第二次世界大戦 アメリカ参戦
|
1939年に始まった第二次世界大戦は、開戦2年ほどはヨーロッパを中心とした戦いでした。アメリカでは1935年に中立法という法律(中立の立場をとり国際紛争に巻き込まれないようにしようという法律)がありましたが、ドイツにフランスが降伏し、イギリスが孤立すると態度を変えます。
1941年に武器貸与法(ぶきたいよほう)が成立。これは、中立の立場をとりながらも武器の援助は可能であるとした法律です。そして、アメリカはイギリスなどへの物資支援に乗り出します。
当時、日本は中国と日中戦争の真っ只中。長期化する日中戦争を打破しようと日本はドイツ、イタリアと同盟を結びます。
この日本の行動を見て眉間にシワを寄せたのがアメリカ。アメリカが支援しているイギリスの敵であるドイツ、イタリアと手を組み、更には資源を求めて東南アジアにまで進出し始めた日本。
東南アジアには、アメリカやイギリスが植民地や利権を持っている地域が多くあります。
日本の動きに危機感を抱いたアメリカは1941年に日本への石油の輸出を禁止。石油など止められてしまったら中国との戦争に勝てっこない。飛行機も戦艦も動かせなくなりますからね。
日本は、アメリカとの交渉を試みますが、アメリカからはとうてい受け入れることのできない要求を突きつけられ日本は交渉を打ち切り、1941年12月8日、真珠湾のアメリカ海軍基地を攻撃。こうして日本とアメリカは太平洋戦争へと突入。三国同盟の一節にアメリカが参戦してきたら三国共同で戦うという約束がなされていたことからドイツ、イタリアもアメリカに宣戦。
こうしてアメリカが第二次世界大戦に登場することになるのでした。
<世界大恐慌
>冷戦
|
|
|