慶安のお触書
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3代将軍 徳川家光(とくがわ いえみつ)の時、1649年に出されたとされる慶安の御触書(けいあんのおふれがき)。
その内容は、農民のあり方を示した法令でした。
- 幕府の法令をやぶったり、地頭や代官の言うことを聞かないようなことのないように。、また名主や組頭のことは自分の親のように思いなさい。
- 酒や茶を飲むなどの贅沢をしないこと。
- 農民は麦や大根などの雑穀を食べ米をあまり多く食べ過ぎないこと。
- 農民は、麻と木綿のほかは着てはいけない。
- 早起きをして朝は草を刈り、昼は田畑を耕し、夜は縄をつくり俵(たわら)を編むなど、それぞれの仕事をきっちりと行うこと。
農民は自分で米を作っているのにそれを食うなとか朝から晩まで働きなさいとか・・・。さらには、「嫁が美人であっても贅沢をするようなら別れなさい」といったようなことまで書かれていました。私にはとても耐えられない・・・。
当時の農民の厳しい生活が良く分かりますね。
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