94式軽装甲車
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通称「豆タンク」ともいわれる94式軽装甲車。この戦車は全長が3.36メートル。幅1.62メートル。高さが1.63メートル。重さは3.45トン。重さと高さを抜かせば乗用車ほどの大きさですね。装甲の厚さは8〜12ミリですので歩兵の小銃がギリギリ抑えられる程度・・・。
なんで、こんな小さい戦車を日本は作ったんだ?と疑問が湧きますが、実は、この94式軽装甲車は、もともと戦車として作られたわけではないんです。
最初は、物資を運ぶトレーラーを牽引するためにつくられたんですね。しかし、使命が牽引とはいえ、戦場に出て行くわけだから、少しくらい武装しておこうということで機関銃を装備。なんだか戦車のような形になっちゃったんです。
しかし、日中戦争に投入してみると意外と使える。当時の中国軍は対戦車砲を有効に使ってなかったんで活躍することになります。
すると、もっと火力を上げろ!定員2名は少なすぎるだろ!防弾ガラスにしろ!などの欠点が指摘され97式軽装甲車(テケ)が生産されることになります。
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