歴史年代ゴロ合わせ暗記  

歴史年代ゴロ合わせ暗記第二次世界大戦の戦車・戦闘機・戦艦>4式戦闘機 疾風

   

四式戦闘機 疾風 


 名門、中島飛行機の集大成ともいうべき高性能戦闘機「疾風(はやて)」。

 試作機の完成は1943年で終戦までの2年間に3000機以上が生産されます。零戦、隼に次ぐ3番目に量産された戦闘機ですね。

 この疾風は、小型であるのに2000馬力を出せるエンジン「ハ-45」を搭載し、最高速度は実戦にて時速650キロ以上出たといいます。尚且つ、軽量で操縦性に優れ、20ミリ機関砲と武装も強力、さらに防弾も座席後方に9ミリの防弾鋼板を備えており、戦後アメリカでテストされた際には防御力が低いといった弱点を持っていた「零戦」よりも優れていると評価され「日本軍による戦闘機で最優秀機」と絶賛されました。

 しかしながら、制式採用は1944年の半ば。すでにガソリンの入手が難しくなっていたことや部品の品質低下、熟練工の減少などから故障も多かったようです。

 アメリカに握られた中国の制空権を部分的に回復させるなど疾風は活躍も見せますが1945年になると沖縄戦や本土防空戦に投入され、沖縄では100を超える疾風が特攻出撃していくことになります。