使用レポート 水質検査薬(pH,NO2 各社各商品)
★テトラテスト試験紙 pH


テトラのpH試薬(試験紙)です。テトラの試験紙タイプの水質検査薬は、比色がしやすくて価格も手頃でオススメです。

◆測定範囲及び精度(目盛り)
 淡水 pH4.5〜10.0 (精度0.5)
 海水 pH6.7〜8.9 (精度約0.5)
◆測定方法
 試験紙を測定する水に約60秒浸けた後、直ちに比色。

なお、24回分(枚)入りですが、「工夫&節約術 試薬を節約して計測回数を増やそう」の項を参考に実行していただくと、倍の回数測定可能です(ハサミで1/2に切るだけ)
見やすくてオススメ度は◎


★テトラテスト試験紙 亜硝酸(NO2)



上と同じテトラ社のNO2試験紙です。

◆測定範囲及び精度(単位:mg/リットル)
 淡水:0−1−5−10−25−50
 海水:0−0.5−2.5−5−10−20
◆測定方法
 試験紙を測定する水に1秒浸け、30〜60秒待って比色

見やすくてオススメ度◎


★NISSO マリンアート水質検査薬 亜硝酸(NO2)



こちらは試薬(液)タイプのものです。液のものは測定手順がちょっと面倒だったりしますが、その分測定値の信頼性は高いと思います。

◆測定範囲及び精度
 不明
 (0.15−0.25−0.5−1以上となってますが、単位が書かれていません)
◆測定方法
 @測定する水を付属の試験管の中に2.5cc入れる
 A試薬1を3滴加え、ふたをしてよくふり混ぜる
 B試薬2を3滴加え、ふたをしてよくふり混ぜる
 C2分待ち、比色表で比色する

比色はしやすいのですが、測定の手間がかかるので、オススメ度は○〜△


★GEX テストペーハー

GEX製のpH試験紙です。
お店で売っている物の中で最も安かったので買ったのですが、ハッキリ申し上げて使い物になりません。測定範囲はpH:6.2〜7.8で、測定精度は0.2と一見優れているように思えますが、とにかく比色が全くできません。そもそも比色表では、試験紙の黄色が、pHが高くなるにつれ水色がかってくるような感じの色合いなのに、実際に試験紙で試すと、水色というより紫がかった色がでてきます。しかも試験紙そのものが変色するのではなくて、黄色の試験紙に、紫色っぽい色素が浮いてくるような感じなので、非常に見にくいです。水滴を拭くか拭かないかで測定値(見え方)が違ってきてしまいます。
ということで、たまたま私が買ったロットが不良だったという可能性もわずかにあるにしろ、メーカーには申し訳ありませんが、オススメ度は×です。
  
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