国家「君が代」の由来
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我が国の国家である「君が代」。この君が代は、平安時代前期の古今和歌集におさめられた歌が元となっています。
「わが君は、千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」
意味は「私の大切なあなた どうぞ千年も万年も 小石があつまり大きな岩となり、そこに苔が生えるほど末永くお元気でありますように」といった歌です。
この歌は、やがて現在の「君が代」と同じ歌詞になり、おめでたい時に歌われたり、歌舞伎、浄瑠璃、物語などでも取り上げられるなどして庶民に定着していました。
幕末になると、開国した日本は外交儀礼の際、軍楽隊が演奏する為の国家の必要性がでてきて、遂に日本にも国歌が誕生することになります。そして明治13年に「君が代」が日本の国家として選ばれ、洋楽風に編曲したものが公表されました。
国家「君が代」について、日本国憲法では、「君」を日本国及びに日本国民統合の象徴である天皇を指すとし、君が代の歌に関しては、我が国の末永い繁栄と平和を祈願したものと解釈されています。
ちなみに、この「君が代」作者(作詞家)は不明です。
オリンピックやサッカーの試合でよく耳にする「君が代」。元は、平安時代につくられた歌だったんですねぇ。
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