第一次世界大戦での新兵器
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第一次世界大戦では、多くの近代兵器が登場し、被害者を増やしていきました。
まずは、戦車。これは、現在の戦車と比べれば性能は格段に低く砲台も付いていない。しかし、デコボコ道をグングン進んでいってしまうので大いに役立ったようです。
次に飛行機、これも性能は低く、偵察に使われた程度。
もっとも、死者の数を出したといわれているのが、毒ガスです。これは、結構簡単に開発ができ、さほどお金もかからず、大きな効果が得られたので多くの死傷者を出すこととなりました。
そして、潜水艦の発明。これは、ドイツが開発し、それまで中立国であったアメリカでしたが、ドイツがイギリスの周りを潜水艦で囲み、そこに出入りする船を片っ端から攻撃するという無制限潜水艦攻撃を始め、1917年にアメリカまでも参戦することになります。
また、第一次世界大戦からは、総力戦の戦争と言われ、それまでは、あくまで軍隊同士の戦争であった争いが兵器の生産など民間人も巻き込まれる時代へと変わっていきます。
これらは、国民に生活苦をもたらし、反戦運動や革命が起こる原因ともなり、ロシアでは1917年にロシア革命が起こり戦線離脱。ドイツでもドイツ革命が起こり、皇帝が退位して共和政国家が生まれました。
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