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承元の法難とは?


承元の法難(じょうげんのほうなん)とは、法然やその門弟らが弾圧を受けて、死罪、流罪となった事件です。

新しいかたちの法然らの教えは、既存の仏教教団には受け入れられず、彼らは朝廷へ法然らを念仏停止を求め直訴します。

そこに起きたのが松虫・鈴虫事件。後鳥羽上皇が寵愛していたとされる松虫・鈴虫の美しい姉妹は、周りからの嫉妬も強かったといわれ、心の安らぎを求めて安楽寺に詣でます。そして、そこで姉妹は尼になることを決意し髪を剃ってしまうのです。安楽寺とは法然の弟子である住蓮房と安楽房が開いたお寺です。

それを知り、怒り狂った上皇は、法然の弟子である住蓮房と安楽房ら4人を死罪、法然や親鸞ら7人の中心的な門弟も流罪となってしまい、念仏も停止となります。これらの事件を承元の法難、または建永の法難(けんえいのほうなん)といいます。