博望波の戦い
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博望坡の戦い(はくぼうはのたたかい)とは、三国志演義にて諸葛亮の緒戦として描かれた場面です。
博望坡という地域は、現在の中国河南省方城県にあたります。正史三国志においては、劉備が自分の陣に火を放ち、撤退すると見せかけ、曹操側の夏侯惇の軍を打ち破ったと書かれておりますが、三国志演義では、もう少しドラマチックに詳しく述べられております。
では、演義に描かれている博望坡の戦いはどのように書かれているのか簡単に・・・。
曹操は、劉備のいる新野に向けて夏侯惇、李典、干禁、夏侯蘭らを討伐に向かわせます。
夏侯惇らの軍はおよそ10万。対する劉備軍はわずか1万ほどの兵力・・・。
この絶望的な状況で策をひねり出すのが諸葛亮です。新野の東北にある博望坡に敵を誘い出し返り討ちにするというものでした。
まず、劉備、趙雲らが敵を挑発して博望坡に誘い込みます。挑発を受けた夏侯惇が劉備らを追ってくるとそこには、山や川に囲まれ、草が生い茂った景色が広がっておりました。正に、火攻めに最適!
すぐに李典は危険を感じ取りますが、時すでに遅し。背後から火の手が上がり、すぐに火の海に囲まれます。これにより、曹操軍は大混乱・・・。さらに関羽、張飛らが退路を断ち、この戦により、夏侯蘭は張飛によって討ち取られています。
三国志演義では、新参者の諸葛亮が見事な采配を見せ、古参の武将たち関羽、張飛らに認められるという場面として描かれます。
<新野・樊城の戦い
>赤壁の戦い
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