濾過能力アップ!なんていうと一体何をするのか?と思われるかもしれませんが、使用するのは、普通のペットボトルのフタです。これを、カッターか何かで、写真のようにくりぬいて、右側の輪っかになった部分を使用します。 |
★読者からのたれ込み情報 上記について、本サイトのお客様である某氏から貴重な情報をいただきましたので紹介させていただきます。 某氏によりますと、上記でペットボトルのフタを使用すると、加工が難しい上に(硬いので)、モノによっては、サイズが合わないのか、穴にはめにくいとのこと。 その代わりに、写真のフィルムケース(白い半透明のもの)を使用すると、加工もしやすく、サイズ的にもピッタリだということです。 なるほど、フィルムケースならペットボトルのフタよりも柔らかいですから、カッターナイフで安全に加工できますし、高さも自由自在ですよね。コツは、フィルムケースの高さよりも濾過槽の水位のほうが若干高くなるので、目標水位よりもフィルムケースの上端がやや下に位置するような長さに加工することだそうです。 私はまだ実験していないのですが(デジカメばかりでフィルムケースが無いんです・泣)、是非とも試してみたい技ですね。 また、「メーカーが最高の性能が発揮できると思う水位に設計しているとすれば、このように濾過槽の水位をアップしたりしても効果があるのかな?」というような声もお寄せいただきました。これについて、私の考えを述べさせていただきます。 メーカーが上部フィルターを設計するときは、能力はもちろんですが、それよりもむしろ、「安全」を第一に考えてマージンを作っていると考えられます。つまり、詰まったりはずれたりということができるだけ無いように、また万一詰まったりはずれたりしたときに、被害がでにくく、でてもできるだけ最小限に食い止めることができるように、との考えがあると思います。それが、上部フィルターにおいても、深〜い濾過槽の下部にちょろっとしか水を流さず、オーバーフロパイプもかなり低めに設計にされている理由だと思います。故に、上記のような改造で水位を上げることによっては、、濾過槽の実質容積が増えるので、当然濾過能力はアップすると考えられますし、併せて考えておかねばならないのは、水位が上がることによって、安全マージンが狭くなる、つまり水がこぼれたり等の事故の危険も増えるものと考えられます。 よって、上記のような改造を行う場合、必ず自己責任で行うということが大前提です。おそらくそのままでもまず問題はありませんが、心配なら、水漏れしてもよい部屋に水槽をおいたり、自分でオーバーフローパイプを追加でつけたり、対策を行ってください。何度も繰り返しになりますが、改造する場合は、どのような事態を生じても、絶対人のせいにしないこと。これができない人は、器具の改造には絶対手を出さないようにしてください。 ご希望によりまして、某氏のお名前は伏せさせていただきますが、貴重な情報をお寄せいただきましたことにお礼申し上げます。 |
左の写真は、濾過層から水が水槽へ落ちる排水口の部分です。2つの穴が縦に並んで見えますが、上が通常の排水口、下が万一の場合のオーバーフロー用の排水口です。NEWクイックフローでは、上側の通常の排水口が斜めにカットされていて、比較的低い水位からでも水が落ちてしまいます。そこで先程作ったペットボトルのフタを下の写真のように排水溝に被せます(サイズが測ったようにピッタリ!)すると、排水される水の水位が少し上がりますので、結果、濾過層の水位も少しアップするというわけです。効果のほどですが、上の写真ではウールマットが全く水に浸かっていませんが、下の写真では赤の矢印のところまで水位があがっているのがわかると思います。 ただし、最初も書きましたが、オーバーフロー対策のなされていない機種では、くれぐれも漏水にご注意ください。 |
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