神武天皇にはモデルがいた？！
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「日本書紀」や「古事記」によると初代天皇は神武天皇となっています。しかし、この神武天皇は、実在しなかったのではないか？というのが現在の定説となっています。
とはいえ、モデルとなった人物はいたのではないか？そこで有力視されているのが天武天皇です。
天武・・・神武・・・。すでに名前が似ていますね。
しかも、日本書紀や古事記を編纂させたのが何を隠そう天武天皇だったのです。神武天皇が実在せず、虚構の人物だったとするならば、そのモデルを自分とさせたとしても不思議ではありません。
さらに、天武天皇は、壬申の乱の際、大和国を出ると直線的に北上することはせず、わざわざ尾張経由で美濃に入り、近江へと進軍しています。これは、日の昇る方向から攻め入ってはならないといった天武天皇の考えがあったそうですが、実は初代天皇の神武天皇も大和の地に都を作る際、同じように日の昇る方角から攻め込んではならないと遠回りして大和の地を目指しています。
天武天皇が神武天皇を真似て、そういった進路をとったのか？或いは、天武天皇が壬申の乱の際にとった進路をモデルとして神武天皇のお話を作ったのか？それは、定かでありませんが、天と神・・・。日本書紀や古事記を編纂させた人物・・・。
やはり、神武天皇のモデルとなった人物がいるとするならば、天武天皇がもっとも有力なのでしょうね。
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