このホームページでは、ゴロ合わせによる歴史の暗記方法を主に紹介してきましたが、ちょっと変わった暗記法もご紹介します。
それは、自分のお部屋を使った暗記方法。
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まず、部屋の壁を3つくらいに分けてしまいます。下の写真のように飛鳥、奈良、平安といった具合です。そうしたら、その時代に起きた出来事や活躍した人物を時代ごとに貼りだしていきましょう。飛鳥時代なら、聖徳太子、遣隋使・・・。奈良なら平城京、墾田永年私財法といった覚えたい人物や出来事、法律などをなるべく大きな文字で書いて張っていきます。
始めは、あまり多くのものを貼らないほうがいいでしょう。覚えたいものだけを貼るようにしてください。1つの時代で10個くらいが目安です。貼り方は、上から時代の古い順に張ってもいいですし、聖徳太子を貼ったなら、関係のある冠位十二階や17条憲法などを近くに貼るといったように自分でアレンジしてみましょう。
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この暗記方法のいいところは、特に覚えようとせずとも自然に覚えてしまうというメリットにあります。
毎日、張り紙を目にしていることで、平城京が部屋のどこに貼ってあったのか?など、数日で目を閉じれば、浮かんでくるようになるのです。 これで、時代のおおよその流れとその時代にできた法律や文化、起きた争い、活躍した人物などが把握できるようになります。
例えば、目を閉じても部屋に置いてあるテレビの位置はすぐに分かりますね。部屋に置いてある漫画本、例えばワンピースはどの辺りに置いてあるかも分かるでしょう。引き出しにしまってある爪きりの位置も分かるのではないですか?
同じように井原西鶴がどこに張ってあったか?また、井原西鶴の横に浮世草子。その上には元禄文化をはっておけば、井原西鶴、浮世草子、元禄文化がひとまとめで頭の中に自然と入ってくるようになります。
始めは、本当に覚えたい人物や出来事だけを貼るようにしましょう。大体、書いて貼っている間に半分くらい頭に入ってしまっています。数日して、すべて目を閉じても把握できるようになっていれば、張り紙をどんどん増やしていきましょう。
部屋の壁を3つの時代でなく横でも区切り、6つで分けてもいいのですが、始めのうちは、あまり細かく分けず、大雑把な分けかたをした方が、頭の中にすんなり入ってきます。壁は4面ありますので、できる限り部屋全体を使い、大きく分けましょう。
A4の小さなノートに必死に手だけを動かし何べんも書いて暗記するよりも、大きな部屋を使い、体を使って張り、目で覚えてしまったほうが、忘れにくく、歴史の流れなどもすんなり頭に入ってきます。
参考書などは、その後ゆっくりやればいいのです。時代の流れや人や出来事の名前を覚えてからの方が細かな所などずっと楽に理解でき頭に入ってきますよ。
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