや水温計等を設置しておくと良いでしょう。


★フグと濾材&珊瑚砂を水槽に入れる


 取り出したときと同様、フグをおどろかせないようそ〜っとやりましょう。まず水をいくらか戻し、次に作り置きしておいた汽水を少し足し、そしてフグを入れる。その後、濾材や珊瑚砂を少しずつ戻してやれば良いでしょう。あとは、作り置きの汽水を、間を空けて少しずつ入れていきましょう。
 ・・・それにしても水槽がピカピカになりました(汗)
 フグも嬉しいというより、とまどっているような気が・・・(^^;


以上、私がやってみた手順です。
真水と違い、汽水は作るのに多少手間が要りますから、あらかじめ十分な量を用意しておくことがポイントです。また、水温だけでなくて、比重(海水の素の濃度)も合わせておくことはもちろんですし、できたらいくらか珊瑚砂をいっしょに入れておけば、pHも近くなると思います。

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