クレオパトラは本当はそんなに美女じゃなかった?
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クレオパトラといえば、絶世の美女として有名ですね。しかし、最近ではクレオパトラはそれほど美人ではなかったのではないか?とも言われています。
そもそもクレオパトラってどんな女性だったのでしょうか?
クレオパトラという名前の人物は実は結構いるんです。絶世の美女として有名なのがクレオパトラ7世ですね。紀元前69年〜紀元前30年を生きた女性です。
17歳の時に9歳の弟と結婚し王位に就きます。エジプト王国のプトレマイオス朝での最後の女王です。
弟と結婚??現在の日本ではありえないですよね。しかし、当時の王族では当たり前だったようでクレオパトラの両親も近親婚です。ですが、クレオパトラと弟とは相性が悪かったようでクレオパトラはやがて追放されてしまいます。
その後のクレオパトラは古代ローマ帝のカエサルに近づき愛人となるとその力を使い再びエジプトの支配者へと返り咲きます。
しかし、そのカエサルが暗殺されると今度はカエサルの部下であるアントニウスを虜とするのです。
ローマの実力者たちを次々と手玉に取ってしまうクレオパトラ。そりゃ、そうとうな美女だったんでしょうね。ってところですが、プルタルコスという人物の「対比列伝」(英雄伝)にはアントニウスの言葉として次のように書かれています。
「クレオパトラの美しさは、かならずしも比類なき美しさというものではなく、見る人々を深くとらえるというほどのものではなかった」
えぇ?じゃ、なんでアントニウスは彼女に惹かれたの?
それは、クレオパトラの声にあったといいます。「甘美さが漂い、それは弦楽器のようだった」といわれ、その声は逃れようもない魅力に満ちていたと・・・。また、クレオパトラは7つの言葉を理解していたともいわれ、その彼女の知性にも魅力を感じたのでしょうね。
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