歴史年代ゴロ合わせ暗記  

歴史年代ゴロ合わせ暗記第二次世界大戦の戦車・戦闘機・戦艦空母 加賀

   

空母 加賀 


 太平洋戦争にて前半の勝利を支えた空母「加賀」。この加賀、実はもとは巡洋戦艦であったのを改造し空母としたものでした。

 当初の計画では、「赤城」と「天城」を空母に改造する予定だったのですが、1923年に関東大震災が起こり、「天城」が大打撃を受けることになります。そこで、天城の代わりとして空母として改造することになったのが「加賀」でした。

 しかし、急遽、空母への改造が決定した「加賀」。赤城が最大速度32ノット出るのに対して加賀は最速27ノットくらい。新造時の巡航速度は14ノット程度とのことですので時速にしたら26キロほどと当時のほかの空母と比べても遅く、戦場では足手まといになることもあったそうです。

 しかし、速度は遅いものの積載量や1万海里の航続距離は優れていたので重宝され、真珠湾攻撃にも参加。日本軍の緒戦の快進撃を支えることになります。

 ですが、日本軍が大打撃を受けたミッドウェー海戦にて加賀も米軍機の奇襲を受け被爆。その内に一発が飛行甲板中央で炸裂し、艦長の岡田次作少将ら艦橋にいた殆どが戦死。さらにもう一発が飛行甲板を突き抜け格納庫内で爆発。誘爆が次々に起き艦は大炎上。加賀は日没と共に海の底へ沈んでいくことになるのでした。